扉を開き、まずはご主人、女将さんに新年のご挨拶。
お二人のほっとする笑顔に迎えられ、



カウンターの椅子を引き…、
「ふく花」さんに来たら、何と言っても「浜千鳥」 。



冷えた体に、純米酒を熱燗で。
口当り柔らかな熱燗はほっとする美味しさで… 、



添えられたお通しが、うれしい三品 。



上品に炊かれた「昆布の佃煮」に、
キラキラ輝く宝石、「いくらおろし」、
それに、「カラフトししゃもの南蛮漬け」。



つまみながら開いた、「本日の品書き」がずらり。
刺身に天ぷら、焼物に、



「もう一品」に定番の「一品料理」。



中から選んだのは、
「アボガドとクリームチーズの海苔巻き天」。



揚げ立て熱々のところをほおばると、
アボガドとチーズが絡まりとろ～り、
これに山葵醤油がとてもよく合う 。



蕪の天ぷらはじゅわっと熱々、甘～い、
珍しい黄色のカリフラワーも甘い



今だけ限定、「浜千鳥」の「あらばしり」、
これを半合お替りをして…、



いよいよ今日のお目当て、
「イカスミ和えそば」、お願いします 。

この蕎麦専用に仕込んだ「薄口醤油かえし」をベースに、
イカスミペーストにチーズを混ぜ、
オリーブオイルでさっと炒め合わせ…



目の前に出された蕎麦は、
おおっ、黒いっ、まさにイカスミっ



ドキドキしながら手繰ってみたら…、
おっ、旨っ、これは美味しいっ、
イカスミに蕎麦、大いにありありっ

ニンニクを使わず、出汁と生姜でさっぱりと仕上げ、
そこにチーズのコクに、削り節の旨み、
イカスミの中から、蕎麦の風味がきちんと広がる。

実に巧みな味のバランス 。



途中で混ぜ合わせた紫大根おろしが爽やかに、



さらに、中の烏賊の身がいいアクセント、
スミ跳ねなんて気にしてらんない、も～う夢中～。

くー、ひと月だけだなんて勿体な～い。

興味シンシンのイカスミ蕎麦は、
想像以上の美味しさで…、



ほっと余韻に浸りながら、
最後に、「本日の甘味」の「人参のブリュエ」。



香ばしいキャラメリゼのトッピングに、
まろやかな玉子に人参の自然な甘みが溶け込み、
くー、これ大好き

寒さも忘れる、楽しく美味しい、
年明けの宵の蕎麦屋酒。

ご馳走さまでした～

イカスミ、ずっとやっていて欲しいけども…、
来月も、さらに再来月も、今年も楽しくなりそう～。

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