暖簾の横の木の引き戸を開き入れば…
これも、思った以上に素敵な空間 。



窓際細長く作られた、オープンキッチンのカウンターに



奥には、一枚板の大テーブル。
白い塗り壁に、裸木の柔らかさ、手作り感溢れた店内。
もう、入っただけでうれしく、テーブル囲んで腰を下ろし…



今日も暑かった、早速ビールを頂き、



まずは、乾杯～、乾杯～

今日は「おまかせ」でお願いしたお料理が、
早速、各々に置かれ始める。



「水タコの醤油漬け」に、



ハッとする程美味しい 、
大豆の旨みに甘みが濃い、自家製の「手作り豆腐」



彩よく盛られた、「鴨ローストと季節野菜の炊き合わせ」

しっとり柔らかな鴨肉に、とろ～と溶ける柔らかな茄子。
トウモロコシにブロッコリー、ミニトマト、
立川の採れたて野菜だそうで、どれもがとても美味しい 。



これらを前に、早速お酒



まずお願いしたのは「あずまみね」
盃に変え、再び乾杯～。



すべてお一人で作られているご主人の手際は見事なもの、

「下田さんちの豚肉」と炊かれた、ほかほか湯気立てる、
「新玉葱のふろふき」



ほろろと柔らかな豚肉は甘みがあり、
新玉葱に豚肉の旨みが柔らかく染み、これも美味し～い 。



添えられた、手作り「生唐辛子」を添えると、
円やかな辛さにほのかに香る爽やかな柚子、
ぐんっと味が引き立ち、これは旨いっ。



皮目ぱりっと、塩加減中はふっくらジューシーな
「地鶏の塩焼き」、



これが、又絶品、
「いぶりがっこと蟹味噌チーズ」。
ほんのり利いたガーリックに、いぶりがっこの歯ごたえ楽しく、
ん～参った、これは、お酒がススムススム



あつあつ揚げたての「ホキの揚げ出汁」の、
注がれた出汁が、まことに美味しく…、



「浅利と大根の酒蒸し」の、浅利出汁を堪能し、



どれもがとても美味しい「漬け物盛り合わせ」

「洌」に「やまユ」「天寶一」「軒昂一」とお替り、
最後には、ご主人も交えて、よく飲み、よくしゃべり、よく笑い、
あっという間に過ぎ去った、濃厚で楽し～いひと時 。



気付いたら、すっかり時間も経ち、
そろそろお蕎麦を、頂きましょう 。



順々に配られた蕎麦は、こんもり盛られ、
角はきりり、ピンっと伸びた繊細な細切り。



顔を寄せれば、むわむわ～と豊かな香りが押し寄せる。

なんて濃い香り、思わず酔いもさめ手繰れば、
細くても、シコっとしたしっかりとした腰があり、
噛みしめれば、途端に口いっぱい満たす、馥郁たる蕎麦の芳ばしさ。

お蕎麦まで、美味しいっ 。

芳ばしく甘く、お日様のぬくもり感じる豊穣たる味わい。
喉越しは軽快、飲んだ後でもするすると入ってしまう。



さらりとした熱々蕎麦湯で余韻を味わっていれば、
最後には、これもうれしい、手作り蕎麦茶アイスのデザートも。

野菜料理店で働いた後、蕎麦打ちの修業をされたそうで、
お料理の美味しさを改めて実感。

開店してそろそろ1年だと、はにかんで話す主人は、
爽やかな笑顔の、気さくで楽しい素敵な方 。

遅くまで居座っていた我々にお付き合い下さり、
本当に、ご馳走様でした～

立川の街中にそっと隠れ佇む、素敵な一店。
誰にも教えたくない気持ちでいっぱい。
内緒のお店に、しておきたいなあ…

関連記事

• 砂川七番　「田堀」　薬味たっぷり涼味満点　「香味おろし」 (2014/08/09)
• 立川　「あかつき」　素敵なお昼の献立　「冷し鶏南蛮」 (2014/07/24)
• 立川 　「くまはら川」　新店オープン　「鶏きのこそば」 (2014/02/02)
• 西立川　「萱草庵」　奥出雲横田の「小そば」 (2013/11/07)
• 立川　「ふたつ庵」　閉店　…寂しくて。 (2013/08/26)
• 立川　「無庵」　「お昼の蕎麦遊膳」 (2013/08/12)
• 立川　「ふたつ庵」　祝！開店２周年 (2013/06/19)
• 立川　「あかつき」　立川の路地裏に高原の風 (2013/06/04)
• （残念ながら閉店）　立川　「八十八庵」　けし切り (2013/06/02)
• 立川　「利静庵　甚五郎」　ごったのら蕎麦 (2013/05/12)
• 立川　「更科堀井」　初夏の味「よもぎ切り」 (2013/04/09)
• 立川　「無庵」　変わらぬ、の素晴らしさ (2013/04/04)
• 砂川七番　「田堀」　「天もり」に「牡蠣汁そば」 (2013/02/24)
• 西立川　「萱草庵」 (2012/10/04)
• 立川　「ふたつ庵」 (2011/10/28)

スポンサーサイト