仕事がちょっと長引き、遅れて到着、



急ぎビールを頂き、まずは乾杯、ぷはっ



今日のお通し、「ひじき煮」に、



残してくれてた、「たぬき豆腐」、



鈴廣の美味しい「板わさ」をつまみつつ、
ようやく落ち着いてきたところに…



じゃ～んっ 、立派な桐箱に包まれた、
幻の酒、「十四代」「龍泉」参上～。



磨き35％、限界低温発酵、雫取り斗瓶、氷温貯蔵熟成酒



開栓には、息を飲み…



一滴たりとも零しちゃいかん、
慎重に猪口に注いで、
来年の幸願い、改めて乾杯～。



はぁ～…、なんて尊い味わい 。
ふわりと広がる柔らかな香りに、
どこまでもどこまでも上品な、優しい甘みに心が蕩ける…



3人静かに目を閉じ、じっくりと翫味していると…、

これが「中清」ご主人の素晴らしさ。
「飲み比べてみて」
すっと出された、同じ「十四代」の「七重ニ十貫」。

比べてみて、改めて知る、「龍泉」の素晴らしさ…



とはいえ、「龍泉」はぐびぐび飲んだらバチ当たる。
続いて、出雲の酒、「丈径」、



2013、2014、年度違いで飲み比べ。
ほお～、一年寝かした酒の、落ち着いた味がいい 。



食べた事がないという、
中清に来たら、これは食べなきゃの、
薄切りカツ、「とんちんかん」を充てに、



「王禄」　純米大吟醸　「意宇（おう）」に、
「根知男山」　純米吟醸….



このお酒に、つい頼んじゃう、
ぷちぷち粒弾ける鱈子、「紅葉子」を頂き、



最後は、「菊姫」、「鶴の里」
24ＢＹ、25ＢＹを飲み比べ…

ふぅ～、今年の日本酒納めになっちゃいそう～。



さらに、「中清」のかつ丼は、やっぱり人気。



そのビジュアルだけでも、美味しさが伝わる、
一口もらったカツは、確かに旨いっ　。

ラードで揚げられた衣はサクサク、
蕎麦汁で煮た、ほろりとした卵のとじ具合、
「かつ丼」好きの誰もがきっと愛するに違いない。

「カツ丼」がきたんなら…
冬になると、見かける「鍋焼うどん」。
今日は思い切って、頼んじゃおう～。



これまで来て、初の「鍋焼きうどん」は、
ぐつぐつ湯気立て、見ただけ食欲そそる 。



熱々のところを取り分けて、



はふっはふっと手繰れば、
汁に煮込まれてもなお腰しっかり、
味の染みたうどんが、実に旨いっ 。

ほろろっと衣のほどけた海老天に、
ほんのり半熟の鶉の卵、
煮込まれた板わさ、私はこれが好き 。

知らなかった…、「中清」の「鍋焼き」、めちゃ旨っ。

もちろん、これで済むはずがなく…



〆は、もちろんお蕎麦
まずは、細挽きの「生粉打ちそば」。



赤城の夏の新蕎麦「なつみ」。
秋すぎ、冬になった「なつみ」は程よく熟し、
豊かな香りがふわ～り。



寝かしたことで、じわりと風味も増し、
ふっくらと香ばしくそして甘く、美味しいっ



続いて、私のイチオシ「粗挽き蕎麦」。



一年寝かした、茨城筑西の常陸秋そば。



むわ～と広がる、甘やかな香りはまるで媚薬。
もちもちとしたその腰、
だだ茶豆に似たこの味わい、くぅ～…

余韻と語らいを充てに、蕎麦湯をゆっくりと頂いて…

ご馳走さまでした～

美酒に鍋焼き、そして蕎麦、
なんて素敵な午後のひと時。
誘って下さった、仲良しご夫婦に、感謝です

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