馴染みのない場所で、なかなか伺えないところに、
今宵はうれしいお誘い。
スカイツリーのたもと、夜の吉原で蕎麦屋酒 。
駅から離れた、静かな夜闇に、
ふっと灯りが点る、白壁に腰高白木の粋な風情。
去年開店した、「江戸東京蕎麦の会」のお蕎麦屋さん 。
吉原 「蕎麦酒場 もん」
入口に置かれた黒板には、「おそばとお酒」
いいなあ…
品のいい格子扉を引くと、
居心地の良さそうな、活気に満ちた明るい空気。
テーブル席に、カウンター、何人ものお客さんが既に憩い、
壁に置かれた黒板には、びっしりと書かれたお品書き。
刺身に天ぷらなどなど、楽しそ~う
迎えてくれたご主人も親しみやすく、
ビールはうれしい赤星、早速、今宵に乾杯~ 。
卓上の品書きも豊富で迷うほど、
天種もユニークで面白い。
マッシュルーム天に、自家製かまぼこ天、
さらに、魚肉ソーセージ天までもっ 、
回し見て…、あれこれいろいろ注文~。
すぐ出る「浅漬け」は、もちろん自家製 、
「鴨みその葱あえ」に、お酒が欲しくなり…
お酒のラインナップも個性的 。
始めのお酒はすっきりと、
愛媛のお酒、「石鎚」 純吟無濾過中汲み袋吊り。
盃に持ち替え、再び乾杯~
程なく届いた「スルメイカゲソ天」には、
天つゆに、紅塩に、柚子胡椒、
ふっくらと揚がった「とり天」には、
「自家製塩ぽん酢」が添えられ、これがよく合う 。
次のお酒、東出雲の「王禄」で頂いたのは、
宮崎のブランド地鶏、「知覧鶏たたき」。
九州醤油とニンニクの「宮崎青島風」
充てにいい料理にお酒がススムススム、、
山形 「東北泉」、純米雄町。
そして、ようやく届いた、「マッシュルーム天」。
ころんっと丸ごと揚げられ、齧ればじゅわっ、
滴る程にジューシー、その味が濃いっ。
見た目もかわいく、これ、いいな~
ふっくらとした「そばがき」は、湯溜めタイプ。
なめらかでふわふわ、柔らかく、
口の中で蕎麦の香ばしさが蕩けまどろみ…
カリっとした表面が香ばしい、
「揚げそばがき」は、やっぱり美味し~い 。
奈良「花巴」の、樽香を楽しみ、
こってり「鴨味噌」で、瑞々しいきゅうりをポリポリ、
最後は、店主の隠し酒、
島根の「蛍舟」 木槽しぼり純米生原酒 佐香錦
気さくでフレンドリーなご主人も好感度大、
すっかり楽しませて頂いて…
そろそろ、お蕎麦を頂こうと…
まずは、、
「辛味大根そば」に、知覧どりの「地鶏汁」
普通の盛りに、「大盛り」の盛りがすごいっ 。
うっすらと緑がかった蕎麦は、
北海道雨竜の新蕎麦、外一。
端正に切り揃い、すらりと伸びた、
美しいシャープな細切り、
すっと抜ける清々しい香りに、
キリっとした腰が気持ちよく、のど越し爽やか。
飲んだ後に、実に心地いい 。
この蕎麦に、キーンと辛さのおろしがぴたり 、
けずり節の風味もよく、
「地鶏汁」は、熱々湯気が立ち、
はぁ~、これは美味し~い 。
地鶏の出汁がまろやかに染み、
くぐらせた蕎麦は、甘みを増し後引く味わい。
続いて、温かいお蕎麦をと…、
まずは、基本の「かけそば」 。
鰹出汁香る、上品なかけ汁で、
熱々の汁の中でも、しゃんっと腰残し、
温かい蕎麦もいいなあ
続いて、冬の定番、「きざみ鴨南蛮」。
ん~、これは美味し~い 。
鶏とは又違う、じんわりと滲みた鴨の旨み、
柔らかく深く、五臓六腑に染み渡る。
取り分け、4人でわいわい楽しく頂いて…
蕎麦湯も、しっかりと白濁し風味濃厚、
最後にたっぷりと頂いて…
楽しく美味しく、素敵な夜のひと時に。
ご馳走様でした~
料理もお酒もお蕎麦も美味、しかも朝4時まで営業。
近くの人がものすごく羨ましい、
こんなお店が、近くにあったらいいのになあ 。

蕎麦酒場 「吉原 もん」
台東区千束4-36-1
03-5808-9336
17:00~4:00(月~土)
17:00~2:00(日・祝)
水曜定休
夜空に幻想的に浮かぶスカイツリー、
フランスの国旗、青、白、赤の、トリコロール…
→ yuka (08/07)
→ chameleon_arms (08/04)
→ yuka (08/03)
→ chameleon_arms (08/03)
→ yuka (07/24)