昨夜の雪があちこちに残り、足取りもおぼつかない今朝の東京。
雪が降ったとなったら、これはも~う、けんちん汁しかない 。
「けんちん汁を食べた子の歩いた後は、霜柱も溶けてるのよ」
と幼い頃何度も聞かされた母の言葉思い出しつつ…
冬の必修蕎麦、志美津屋さんのけんちん汁を頂かなくちゃ 。
すっかり晴れ渡り、お天気がさんさんと照るも、
雪上を渡って頬を掠める風に、きゅんっと身が縮こまる…
喜多見 自家製粉 手打ち十割そば「志実津や」
なんとか所用を済ませて辿り着いたら、もう2時。
入った店内は、心地よく暖かな空気に満ち、ゆったりとした午後の風景。
はふはふと丼を前に蕎麦をすする、青年の姿が微笑ましく…
私もゆったりとしたテーブルに腰を下ろし、
すぐにお願いした、熱燗一合。
キーンっと鮮烈な辛味がたまらない、「山葵茎の醤油漬け」をつまみながら、
充てには、ここではこれがやっぱり楽しい、「酒肴三種盛り」。
わあお、これはうれしい、「牡蠣の蕎麦粉焼き」に、
とろみ加減が絶妙な、大好きな「半熟味玉」。
ふっくらとした「黒豆」の、お酒の充てにうれしい三種盛り。
これらでお酒を楽しみながら、他にお客さんのなくなった店内で、
ご主人とあれこれ(楽しい相談)話しなどさせて頂き…
今日は16時閉店の営業時間。
そろそろお蕎麦を頂かなくちゃ。
と、品書きを広げ改めて…、今日のお目当て「けんちんそば」を、
粗挽き蕎麦でお願いして、早速注文~。
程なく出された丼の、ふかふか立つ湯気だけでも暖まりそう。
大きめに切られた、柔らかな熱々大根に人参、歯ごたえの楽しい蒟蒻に、
ほこっほこの里芋、とろりとした葱に、牛蒡にお揚げ。
まずは、待ち切れぬように汁を口に含めば、
ん~…、美味しいよ~う 。
様々な根菜の出汁が溶けあい、しみじみと体の髄に染み入る旨み。
何度か掬い、しばしじっくりと汁を堪能~。
志美津屋さんの「けんちん汁」は本当に美味しいなぁ…
と、熱々大根なども食べた後で、
中の蕎麦を手繰り上げれば、蕎麦の欠片が豪華に散る粗挽きの蕎麦。
これが、又、たまらなく美味しいから参っちゃう。
じわじわとこの汁を吸った粗挽き蕎麦の旨さ。
温められた蕎麦のふっと広がる蕎麦の風味に、けんちん汁が混ざりあう。
心地よく解け、かすかに感じるざらり感。
ああ、やっぱりこれは冬のマストアイテムだ 。
と、改めて思いながら、後はもう夢中で手繰りすすり手繰りすすり…
慈しむように、一滴残らず汁まで完食~。
ご馳走様でした~
ずっと食べたいと思っていた、「志美津屋」のけんちんそば。
それも残雪残る中頂いた事に、感慨深く…
でも、、、まだまだ。
「つけけんちん」も食べに来なくちゃ 。
帰り際頂いた、「お年始」は…
わぁいうれしいっ、粗挽き蕎麦粉。
早速、蕎麦がき、作ってみようっと 。

自家製粉 手打ち十割そば
「志実津や」
狛江市東野川4-13-5
03-3489-0381
11:30~20;30
毎月6日・16日・26日原則
禁煙 P有り
お店のHP ご主人のブログ
2011年12月15日 「牡蠣天せいろ」
2011年10月24日 「蕎麦屋の蒲焼」と北海道フェアー
2011年 8月17日 「冷かけそば」
2011年 6月29日 「蕎麦会」、新メニュー「胡桃汁そば」
2011年 6月13日 「シャキシャキ大根そば」
2011年 4月13日 「さらしな三昧」
2011年 3月14日 「白海老の掻き揚げ」に「けんちんせいろ」
2011年 1月14日 「年明けうどん」と粗挽きそば
2010年12月24日 「けんちんせいろ」
2010年11月 2日 「牡蠣天もり」に「きのこせいろ」
2010年10月 7日 「熟成考証」
2010年 8月12日 「しゃきしゃき大根そば」
2010年 7月 2日「粗挽き三昧」「水茄子」に「しゃきしゃき大根蕎麦」
2010年 6月 1日 新メニュー「冷かけそば」
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2010年 3月18日 「春の蕎麦会」
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2008年 5月12日 漬物に美味アスパラ天 十割蕎麦に、手挽き粗挽き
2008年 4月 4日 ProjectX 10種の蕎麦バトル
2008年 2月 2日 牡蠣天ぷらにうっとり
2007年12月31日 年越し蕎麦に温泉卵せいろ
2007年10月 5日 牡蠣天ぷらに二色そば
2005年 6月 7日 二色そば
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今年も、牡蠣が終わったと思ったら、白子始めたんですね♪。
ぜひ、次回はお酒と共に…。
熱燗でちびりとやれば、ますます体がほかほかです(^^)。
牡蠣天は無かったけれど 2月限定「白子天そば」
熱々クリーミーな白子と 全部飲み干した汁で頭も背中も汗じわり。
美味しい食べ物の力は偉大だ。
道をいつも迷うので 今回は店の前の道(狛江市と世田谷区の境界)を
小田急線方向にひたすらまっすぐ歩いてみました。
(人につられて曲がりたくなるのをガマン)
と 小田急線に出たところは 30年以上前にお世話になった
中学制服指定店の「学生服ミナミ」のカドだった。
忘れない内に今度は飲みに来なくっちゃ・・・・
いろんな方の話を聞くと、しみじみ思います。
でも、本当にすごい!
形だけだって、そこまでやる人はなかなかおらんとですよっっ。
内外ともに一応好評と申せましょうか。(笑
しかし、今年初めて勇を鼓して(と言いますのも、自家製粉の場合、
石抜きが特に神経使うからですが)玄蕎麦挽きを始めたということ
なんです。
自家栽培⇒磨き⇒石抜き⇒石臼挽きと、一応『形』だけは出来ました。
あとは中身です。
そんな中で、はふっはふっとしてしまう、このけんちんはたまらないです。
是非、寒い時にこれを(^^)。
(テフロンの雪平鍋が欲しい…)
ででっ、蕎麦粉。
粗挽き部分は混ぜていないと言う事は、微粉に挽かれたのかしら。
せっかくの自家栽培蕎麦、丸抜きの粗めの部分も入れたいですよね~。それで、蕎麦がきっていうのも、美味しそうです!
玄挽き、楽しみです。
できたら、見学しに行きたいくらい…。
報告、楽しみにしています。
ここはとても生きたいお店、それに趣味がいいですよ
ピッリットするぐらい寒い毎日、このメニュー魅力的です
蕎麦掻きの作り方が懇切丁寧に述べられている。(実は本日のお昼に
純「田舎」蕎麦掻き…殆ど真っ黒!…を、書かれているようなやり方で
作ったばかりです 笑
まあまあの出来栄えでしたよ!
自家製の蕎麦粉をさるお蕎麦屋さんに打っていただいたのですが、どう
考えても風味が足りない。
丸ヌキにした際の甘皮等の混入を工夫する必要がありそうです。(流石に
粗挽き部分は混ぜていただけないもので...
今年は玄蕎麦挽きも少しずつ試してみています。少しは慣れてきたらまた
ご報告させていただきます。(悪しからず
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