どきどきしながら扉を開けば…



よかった、間に合ったっ 。
林さんご夫妻を囲んで、黒森庵の加東さんにふじ多さん、
皆さん既に、宴もたけなわ、楽しそ～う。



ご挨拶をして、私も早速お酒を頂き、
一昨年黒森庵でお会いして以来の、この再開に乾杯～。



今日のお通し「長芋と海老の揚げ浸し」がとても美味しく、
既にテーブルに並んでいた、お料理数々。



私も大好き、茄子紺鮮やかな「揚げ茄子」に、



このところはまっている、ぷりっぷりの「生干しいか焼き」。



大多喜の「湯葉刺し」は、大豆の味が濃く、



カリカリ蕎麦の実がたっぷり入った「焼き味噌」に、お酒がくいくい。



さらに程なく、すっと出された「百合根の天ぷら」。



からりっと軽やかに揚がった花びら一片の天ぷらは、
ほこほこっとして甘みが優しく、これっ、美味し～い 。



そして…、長皿にちょんちょんちょんっと盛られた様子も心そそる、
まるやまさん名物、「そばがきの薩摩揚げ風」。



まわり香ばしくカリッカリ、中はふっくらとして蕎麦の風味が豊か、
粗挽きの蕎麦の粒が口中転がり、これが又たまらな～い 。

と、良く飲み、話は絶えなく、楽しいひと時をご一緒させて頂いて…
残念だけど新幹線の時間になり、そろそろお蕎麦を。



…と、それぞれ「もりそば」やら「花巻」やら。



私は、「もりハーフ」に、「カレー南蛮」。



まず出されたのは、今日も又美しい、丸抜きの粒がびっしり埋まる、
清楚で、繊細、美しい粗挽きの蕎麦。



手繰り上げれば、ほわんと広がる蕎麦の香りに、
しなやかで心地のいい腰加減、ほのかに掠める粒の感触。
噛みしめれば、じわ～っと香ばしさに甘みが広がり、
ああ、やっぱりやっぱり、まるやまさんの蕎麦は美味し～い 。



と、蓋の〆られた丼、「花巻」も登場～。



ちょっと頂けば、すっきり品のあるかけ汁に、磯の風味が溶け、
これが蕎麦と絡まり、こ、これは素晴らしく旨いっ 。



…と、回していれば、続けて置かれた「カレー南蛮」。



久しぶりに頂く、「まるやま」さんのカレー南蛮は、鶏肉仕立て。
ふかふか湯気たてる、熱々の汁を口にすれば…



蕎麦屋のカレーの良さ、和出汁に、カレーが溶け混ざり合い、
玉ねぎの甘さが優しく、鶏肉はふわふわしっとり。
何度もすくっていれば、次第に辛味がじわじわ広がり、意外にスパイシー。

蕎麦を絡め頂くと、このカレー汁を纏い蕎麦の甘みがぐんっと引き立つ。
寒い日にはたまらない、これもいいなあ

と、回しながら、食べるのも又楽しく…



そばぼうろを頂きながら、あっという間の楽しい時間は過ぎてゆき…

林さん、皆さん、まるやまさん、
ご馳走様でした、そして、ありがとうございました～

今度は、私が…、奈良へ伺います♪

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