今月頭に、練馬にもニューウェーブの手打蕎麦屋が出来たと、
練馬在住のお友達や、いくつかのブログで見たりして、興味しんしん。
…と気になっていたところ、一昨日、ご主人がツイッターで
「お昼にも忙しい時間を除き、一品料理を出せるようにしています」
と書かれているのを見て、そりゃ早速行ってみなくちゃ
池袋での朝方の仕事を済ませ、西武線に乗り込み早速練馬へ。
練馬駅から千川通りの、そろそろ散り始めた桜を愛で、
東京電力の交差点を左に折れ入ったら、すぐ。
通りに面して「そば」の旗がはためく、その後ろには、
蕎麦屋というよりは、カジュアルなカフェかバーのような雰囲気の、
手作り感溢れた、かわいらしい小さなお店 。
練馬 「そば 二十三」
丁度お酒屋さんが、お酒の仕入れに来ていたところで、
外の看板を眺めながら、おずおずと覗き込んで見ていると、
すぐに、気さくに迎えてくれた若いご主人に、にっこりかわいい花番さん。
「どうぞどうぞ」と、入った店内は、カウンター7席のみの小さな空間。
堅苦しい事のない、これもカジュアルなバーに入ったような気がね無さ。
昼時外しての、外の明るさを眺めながら座ると、これがしっくり
お茶を出して頂きながら、愛想のいいご主人とすぐに話が弾むのが楽しく、
早速、蕎麦前をば、「新政」を冷で注文。
すっきり飲みやすいお酒には、充てに揚げ蕎麦が出され、
これもガーリック風味の一工夫された、イタリアンテイスト。
「昼酒もいいですよね~」と、おっしゃりながら、
「ちゃんと、用意しておきましたよー(^^)」
と見せてくれた、黒板に手書きされた、一品料理。
手頃な値段で、酒飲み心をくすぐるちょっとした品々は好ましく、
あれこれ食べてみたく悩みながらも、あったらやはり外せない…
「竹の子の土佐煮」を充てに注文。
麻布「権八」で、20歳から蕎麦打ちをしてきたとの話や、
この変わった屋号は、今23歳だから、と付けたとの話などなど、
人懐っこく話してくれるのが、又なんとも楽しく…
「つけ蕎麦」三品のみというのも、「他と違う事がやってみたくて」と、明るい 。
奥にはきちんと打ち場も作られ、毎朝打たれている話など聞いていると、
ふと、「KATSURA」さんのスタイルを思い出しながら、
ニューウェーブ、新たな手打蕎麦のスタイルを、改めて感じながら…
豆乳好きとしては気になる、「豆乳そば」を早速、注文。
頼むと程なく、「まずは蕎麦だけで食べてみて下さい」
と出された、キタワセで打たれた二八の蕎麦。
微粉の中にわずかに欠片が散らされた、艶々と輝く端正な細切り。
手繰り上げると、キタワセらしい軽やかな蕎麦の香りを感じ、
噛みしめると、しゃきっとした心地のいい腰。
これまでも打たれていただけあり、そのままでも、これは十分に美味しい
腰加減、喉越しのよさ、きちんと広がる蕎麦の味わい。
もり汁ででも食べてみたいような気持ちいなっていると…
一呼吸遅れて、上に焼かれたお揚げが乗せて出された「豆乳つけ汁」。
おずおずと、これに蕎麦を浸し頂くと…、
おっ、これは美味しいっ
思っていたこってり感はなく、胡麻の香ばしい甘みに、
かつお出汁が染みた汁は、さっぱりとして柔らかく風味豊か。
胡麻汁よりも柔らかく、蕎麦に実に良く合い、クセになってしまいそう~
パリパリっと香ばしい焼き目のついた、揚げが又いいアクセント。
豆乳に、揚げだもの、合わないはずがなく…
卓上には、揚げ玉や刻み海苔のトッピングが置かれていて、
海苔をはらりと散らし食べると、これ又海苔の香ばしさが加わり、
ん~ん、美味しい
頃合いピタリと出してくれた、さらさらの蕎麦湯を注ぎ入れ、
改めて、この汁のバランスの良さ、旨さをじっくり味わい…
お酒の種類も徐々に増やしていくつもりです、
の言葉もうれしく、爽やかで明るいご主人の人柄もあり、
又、ぜひ来てみようっと、しかと心に思わせる。
ご馳走様でした~
いろんなスタイルの蕎麦があり、
年代の流れで、自由な発想の、様々な蕎麦が生まれてきている。
ああ、蕎麦って、どんな形であっても、楽しいなあ…
「そば 二十三」
練馬区中村北1-13-18
03-3970-3270
11:30-15:00 / 17:30-24:00
今は無休、落ち着いたら定休日を決めるそう
昼禁煙
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こちらの方が、なんというか繊細で、蕎麦にほろりと寄りそう、洗練した仕上がりでした。
とても狭いお店ですが・・・・
ぜひ!
