ちょっと打ち合わせ(?)などがあり
新年になってまだ伺っていなかった、「しらかめ」さんで待ち合わせ 。
風は冷たくても、農大通りはいつもと変わらず、元気で賑やか。
その通りから入った路地の閑静な住宅街の一角に…
おっ、ご主人の自転車、カッコい~い
べたべた触ってみたりして…、暖簾を潜り店内へ。
経堂 「手打十割そば お蕎麦のしらかめ」
丁度昼時、程良い加減にお客さんが寛ぐ店内の中、
外は寒かったけど、ここは好きなハートランドが置いてある、
まずは、ビールを頂いて、そっと乾杯~。
充てに出されたのは、昆布と椎茸の佃煮。
甘さ控えめでさっぱり、個人的にはもちょっと甘めが好きだけど、
ゆっくり噛みしめていると昆布の旨さがじわじわ。
と、すぐに話込みながらも、お料理の品書きを眺め…
ちょこちょこっとしたお料理どれも頂いてみたいものばかり。
おまかせの盛り合わせにして頂こう 。
喉も潤い、話しも一通り済んだ頃のタイミングもぴたり。
銘々に置かれた、野菜料理の盛り合わせ。
これらを前にしたら、早速お酒に切り変えよう。
ここでしか飲めない、素朴でほっとする味わいの「白亀」を熱燗で。
柔らかく飽きのこない、心和むこのお酒 。
さっそく頂いた小鉢料理は「ほうれんそうとなめこの胡麻和え」。
なめこのとぅるんとしたぬめりに、ほうれんそうのほのかな甘み、
それに胡麻の香ばしさがさりげなく交わり、しみじみとして美味しい。
そして、潮さん手作りという、長皿に盛られた盛り合わせをも。
しゃきしゃきとしたレンコンに、和えられたひじきが好適、
「レンコンとひじきの炊き物」に、
しっとり絹のようななめらかな口当たりの卯の花がとても美味しい、
「卯の花とスナップエンドウ」。
「ピリ辛蒟蒻」は、ふっと山椒の香りが鼻に抜け香りよく、
「白菜マリネ」は、爽やかな白菜の甘みに、香草の香りがふわり。
穴子の煮こごり汁で炊かれた「厚揚げ煮」、これが又熱燗にたまらない。
と、これらのお料理にお酒もお代り「貴」を頂き…
さらに、鴨好きの方は皆、「しらかめ」の鴨ファン。
鮮やかな赤味がかったレア状の、「鴨ロースト」も追加で注文。
同時に私は、「しらかめ」さんの穴子ファン。
「穴子の炙り焼き」は、ふっわふわで、炙った香ばしさがたまらない 。
間に、これも大好き、「しらかめ」さんオリジナル、
「切り干大根とルッコラの胡麻和え」も頂いて…
やっぱり美味しい、「しらかめ」熱燗をアンコール。
最後の充ては、「へしこ炙り」だ 。
と、出された「へしこ」に俄かびっくり。
あの、乾物のようなカチカチのへしこかと思いきや、しっとりとしたへしこ。
たっぷりの大根おろしに、漬けられた糠床が添えてあるのもうれしく…
早速口にしてみれば、これがしっとり、ふわりと柔らかい。
塩味加減も柔らかく、その分、へしこの旨みがすぐにひろがってくる。
こ、これは…、ものすごく美味し~い 。
これまで食べて来たヘシコは何だったんだろう、と思う旨さ爆発。
お代りする毎に出される、アンティークで風流な、
味わい深い猪口が又、見目も楽しませて頂いて…
しっかり蕎麦前にお料理を満喫し、そろそろお蕎麦を頂こう 。
…と、三人で選んだ、「もり」に「とろろ」「鴨汁」のつけ汁三種。
頼むと程なく、それぞれのつけ汁がテーブルに届き…
ぷくぷく泡だち、見るからにきめ細やかな「つけとろろ」に、
胡麻が降りかかった、ほかほか湯気を立てた「鴨汁」。
続いて笊に盛られた蕎麦が、銘々に置かれる。
富山県清水(しょうず)の蕎麦、十割。
シルクのような艶やかな表面に、ほのかに見え隠れする蕎麦の陰影。
顔を寄せれば、むわ~と広がる、ふっくら円やかな豊かな香り。
手繰り口に含めば、しとやかで心地のいい腰に、滑らかな喉越し。
噛みしめれば、濃厚な蕎麦の味わいが広がってくる。
美味しい…、そのままで豊かな味わいをしばし楽しみ …、
ようやくもり汁に浸してみれば、奥行き深い出汁に風味まろやかな汁は、
この蕎麦にぴたり、ぐんっと蕎麦の風味を高める。
皆でつけ汁を回し食べ 。
次はとろろだ、予め汁と丁寧に混ぜ作られた汁はふわっふわ。
繊細で、軽いとろみが蕎麦に絡まり、
まるで淡雪にコーティングされたかのような蕎麦がたまらない。
そして、初めて頂く「鴨汁」をも。
上にじっとり脂の層が浮かぶ、見るからに濃厚な鴨汁は、
浸せばとろりとして鴨の旨さが、とにかく濃厚、これはたまらない。
脂っこいのかと思いきや、コクは深いが、後味はすっきり。
俄か暖まった蕎麦は、甘みをも放ち…
これは、美味し~いっっ
中の鴨肉は、さっくりと柔らかく、臭みも全くなくこれも美味しい。
(これだったら、大好き)
三種三様のつけ汁で、楽しく美味しく大満足 。
ほどよく白濁してさらりとした熱々蕎麦湯で、それぞれのもり汁も楽しんで…
ご馳走様でした~
これまで食べていなかったのが惜しまれる程、
「しらかめ」さんの鴨汁にもすっかりファンになっちゃうなぁ。

「十割手打ちそば しらかめ」
世田谷区経堂1-27-13
03-3420-1988
11:30~14:00 / 17:30~21:00
火曜日、
禁煙
お店のブログ
2011年11月24日 「おまかせお料理」、「もり」「山かけ」「鴨南蛮」
2011年 6月20日 「酒肴三点盛り」「もずくの冷かけ」
2011年 1月27日 新年会で「粗挽き蕎麦」
2010年11月15日 「しらかめの熱燗でしっぽりと」
2010年10月 1日 「もり」に「山かけ」お料理も堪能
2010年 7月16日 「もずくの冷かけそば」
2010年 5月 6日 お料理いろいろ、「もり」「おろしぶっかけ」「玉子とじそば」
2010年 3月17日「筍の姫皮とちりめんじゃこ」に「もりそば」
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(関係ナイケド)
ご回答有難うございます!
