ずっと気になっていながら、
場所的になかなか伺えないでいたところ、
今宵はうれしいお誘い、ようやく訪れる機会が 。
町屋駅前の賑わう大通りから路地を入った、
静かな住宅街の暗がりに、
ふっと灯る、小さな看板。
その横に、点々と灯篭がともるアプローチがあり、
辿って行った先には、まるで隠れ家、
静かに佇む、ガラス扉の上品な佇まい。
町屋 「手打ち蕎麦 うじいえ」
扉を開き入った店内は、白壁に白木が柔らかな、
明るく上品な素敵なフロア 。
居心地の良さそうなカウンター席が並び、
奥から迎えてくれたご主人は・・・、
あっ!なんとっ、何てうれしい再会,。
以前あった、新宿御苑前の「松月庵」のご主人 。
昔伺った事を覚えていて下さり、
お聞きすると…、
体を壊して新宿をやめてから地元町屋に戻り、
3年前、自宅を改装して再オープンしたのだそう。
思いがけずの出会いに胸いっぱい、
奥の個室仕立てのテーブル席に通されて…
御苑時代も、「創作蕎麦料理」を出していたご主人、
お料理もずらりと豊富、
お蕎麦の品書きもチェックして…、
今日頂くのは、4300円のコース料理。
まだ興奮冷めやらぬまま、
まずは、ビールで乾杯~。
程なく、次々に出された、前菜の盆。
見目美しく盛られた品々は…、
炊き味がいい、好物「つぶ貝うま煮」に、
「いぶりがっことパルメザンチーズのポテトサラダ」、
「トマトとアボガドのクリームチーズごろ和え」、
これ好きっ
出汁の旨さが光る、
「冬瓜の冷やし蟹餡かけ」、
大好きな「子持ち昆布」まで揃ったら…、
これはもうたまらずお酒 。
静岡 「臥龍梅」 純米吟醸
椀物は、ミニ大根を添えた「蟹真丈」。
真丈は、ふっくらほろほろ、
しかも、はぁ~、このお出汁がとっても美味しい 。
お造りも素晴らしい 、
大間の鮪は、大トロも赤身もとろ~り蕩け、
「シマアジ」に、希少な松輪の鯖の「シメ鯖」。
お酒もお変わり、福島「写楽」純米吟醸
ここにうれしい、焼き魚、
今が旬「秋鮭の西京漬け焼き」 。
こんがりと焼かれた身はじっとりと脂が乗り、
西京味噌の塩梅もぴたり、ん~旨いっ 。
ベビーコーンはシャキッと甘く、
蕎麦豆腐はとろりと滑らか。
お酒がすすむすすむ 、
宮城の「日高見」純米吟醸(芳醇辛口)
最後は、「天ぷら盛り合わせ」。
美しく花を咲かせた天衣の、
立派な海老はぷりっと身がつまり、
レンコンに、舞茸、大海老の頭が添えられて…
…と、蕎麦寿司まで 。
しかも、白海老の軍艦蕎麦寿司 。
くぅ~、幸せ~
「うじいえ」さん、さらに腕上げた?
どれもこれもがとっても美味しいお料理に、
〆は、外イチで打たれた「せいろそば」。
北海道雨竜の新そば。
ところどころにホシ散る蕎麦は、
もちもちっとしたしっかりとした腰があり、
手繰る毎に甘みがじわ~り。
お蕎麦も美味しいっ 。
喉越しよく、食べやすく後引く蕎麦に、
鰹香るまろやかな汁がそっと寄り添い、
あっという間に手繰ってしまう。
皆揃ってせいろのお替りをする中…、
私は、「かけそば」でお替りを 。
琥珀に澄んだ汁を早速一口。
はぁ~、しっくりと柔らかく、
鰹に昆布宗田節がまろやかに溶けた、
飲んだ後の体にほっと染みる、しみじみとした旨さ 。
蕎麦は、汁に浸っても尚腰残し、
せいろとは又違うおいしさ充分。
すすりすすり、汁まで飲み干して・・・、
蕎麦湯は、熱々濃厚とろ~りポタージュ。
これが又美味しく、たっぷり頂き、
甘味は、「蕎麦茶ブラマンジェ」 。
はぁ~、美味しかった、
始終もてなして下さる女将さんも温かく、
皆とわいわい、とっても楽しいひと時に…
ご馳走さまでした~
又ぜひ伺って、
今度はカウンターでほっこり憩ってみたいな

「手打ち蕎麦 うじいえ」
荒川区町屋3-5-13
03-6807-8538
11:30~14:00 / 17:30~22:00
火曜定休
禁煙
お店のHP
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