気持ちよく迎えてくれる、かわいい花番さんに通され入れば、
出張で来ているらしいサラリーマンの方々が既にジョッキを空けている。

豊富な品書きをさっと眺め…、
ビールの付く、「ハッピーアワーセット」（880円）をお願いすると、



ビールと一緒に出された「お通し」は、「鶏のたたき」。
これは、ちょっとうれしいな



続いて出された、セットの「小鉢」は、「豚しゃぶ塩ダレ冷や奴」



さらに、塩とタレで選んだ、セットの「串3本」
ん～、これはなかなかお得なセットじゃなあい ？



他にも豊富に揃う品書きを眺め、追加で幾つかお願いし、



ビールに切り替えお酒も注文していたら…



なっ、何なになになにっっ
「限定ざるそば」？

「特製つゆで…一日10食限定」
「黒姫山の霧下そば粉使用」
に、途端にテンション上がりまくり、顔がほころぶ。

こうなれば、他のお料理の味も変わるというもの…（ゲンキン）



続いて出された「おばあちゃんのお漬物」に、
（これは、ちょっと普通…）



彼のリクエスト、甲府名物「トロトロもつ煮」

モツは苦手なのだけど…
ぐつぐつ湯気立てて出されたモツを、少しだけよそり食べて見たら、
おっ、これは美味しい 。
ぐにゃりとした食感はなく、さっぱりほろり。
モツの乙な出汁が染み、これは私にでも美味しい。



さらに、「春巻き」（名前失念）ハーフを頂き、
山梨地酒でしっぽりと味わって…

いよいよ♪、お蕎麦をお願いしよう 。
かわいい定員さんに「ここで打っているんですか？」
と忘れず確認して聞けば…
「ここで、ではないのですが…」
と、高齢で閉めてしまったけど、以前手打ち蕎麦屋をやっていた、
ミサワさん、という方が毎日打って届けてくれるそう。

よかった、正真正銘の手打ち蕎麦だ 。
しかも、おじいちゃんのお蕎麦なんだ…
と安心し、ドキドキしながら「ざるそば」注文～。



「結構、出たりするんですよー」
と程なく出された、限定「ざるそば」。
うんうん、素朴な田舎蕎麦風情でこれはなかなかいい感じ 。

挽きぐるみであろうグレーの、平打ち幅広の蕎麦は、透明感があり、
顔を寄せれば、強くはないがしっかりと蕎麦の香りが漂う。



口にすれば、きりっとした心地のいい腰に、
するるっと入る喉越しがとても軽やか。
噛みしめれば、ほのかな甘みが広がり、これっ、いいよ

蕎麦の素朴な穀物感に、飲んだ後の喉に清々しく気持ちよく、
するするといくらでも入ってしまう。



汁は薄めの、鰹の出汁がしっかりときき、まろやかで優しく、
どっぷり浸して食べれば、さらに美味しく…

思いがけずの手打ち蕎麦に、すっかりうれしく、
顔ほころばせて、あっという間に食べてしまう。

さらりとした蕎麦湯で、酔いをそっと覚ましながら…
諦めていたお蕎麦が食べられた事に、大満足。

ご馳走様でした～

ミサワさん、やっていたら、行ってみたかったな…

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