ずっと行きたい・・・と、夢のように思っていたところ、今年は「ソバリエ霞の会」の皆様に誘っていただいて、参加することが

高橋さんにお目にかかるのも初めて、
そして、「黒沢」も初めて。どきどきしながら、永田町へ向かう。
キャピタル東急のはす向かい・・・、駅を上がるとほどなく、なんとも重厚な壁ぞいに、ものものしい門が。。

ちょっと時代劇か何かの建物のような雰囲気もしないでも・・

門をくぐると、いかにもいかにも・・・、の、高そうな雰囲気。
まず、台帳場のような受付・・があり、靴を脱いで店内に入るよう。
今日は、それでもこのイベントで、結構人がバタバタしている。
そういう私もはやる心で、中へ・・・
受付で会費を払い、中には行って右手の打ち場では、高橋さんの蕎麦打ちが拝見できるという。
さっそく・・・
ちょっと緊張しちゃって、「あ、あの写真いいですか?」とお店の方に伺うと、
「どうぞどうぞ、どうせでしたら前の方へ」とおっしゃってもらい、まん前で拝見させて頂いちゃう。。
イメージしていたより、ずっとずっと若々しく逞しいお姿・・。打つ手もも力強く、なんだか挽き込まれてしまいそう。見ているうちに感動してしまうような、正確かつ敏速な動き・・・。
なんだか、ずっと見ていたい気持ちを抑えて、お部屋の方へ。。
招いて下さったソバリエ霞の会の皆様にご挨拶などをし・・・、乾杯を。
(皆様、多方面で活躍なさっている、とっても素敵な方達ばかりっ )
お酒は「四季桜」・・・。
そして、まずは、蕎麦味噌。
ここの蕎麦味噌はかなり濃厚。
そばの実が盛り込まれ、お酒のすすむ一品。
続いて「鳥わさ」
さっと湯通しされた、柔らかな鳥わさに、ノリと極千切りのねぎが天盛りにされているもの。
ここのは、各自で添えられた山葵を溶き醤油で食べる。
さすが・・、この鳥わさも美味しい
歓談しつつ、頂き・・・、今しがた高橋さんの打たれた蕎麦が出される。
顔を近づける間もなく、立ちあがる蕎麦の香り。しっとりとした滋味な蕎麦の香りは、うっとり。つながりも見事に、丹精な細切りの蕎麦は、エッジも鋭い。
口に含むと、しっとりとした腰。
もちもち感のあるもので、次第に蕎麦の風味が口に広がる。
それぞれの蕎麦の主張が伝わってくるような感覚がありながら、喉越しも滑らか。
最後まで、細かなクズのない蕎麦は見事としか言えない。
次々と出された、2枚の蕎麦もするりと~・・・・
蕎麦湯はナチュラルなもの。
それでも、自然と白濁したものでおいしく、
締めくくりに・・・。
とっくりに書かれた「黒澤」の文字も重厚~・・・
すっかり堪能して、席をそれぞれに。。
ふと部屋を見ると、とても素敵な部屋だったんだ・・・。
床の間に活けられた花もすばらしく、
掘りごたつの床は、暖かなもの。
今度これるのは、いつかしら・・・
帰りしな、再び高橋さんの蕎麦打ちを、拝見させて頂き、お店を後に。
いつか・・、食べてみたいと思っていた高橋さんのお蕎麦。
今年の最後に、出会えることができたことを、とても幸せに思う。
霞の会の皆様・・・、本当にありがとうございました
Restaurant KUROSAWA
「永田町 黒澤」
東京都千代田区永田町2-7-9
03-3580-9638
11:30~23:00
12:00~22:00(土・祝)
日曜休
さてさて・・・2次会は「まろうど」へ~・・・
皆さん、本当にありがとうございました・・・
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今回は、本当にありがとうございました。
いい、年末の思い出になって・・。年を締めくくるのに、とてもうれしかったです。
これからも・・・・、どうぞよろしくお願いいたします♪
お誘いした自分が遅刻してしまい、少し戸惑われたのではないかとおもいます。
ごめんなさい。
高橋名人のそば打ち本当に手際がいいです。出来上がったそばも香りとのど越し、腰もいいですね。
今回の出会いもBlogがあったからこそ。
コミができて、いっそうYukaさんのエントリー一つ一つが楽しみです。本当にありがとうございました。
yukaさんと会えると思って楽しみにしていたのですが(泣)
でも堪能されたようでなによりです。
また今年も美味しい蕎麦に日本酒、ご一緒してください(*^▽^*)
まずは、私こそ、今年一年、ネット上とはいえ、いろいろありがとうございました。