これで眠れます(大笑
ユカさん、重ね重ねの掲示板、失礼しました(ペコリ
シマノ・クレーンといい、『ジュラ』(!)といい、良き時代、
でありましたねえ~…(勝手に共感を決め込んでいる)シミジミ。
ところで、大脱線序でに、でありますが、千葉県の半島コースに、
aiz様がかねてブログで紹介されている『奇怪トンネルコース』
(謎笑)、広域農道の開通とともに崖崩れ等の補修が入らなくなり、
このところ2年間ほどず~っと通行止めのまま。
調査時特に奇怪極め付けトンネルの海側出口の崩落があり、現在は
通れるかどおか不明であります。
いや~、自転車道も蕎麦屋の閉店にさも似たり、かな??(寂しい
(返答はご無用ですよ~、みなさん!
>よしの様
リア7段最後、STI(手元変速レバー)になる直前のデュラです。
(80年代半ば~後半かな?)
ペダルはDDではない普通の径のシャフトに
戻ってからのトウクリップ、ストラップ式のエアロタイプです。
最古のデュラは「デュラ」ではなく「ジュラ」
リアメカは「クレーン」ブランドでした。
こんばんは!(本日はなぜか都内からです。
>転車はちゃんと右側を向けてディスプレイ
ですよね、折角のチェーンホイール(=自転車の顔)、
FRメカが何だか分かりませ~ん!(笑
確かにチューブラー仕様だと、何かと大変、&不自由。
ところで、DURA7400系統というのはいつの時代のもので
しょうか?当方が所有しております『最古のDURA』は、
「Λ」ではない「A」のDURA(笑)のものです。前後メカ、
クランク、ハブ、ブレーキセットとも1983年くらいの
購入品です。
ちなみに当店ディスプレイ(?)のこの一台のペダルが
エアロ風に見えるのですが、違いましたでしょうか?
(そーかー、aizさん監修だったんだ!! 納得
…と言う事で、よしの様
だそうでーす(^^)
そういえば、左向きって珍しいかも。
(コメント欄を掲示板にするなって、yukaさんゴメンナサイ!)
よしの様
(yukaさんへのコメントじゃないのかよ)
まずは「しらかめ」の御主人に自転車はちゃんと右側を向けてディスプレイするように連絡しておきます。(^^;
この自転車80年代後期のロードで元々チューブラー仕様だったのですが、
御主人の希望でクリンチャーに組み直しました。
出来るだけ当時のロードの雰囲気を壊さぬ様
完組ホイールを使わずマビックおオープンプロ
手組仕様としました。
タイヤもメインパーツの7400デュラの時代にに合わせ
アメ色のオープンサイドをセレクトしました。
仕上がり具合は実際に「しらかめ」に行ってご確認ください。
「しらかめ」のレア鴨&自転車好きのaizでした。
自転車のある風景、素敵。
しかも、そうなんです、このクラシカルグリーンがアンティークな雰囲気も感じさせ、実にしっとりお店のインテリアの一つになっていて…。
この自転車が似あいそうなご主人なんですよ(^^)。
もともと、烏山の「典座」で働いてきたご主人です。潮さんとも縁が深いようなので、いろいろアドバイスもあるのかもしれないです。
いい、お店です…(u_u*)~
お蕎麦屋さんに、自転車のある風景というのも結構いいもん
でしょう?(牽強付会…
本日のはクラシカルなロード・レーサーでしょうか?今時の
シルエット重視、軽さとスピード重視とは違った、本当に
落ち着いた雰囲気。大人の~と言いたくなってしまいます。
色もいい感じですね、グリーン、好きなんだ。
(・・・ま、また訳の分からない導入
こちらは何時拝見しても綺麗なお料理の出し方。和食の修行を
された方なんでしょうか。
お蕎麦も丹念な丸抜きを使われている。
拘りを感じます。
→ yuka (06/27)
→ yuka (06/27)
→ yuka (06/27)
→ yuka (06/27)
→ ひめはるぜみ (06/26)