久しぶりにお会いする、ご主人の笑顔がうれしく、
用意して下さっていたテーブルに腰降ろし…、
「おいしいお蕎麦とちょっと一杯」、
「きぬたや」さんに来たら、蕎麦前は外せない 。
出して下さった、「写楽」純米酒は、
きりりと辛口、最初のお酒に丁度良く、
添えて下さったお新香に、
しっかりとした木綿豆腐を頂いて…
お変わりは、同じく福島会津のお酒、
「飛露喜」特別純米酒。
するめの返し漬けを充てに、
「磯自慢」特別純米 雄町
澄んだ清らかなこのお酒は私の好み。
フルーツトマトとチーズで、
「新政」 陽乃鳥(ひのとり) 貴醸酒
ようやくご主人とお話しもでき、
「野菜の天ぷら」を頂いて…
今日打たれている蕎麦は、三種類。
そろそろ、楽しみにしていたお蕎麦をば
まず出されたのは、
三芳の常陸秋そば、手挽きそば。
24メッシュ篩いの、丸ヌキ粗挽き。
手繰り上げた途端立ち込める、
ふっくらと温もりのある、蕎麦の香り。
きゅっと〆った腰に、つつっと落ちる喉越しの心地よさ、
豊穣とした芳ばしさが口に満ち満ち、
これこれこれ、ああ…、美味しい~
二枚目は、玄挽き粗挽き、
手挽きし打たれた、
奥出雲、横田の希少な「小そば」。
透けるグレーの蕎麦に、銀河のように煌めく蕎麦のホシ。
ざらりとしたほのかに感じる舌触りに、
くっと抜けていく深い濃い蕎麦の味。
「きぬたや」さんらしい、
玄挽きでも実に上品、儚き美に心底うっとり~。
あっという間に二枚の蕎麦をたいらげ、
三枚目は、冷かけおろし。
大分豊後高田の常陸秋そば。
すっきりとした冷かけ汁に、
きゅっと〆った蕎麦の爽快さ。
流れるように喉を落ち、手繰る手が止まらない 。
汁まで飲み干し、堪能し…
最後は、平打ち蕎麦の釜揚げそば 。
幅広蕎麦の、もっちもっちとした歯ごたえ楽しく、
温まった蕎麦は風味が立ち、
噛みしめる毎に広がる、甘く芳ばしい蕎麦の味。
素朴でほのぼのとした蕎麦の滋味溢れ…
ストーリーを感じる、蕎麦4種。
蕎麦湯でゆっくりと余韻に浸り…
ご馳走さまでした~
最近、週一日くらいなら、と、
お昼の営業を検討していると、と主人。
そうなったら、うれしいなぁ

「きぬたや」
国分寺市東元町3-19-34
042-326-7399
17:00~21:00
月曜、火曜、8日
禁煙
2015年 10月22日 心づくしの蕎麦4種
2015年 1月21日 福井在来、三芳、横田の小そば、赤城深山、対馬そば
2014年 6月16日 お酒とお蕎麦の女子会
2013年12月19日 「悲しみを胸に秘め、蕎麦に想いを」
2013年 9月10日 「夏そば」食べ比べに「辛味ぶっかけ」
2013年 5月16日 心に響く手挽き蕎麦
2012年 8月12日 4種の蕎麦
2011年 6月 9日 六種の蕎麦
2011年 3月 2日 「5種の蕎麦」
2010年 5月19日 「6種の蕎麦」食べ比べ
2009年 9月 9日 「天ぷら」に絶品6種の蕎麦
2009年 8月19日 再び訪問、6種の蕎麦を堪能
2009年 6月24日 「『きぬたや」にて、野菜天ぷらにせいろ三種」
移転前のお店
2006年 9月13日 「賛・きぬたや」最後に頂く蕎麦三種
2006年 2月23日 私の為に打ってくれた蕎麦
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