神泉の「知花」を閉じられたあと、「はたり」で手伝い、
今は、新橋の「ほそ川」さんで働いている徳ちゃんも、
寂しいな、いよいよ、今月末に沖縄に帰るそう…。
ならば最後にもう一度、徳ちゃんのお蕎麦を食べたいと…、
「ほそ川」さんのご厚意で、
「ほそ川」さんのお料理と徳ちゃん蕎麦の夢のコラボ。
に
ミシュラン一つ星の本格日本料理店。
ビルの5階の隅の扉は、まさに大人の隠れ家 。
新橋 「新橋 ほそ川」
ちょっと緊張しながら開いた扉の先は、
コの字カウンター8籍に、テーブル席ひとつ。
落ち着いて居心地のいい、上品な空間 。
集まった9人でカウンターを囲み…、
私はビールを頂き、それぞれにぷはっ 、
そして…、程なく出され始めた、
「ほそ川」さんのお料理数々 。
まずは、「前菜盛り合わせ」。
パリっとした「海老真丈」に、味の濃い「茶豆」、
「秋刀魚の棒寿司」に、
「キス干し焼き」が素晴らしく美味しい 。
これには、もちろんお酒を合わせて、
頂いたのは、石川の「ねね」。
続いて椀物、「鰤の粕汁」。
ほんのり甘い、粕の風味がじわじわと体に沁み、
この汁で炊かれた鰤は、ふっくらほろほろ。
続いて、お造り、
「焼かます おろしポン酢かけ」
じっとりと脂の乗ったかますに、
ざくざくの鬼卸しがさっぱり、こりゃ旨いっ
「焼物二点盛り」は、鴨に穴子。
ほとんどレア状の、じわりとした鴨に、
さっと炙った穴子は葱に茗荷と和えられ、
口に含んだ途端に蕩ける穴子に、うっとり~。
煮物は、銀餡がきらきら輝く黄金の玉、「じゃが芋饅頭」
エシャロットと混ぜ、裏ごししたじゃが芋は、
とろりと滑らか、どこか洋風な風味も備えた奥深き味わい。
次々に出される美味しい料理に、
「モヒカン娘」、「会津中将」、「まんさくの花」、「じゃんげ」…
お酒もくいく、心知れた人達との食は楽しく 、
最後の天麩羅は、まあるで芸術品のような、
「新生姜と茗荷のかき揚げ」。
衣薄くさくさくっと軽やか、
新生姜の香りの良さが口に広がり、
さすが、ミシュラン店、どのお料理も素晴らしい 。
すっかり「ほそ川」さんのお料理に魅了され…
いよいよ、徳ちゃんのお蕎麦が登場~。
一枚目は、驚くほど挽きの粗い、
群馬高山村の秋そば、玄挽き粗挽き。
やや短めではあったけど、
ぷつぷつの粒が肌をなでる食感心地よく、
汁がかすむ程、個性のある豊かな味わい 。
続いて…、北海道摩周の、二色盛り。
繊細な極細蕎麦は、石井さん皆伝の、水越し蕎麦.
心地のいい腰に流れるような心地のいい喉越しに、
新そばとは思えない程、香ばしく甘く…
これは、美味しいっ 。
ひらひらの平打ち蕎麦は、
噛みしめる楽しさに、蕎麦の旨みがしっかりと感じられ…、
最後は、茨城金砂郷の常陸秋そば。
ん~、なんていい香り…。
馥郁と漂う、蕎麦の芳しき香りに、
摩周とは違う、しっかりと熟した穀物の旨みたっぷり 。
さらに、これを、
極々薄く延し、幅広に切った蕎麦は、
繊細でありながら、存在感があり、
その腰、その喉越し、その味わい、すべてが素晴らしい 。
口に広がる、豊穣とした蕎麦の味、
甘みの余韻が後を引き…、
ああ、この蕎麦、もっともっと食べたい~。
さらさらとした蕎麦湯を注ぎ、
丁寧にとられたもり汁の出汁を味わって…、
最後の甘味も徳ちゃんの、「ブルーベリー饅頭」。
餡に混ぜられたブルーベリーの甘酸っぱさが程よく、
これも美味し~い 。
優しい笑顔の、ほそ川さん、
そして、徳ちゃん、
とても素敵な会を開いて下さり、
本当にご馳走さまでした~
沖縄での開店も、楽しみにしています

「新橋 ほそ川」
港区新橋2-12-2 HK新橋ビル5F
03-3581-8886
17:00~23:00
禁煙
お店のHP
お店を後にし、我々は…、
憧れの「ロックフィッシュ」へゴーゴー。
マスター間口さんの作ってくれた、念願のハイボール 。
一口飲んだだけで、幸せな心地になる、
今まで飲んだハイボールは一体なんなの、と思う程、
美しく清い、爽やかなハイボール 。
はぁ~…、夢見心地、のほろ酔い~
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