何よりも、蕎麦が誓います(^^;
斬新そうでありながら、あの豆乳汁は、蕎麦ならではの汁だと私も思いました。
けして、ラーメンやうどんに合うように作られた汁ではないと。
かなり、気に入ってしまった私です(^^)。
> 貴女様や「しゅうちゃん」さんの書き込みを拝見して、自宅から自転車で5分ほどなので、出かけてまいりました。
> (ちなみに卓上に並んだトッピングで、「揚げ玉」のように見えたのは「ガーリックチップ」でした)
あっ☆
そうだったんですね~…(^^;;
ちらり見ただけだったので…、書き変えて置きます。
ありがとうございました♪
開店早々で先客はいなかったので、生ビールと「あさりの醤油漬」で一息。
そうこうしているうちに家族連れなどですぐに満席となり、外には待っている方もいるようなので、すぐに蕎麦を注文。
お勧めの「豆乳汁」を試してみました。
なるほど、単に奇を衒ったものではなく、よく考えられたつゆであると思います。
「黒森庵」さんほどの大胆さはありませんが、蕎麦との相性も考慮されていて、これが「うどん」や「ラーメン」では合わないと思える味わいに感心いたしました。
また折を見て、寄ってみようと思います。
(ちなみに卓上に並んだトッピングで、「揚げ玉」のように見えたのは「ガーリックチップ」でした)
そして、こちらはニューウェーブ。
所謂「蕎麦屋」の域とは、ほんのちょっと違った領域にあると思っています。
かといって、ラーメンやうどんではない。
あくまで、蕎麦、それも手打蕎麦に拘るというところが、肝心のところかと。
そこが、ニューウェーブつけ麺ではなく、ニューウェーブ蕎麦屋、と言う…
なんて、考えていますが、岡崎さんは、どう思われます(^^)?
ま、それはさて置き、豆乳つけ汁は、よく出来た、美味しい汁でしたよ~。
千川通り沿いの桜は、ぎりぎり。
桜吹雪の中を、花びらに囲まれながらのお散歩になり、これも風情ありました。
今は、お昼にも一品を出して下さっているようなので、昼下がりののほほん…とした時間も、とても気持ち良かったです。
豆乳、いいですね♪
蕎麦は蕎麦粉を使っていないと蕎麦とはいえないのでしょうけど、
でも麺の形状はなんでもいいのでしょうし、
ツユの方もなんでもありっぽいですね。
ニューウェーブの蕎麦屋と言った時の
「ニューウェーブ」をyukaさんなりに定義できますか。
黒森庵はニューウェーブとはまた違った風に思えますが。
桜は、葉が付きつつも、何とか鑑賞に耐えましたか…?
これまでここで開かれましたお店とは、ひと味違って…
私も、20年近くこの地で暮らしながら、先日初めて、この場所に、入店したのでした。
ニンニクまで入れてしまった私…(笑)は、味の行方を、見失いそうになりつつも、本格的に、あらかた満足…させて頂きました。
今夜も、賑わっているようで、安心しました。
前は、カフェバーだったのを、居ぬきで初め、奥に打ち場を作った、とおっしゃっていました。
確かに信号のすぐ近くですよね(^^;
私も、牛乳がダメなので、常に豆乳を常備しているもので、豆乳に目がなくて…。
これは、よかったですよ♪
豆乳にお揚げ、大好きです
豆乳つけ汁、食べてみたいです
所沢温泉 は湯楽の里かしら?それとも湯の森?彩ゆ記?
一応私のブログにレポありますよ(笑)
良かったら見て下さいね
「コ イグジスト」って名前のカフェバーだった所がお蕎麦屋さんに化けたんですかぁ(驚)。
あの角は、たこ焼やさんだったり自販機コーナーだったり歯医者さんだったり、いろいろ化けまくる所。
これで落ち着くかな?。
信号待ちでよく観察していた所なので驚きました。
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