もり様のコメントとても楽しかったです。しかも、わたしも行って見たくうずうずさせられたりして・・・。
そうですよね~・・、同じお店に通ったりしてるんですもの、いつかばったりお会いできそうですよね。
ちょっと楽しみにしていたりしてるんです。
黒澤・・・。わたしも、恐れ多くて今まで敷居を越えられなかったのです。
>たしか西武線の南長崎でした。
本で読んで・・・、その頃の高橋さんの蕎麦を食べてみたかった、とずいぶん思いました。
今の蕎麦が、もりさんの心にどう響くのか、とても興味深いところですが(思い出の味っていうのは強烈ですから)、それでも、食べてみてほしいな、と思ったりしています。
もりさんの年越し・・「たか志」だったんですね♪
わたしも、悩んだんですよー。もう少しで同席してたかもしれないです(^^)
もりです。
「黒澤」、昼にふらりと行くにはちょっと敷居が高そうだし、誘い会ってきっちり呑みつつやりたいとの思いもあり、未訪です。
蕎麦好きとしては、やはり一回行ってみなければいけませんね。
思い起こしてみれば、高橋名人自身が打った蕎麦といえば、昔々の「翁」以来食べていませんでした。たしか西武線の南長崎でした。(古い!歳がわかるね)
当時はうまい蕎麦というと有名暖簾店ばかりで、ガキの分際で生意気にも蕎麦屋通いをしたのですが、現在のような個性的な店は、ほとんど見あたりませんでした。
そんなときに出合った「翁」の蕎麦は出色で、生活圏からは離れていたにもかかわらず、ずいぶん通いつめました。
その後しばらくたって、蕎麦の自家栽培のために、「翁」は長坂に引っ越してしまいました。
2時間順番待ちだの、東京からはるばる行ったが売切れ仕舞だっただの、噂のみ聞いているうちに、私の生活圏がはるかかなたになってしまったため・・・今に至る、というわけです。
久々に食べてみたいなあ。今でも感動させてくれるのだろうか?
というわけで、今年も終わりですね。
昨日は経堂「水埜」。今日は、今年最後の蕎麦として「たか志」で古吟を食べてきました。やはりたか志の吟醸では古吟が一番好き。
で、ふと思ったのですが、水埜もたか志も馴染みになってしまいましたが、両方とも、このブログで知ったお店なのですよね。
ありがとうございました。これからも良い店を紹介してください。
来年こそ、yukaさんとどこでお目にかかれると良いですね。
では、みなさん良いお年を。
そうだったのですか・・・。わたしも長坂に行こう行こう・・・と思いつつ、広島に行ってしまっていて・・・。
本当によかったです。
お姿も、なんだか感動しちゃいました。
>prison様
広島にも行かれていたんですね。
そうなんです。場所がどこであれ、あの安定した蕎麦は流石としか。。
「一生蕎麦屋でありたい」と書いてあった、言葉が脳裏を横切りながら、見入っていました。
次回の高島屋は絶対に行きたいです。。
2年前豊平の達磨に行った時は、最寄駅の安野(今は廃線でありません)から片道徒歩2時間かかったのが思い出されます。2回目は同じく広島西条の酒祭りで賀茂泉の蔵の中。3回目は本年1月日本橋高島屋。
高島屋はまたあるそうなので楽しみにしています。
私は、長坂時代の高橋氏の蕎麦に目が無く、毎年新蕎麦の頃にいっていました。中央高速で戻ってくる間中、口中いっぱいに薫り続ける蕎麦。あんな蕎麦は高橋氏のそれ以外に味わったことがありません。
長坂の昔には、変わり蕎麦もあったりして、胡麻きりなどを頼んだこともありました。
食べたひ。
本当によかったです。お店の人の薦めで一番前で拝見でき、同じ空気のピンっとした雰囲気を感じただけで・・・、もうなんだかとても感動してしまったのです。
普通の(?)黒澤は知らないので・・・、
今度行きましょうよんっ♪
>aqua_santa様
はいっ(^^)とっても、貴重な時間でした・・・。aqua_santa様の年越し蕎麦はどこで召し上がるのかしら~・・
一度目は昼に行って蕎麦を食べ、偶然二度目に呼ばれて行って、
黒豚しゃぶしゃぶを頂きました。
良い雰囲気のお店ですよね♪
高橋さんの目の前でシャッター切れるって
かなりの度胸ですよね。素晴らしい♪
私もひさしぶりに黒澤、行ってみたくなりました。。
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