夕方早い時間でも、既に寛いでいる何人かのお客さん。
今日は、テーブル席に腰を下ろし…



やや肌寒く、すぐにお願いした、「中辛」の熱燗一合。



添えて出されたのは、しゃきとろの、「山芋の千切り」
つまみながら、充てにお願いしたのは…



「ふたつ庵」さんの「塩辛」があんまり美味しかったので…、
塩辛続きで、「烏賊の沖漬け」ミニサイズ 。



…と、女将さんが、そっと
「これ、（大）の時に添えてるんですが、よかったら」
と置いて下さった、肝のルイベ 。



ぱくぱくそのまま口にする程、肝が好きなわけではないけど、
こういうさりげないサービス、うれしいなあ…

有難く、とろりと絡めてみれば乙な風味がますます増し、
これはお酒にたまらな～い。
女将さん、ありがとうございます

まったりとした空気の中、しばし寛がせて頂いて…



今月の変わり蕎麦は、「ゆかり切り」 。
これも好きな変わり蕎麦の一つ、早速注文。



程なく出された蕎麦は、うっすらと紫がかり、



透明なさらしなに、たっぷりと練りこまれた、
梅紫蘇のかけら、ゆかり。



手繰り上げた途端に、ふわ～っと広がる香りは、あの、ゆかりそのもの。
梅好きには、この香りはたまらなく、
口にすれば、ぷりっとした弾力ある心地のいい歯ごたえに、
噛みしめた途端に口いっぱい広がる、赤紫蘇の味わい。

ん～っ、これもやっぱり美味しいなあ…

後には、さらしなの甘みが交わり、
何も付けずとも十分な香り良き味わい。

…が、そっともり汁に浸してみれば、
もり汁に梅が合うように、汁が加わった蕎麦が又美味しい 。

そのままで、もり汁に浸して、
とあっという間に食べてしまう。



ほんのり濁った蕎麦湯をしみじみと頂いて・・・・

今日もご馳走様でした～

席を立てば、どやどやどやっと、何人かのお客さんが連れ添い、
二階の客室へと上がっていく。
お二階の部屋にも、一度行ってみたいなあ…。

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