このところ首筋のコリがひどいらしく、
久しぶりに、「絹の湯」の温泉につかりたい、の言葉に続けて、
「明日、久しぶりに『蕎楽』行こうか」と彼。
なんってうれしいっ、久しぶりの「蕎楽」さん 。
最近話題に出たりして、行きたいな、と思っていただけに、
願ってもいない言葉に、欣喜雀躍 。
朝からどしゃぶりの雨だけど、
二つの目的抱えて、車に乗り込みゴーゴー 。
温泉にのんびり浸かり(彼も大いに)満喫し、
いよいよ楽しみにしていたお蕎麦、境の小さな商店街へ 。
そろそろ2時になろうとするのに、車がずらりと停まる中、
6年ぶりのお店が懐かしく、感慨深く眺めてしまう…
茨城境町 「完全石臼自家製粉 蕎楽」
扉を開き入れば…、
昔の様子と変わっていない店内が、さらに懐かしく、
空いている席に座り、出されたお茶でほっと一息。
雨降りのこんな時間でも、店内ほぼ満席に賑わう様子に、
変わらずの人気を感じさせられ…
早速置かれていた品書きを開けば、
ページトップは、「白海老の天麩羅」。
さらに、蕎麦に対する拘りが優しい文章で綴れ、
ここでの蕎麦は、3種類。
以前のお気に入り「彩美」に、「限定十割」に「全粒そば」
この時間、すでに十割は終わってしまったそうだけど…
迷わず二人で「彩美そば」、
一品料理など眺め、「小さな海老の天麩羅」を、添え注文 。
待ちながら目を通した、「蕎楽通信」には、
蕎麦の製粉までの細かな流れが載せられ、
「自家製粉」ではない、「完全石臼自家製粉」の一文 。
後ろの打ち場の奥には、美しいフォルムの石臼が2台、
その横奥にも幾つも置かれた石臼に篩い。
興味深く、見入っていると・・・
「お待たせしました~」と、お蕎麦が到着。
久しぶりに前にする蕎麦は、ふわっと盛られ、
ああ、美しい…。
角はキリリ、繊細な細切りの筋に、粗めに挽かれた粒の影。
顔を寄せれば、むわんっと広がる、濃厚な、
豊かに広がる、ふくよかな蕎麦の香り。
彼の「大盛りそば」の盛りも見事 。
早速手繰り口にすれば…
ん~美味しい、しみじみと、美味しい…。
ほのかにざらりとした舌触りに、しなやかな腰加減、
噛みしめる先から、芳ばしさに後に濃厚な甘みを残し、
ふっと喉落ち消えていく。
記憶の中そのまま、やっぱりこの蕎麦は美味しいなあ
「うん、ここは旨いね」
彼もつぶやき、天麩羅を思わず忘れて蕎麦に没頭。
ようやく浸したもり汁も、
鰹出汁ふっと広がる、すっきりとして滑らかな辛口。
蕎麦を支え、浸す蕎麦はさらにを旨み増し美味しい 。
ようやく一心地つき、天麩羅も。
贅沢に小海老5本に、薩摩に茄子、インゲンの盛り合わせ。
衣はサクサク、海老はぷりっと旨みがあり、
この天麩羅もいいなあ 。
美味しかったねえ…と、蕎麦湯を注げば、
しっかりと白濁した、風味豊かな濃厚蕎麦湯。
余韻を楽しみ、これも全部飲みほして…
ご馳走様でした~
お父さんと並んで、息子さんもすっかり立派になられ、
変わらぬ美味しさが継がれてる。
なかなか来れないけれど…、又、訪れたいな

「完全石臼自家製粉 蕎楽」
茨城県猿島郡境町293-5
0280-81-1133
11:30~15:00 / 17:00~20:00
火曜定休 P有り
お店のHP
2007年 3月 4日 「春野菜の天もり」彩美そば
2005年12月24日 「百合根の掻き揚げ」彩美そば
2005年 4月 9日 「天もり」十割そば
2004年12月19日 「彩美そば」
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それはそうと、ここは、半分石臼工房。
素敵な石臼がたくさん並んでました。
もちろん、色別機もすべて。
いやはや、すごいです。
朱塗りの木鉢(2005年の写真)から
⇒ステンレス製のこね鉢へ変わっているよ!
手挽きの石臼、悩ましいところです。
玄挽き用も欲しいし、丸抜き用も欲しいよう!
そんな、「某所・はなれ」さんみたいなこと、
味でやらかそうとしてどうすんの?
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