丁度昼どきだが、こういった街だと平日の昼時は、ゆっくりと入れるのがうれしい。返って、休日の方が混んでたりするんだろうな・・。
久しぶりに訪れた店内は、相変わらずのこざっぱりとしながら、端はしには、奥様の趣味かな?と思わせる飾りつけがかわいらしい。
とはいいつつ、このさりげなさが、すっきりとしていて、男性にも受け入れやすいのではないだろうか・・・などと思える。
一番奥の席に腰を下ろし、お品書きを広げ、「当店のそば茨城山方の蕎麦を自家製粉し、十割で打ったそばです」との一文に改めて目を通す。
派手さはないが、実直にこなしている様子が伺えるようだ・・・。
さて、前回は、「もりそば」だったので、今日はずっと心に残っていた「田舎」を頂くことに。
そうこうしてる間に、二組のお客さんが入ってくる。
「天もりとビールね」などと声をかけているおじ様は常連さんのよう・・・。それを聞くと、珍しく暖かい今日などは、私も・・・と、思いたくなっちゃったけど、今日は時間が許せないので、んーっ、がまんっ。。
と、目の前に「田舎蕎麦」が置かれる。
田舎蕎麦は、笊にもられ、ところどころにホシの散ったグレーの蕎麦。
香りもよく、繋がりもしっかりしてる。。
さてさて・・、と口に含むと、しっかりとした腰。それでいて、ぼそぼそした感じはなく、喉越しもいい。
蕎麦の風味も、やわらかに広がり、後からなんとなく蕎麦の甘みが追ってくる感じも。
なかなか、おいしい!蕎麦なんだけど、欲を言えば、田舎ならもっと粗挽き感の、穀物のざらつき感というか、野趣さがあったらこの上ないんだけど・・・
でもでも、このままでも十分おいしいからこその欲であって、単なる、あくまでもわたしの好みの問題で、十割でこれだけしっかりとした蕎麦は、かなりのもの。
つゆも、枕崎産本枯節を使った・・とのことで、まろやかの加わった辛口のそれはとてもおいしい。風味も濃さも蕎麦とのバランスがいい。
後から出された、鉄瓶の湯桶に入った蕎麦湯は、さっぱりとした白濁したもので、これがとてもクリーミィな舌触りのおいしいもの。
んー、すっかり満足~・・・
丁寧で、そして夫婦で実直にやってるようなこのお店。なんというかひたむきな感じが、なんだか気持ちよく・・・、今度はゆっくり来てみよう・・と改めて感じてくる。壁に張られた、「おひたし」や「そば豆腐」の品書きも弾かれるし、新しくできたのかな?「そば三昧」というのがあって、前菜4品に、蕎麦、お酒で2,000円っていうのもいいな・・・などとちょっと興味も。。
時間がなく、ゆっくりもできずに席を立つと、先ほどのおじ様の天ぷらがとってもおいしそうで・・・、んーっ、これもいいなぁ・・なんて思ってくる。
厨房に入っている、ご主人からも、今回もしっかりと、「ありがとうございました!」との声を聴きつつ、店を後に。
おしっ、今度はぜったーい、蕎麦前からゆっくりしにこよっと・・・。
*お品書き
さらしな 830円、もり 880円、田舎 930円、天もり 1,680円
つけとろ 1,080円、おろし 1,100円、胡麻汁 1,100円、鴨汁 1,200円
玉子とじ 1,050円、山かけ 1,080円、天ぷら 1,680円、鴨南 1,600円
そばがき 900円、そば味噌 300円、蕎麦豆腐 450円、
玉子焼き 780円、鴨焼き 1,100円、車えびと野菜の天ぷら 800円
景虎、豊盃、竹鶴、眠龍、松の井 (600円~)
手打ちそば にはち
練馬区石神井台7-9-6
03-3920-2815
11:30-14:30 17:00-21:30(L.O)
火曜、第三月休
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