今日は兼ねてから興味シンシンだった、路麺のお店にうれしいお誘い 。
夕暮れからぽつりぽつりと降り出した雨が、いつしか雪に変わる中…
秋葉原の賑やかな喧騒離れ、どんどん寂しくなっていく路地の路地、
人通りもないひっそりとしたビルに合間に、微かに見えた密やかな灯り。
朝は7時から営業し…、夜は又、乙な楽しみのあるお店…(らしい)
秋葉原 「スタンドそば・うどん 川一」
あちこち迷って来たので、ちょっと遅れてきた私に、
暖かく迎えてくれた皆さんに、厨房の中のお姉さん
急ぎかけつけにお願いしたお茶割で、早速乾杯~。
店内は、文字通りシンプルな、コンクリ壁に、コの字カウンター。
天井すぐ下の壁にずらりと並ぶ品書きは、路麺の品書きそのもの。
…で、お料理の品書き、は一体いずこに…?
と、勝手分からずオロオロしている私に、皆さん余裕の表情。
頼んで下さっていた、「ウィンナー盛り合わせ」が程なく置かれ、
ころりんとかわいい、揚げたての「薩摩揚げ」も同時に到着。
さらに…、こ、こんなものまであるなんてっっ。
「鯖の味噌煮・南高梅風味」も出され、これが美味しい 。
早速お代り、お湯割りをお願いし、あれこれ話しに花が咲き…
ちょこちょこ話しに加わってくれる、お茶目で気さくな女将さんが、
「こういのってムショウに食べたくなってりするでしょ~」
と出してくれたのが、なんと「焼きそば」。
素朴かつジャンクな味わいで、確かにムショウに美味しい 。
さらに、懐かしい駄菓子やのおせんべいも出されて、
ほのぼのとぼりぼり齧ってみれば、何かこう、
学生時代に友達の家で飲んでいるような、ユルイ楽しさを感じつつ…
さらに、ひょこっと「マーボー豆腐」が出され、
家庭的な風味溢れた、美味しいマーボー豆腐でこれはいいなぁ。
すかさず、「お新香ってありますか?」と聞いた私に、
ぱっと笑顔で「ありますよっ♪」と出して下さったお新香も自家製のもの。
う~ん、奥深い、深すぎる…。
さらに、「これ、ソースで食べて見て」と出された「南瓜の天ぷら」。
そのままたべても十分に美味しい天麩羅だけど、
言われた通り、ソースをたらりとかけて食べてみたら、
おおおっ、これもB級に通じる、クセになる美味しさだっ。
と、楽しいひと時はあっという間、雪はだんだん大きな綿帽子になり始め…
そろそろ〆のお蕎麦を食べよう~。
と、ずらりと貼られた品書きを眺め…
まず届いたのは、「掻き揚げそば」。
あっ、これ、美味しそう~。
と、私の前には、「ちょっと細工しましょうね♪」と作ってくれた「月見そば」。
これはうれしい、白身にちゃんと火が入り、まるで雲間のお月さま 。
まずは蓮華で掬って汁を一口。
ふっと広がる鰹の風味に、やや醤油っぽさがあるのに、優しい味わい。
飲んだ後になんだか、優しく癒されているような心地があり…
蕎麦は、ほろりと解けやや柔らかめのこれも優しい。
するるるぅと喉に落ちる、路麺の優しさにほっとして…
黄身を崩し絡めれば、これはもう~う、言う事なし。
女将さん(お姉さん)のお人柄が心に染みる、
不思議な路麺店での夜のひと時。
ご馳走様でした~
路麺店、奥深し、今年はちょこちょこ巡ってみたいな、などと思ったり…
S様、M様、お誘い下さったR様、ありがとうございました~。
「スタンドそば・うどん 川一」
台東区台東1-2-7
7:00~21:00
土曜・日曜・祝日定休
お店のHP
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又、不思議で楽しいお店、怪しいお店(?)など、教えて下さい(^^)。
路麺もいろいろなお店があって楽しめますよ~♪
鯖味噌の、このナンコウバイがとっても美味しかったですよー。これまで、梅を入れて作った事がなかったんですが、今度はやってみようと思いました。
蕎麦屋で、焼きそば、デフォで出しているお店があったとは、知りませんでした。
とか思いきやなんとも言えない場所ですな
説明が難しそう
有楽町の立ち食いの後楽も
看板は蕎麦なのに一番人気が焼きそばで
有名なのを思い出した
後楽はもう紀元前からの課題店ですが
なかなか、有楽町まで行くと
他にも食べたい物あったり一人じゃないので
立ち食いで焼きそば食べようって流れに
ならないのよね
しかし、鯖味噌いいですな
あの鯖味噌の梅干が好きって人も
けっこーいるらしいので
かなりコアな需要に応えて素晴らしい
麻婆豆腐、かけ蕎麦に乗っけて見たい
なんか新たな地平の可能性を
垣間見てしまったかもだ
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