なんとも賑やかな神楽坂を飯田橋からのぼり、ちょっとわき道に入った路地の一角に、まだ新しいお店があって・・

「蕎麦屋」というよりは、むしろ和食のお店のような佇まい。
まだ新しくって、なんだか素敵な感じ。。
高級感が漂うような~・・・
知らなかったら蕎麦屋とは思わないかも。

ふむふむ・・・・
看板の文字の感じは、元のお店と同じかわいらしい書体そのままだ。
「石臼挽き 手打 蕎楽亭」
中に入ると、これまたなんだか感じも違う。
前はなんとなく、「ステンレス」のイメージが強かったカウンターも、まだ新しい木の作り。
ちょっとした、天ぷらやか寿司屋のような雰囲気も。
この手前にテーブル席が3卓。
まずはお酒。
お酒の種類で、器も違う。この正方形の陶器の片口はおもしろい。
で、昆布巻きの「板わさ」(550円)と・・・
やっぱりここに来たら「天ぷらの盛り合わせ」(2,200円)
海老、舞茸、茗荷、ししとう、穴子、めごち、キスが、それぞれ揚げらる度に出される。天つゆと雪塩が添えられ、さすがここの天ぷらはおいしい。からりと揚がり、素材のうまさが引き出されてる。
「桜刺身(馬刺し)」(750円)
赤身の部分のもので、きれいな薄切り。
かなり辛めのニンニク味噌で頂くもの。
この薬味はちょっと初めて。
でも、すごく馬肉と合うもの。
「出汁巻き玉子」(1,250円)
関西風のもので、甘さはなく、出しのうまさでつくられたもので、これはおいしい。上品なうまさと、玉子のふわふわ感が絶妙。これぞ、「出汁巻き」という感じ
「味噌田楽」(600円)
こんなメニューまであるなんて・・
おもしろい。。
特徴は特にないけど、おいしいもの。
「肉豆腐」(1,300円)
小型の鉄鍋に、ぐつぐつして出される。
生卵が落とされていて、これを崩しながら食すもの。
おもしろいっ。
ばら肉の旨さ、出し汁がおいしく、これは絶品!
でもって・・・「十割そば」
濃いグレーの細切りの蕎麦。
以前よりつながりもいい感じで、口に含んだと機の、なんともいえない香ばしさは以前と同じ。
なんというか、珈琲に通じるような香ばしさが、独特。
コシもよく、これは味わい深くおいしい。
そして、二八の「もりそば」
やや薄めのグレーの細切り。
こっちの方が喉越しもよく、素直に蕎麦の風味が広がる。
うーん、これはなかなか・・・
つゆも以前食べたより、ずっとおいしくなってる感じも。。
飲んだあとでも、心地よく喉をすべる感じの蕎麦。
でもって・・・ご自慢だという「ひやむぎ」
うわぁ、きれいっと思わず、言ってしまいそうなくらい、真っ白でピカピカしたもの。
コシも喉越しもよく、これは飲んだ後にはたまらないんだろうな。。
でも、やっぱりわたしは、蕎麦のが好きだけど・・・。
いやぁ、今夜は4人で飲んで食べて・・・
でも、ここは蕎麦だけ・・っていうより、やっぱり飲んで食べてのお店なのかな。蕎麦は十分おいしいけど、この料理のメニューは蕎麦屋にとどまっていない感じで。。
昔のコジンマリとしたお店も、又好きだったんだど、これだと、ちょっとした時にも使えそう。。
やっぱり、「神楽坂」なんだなぁ~・・・はぁっ。
まだまだ賑わい真っ只中の坂を下りつつ、でも、おいしかった
でも、ちょいと高いのよね。。
*お品書き
ざるそば(外一)900円、十割そば 1,000円、ざる饂飩 900円、冷麦 900円
夫婦もり 1,000円、麦めおと 1,000円、二色もり(ざる&十割) 1,050円
おろし 1,000円、つけとろ 1,150円、肉ざる 1,000円、鴨ざる 1,200円、
冷やし湯葉 1,200円、冷やし月見 1,100円、天ざる 2,200円、
海ぶどう 550円、ざる豆腐 680円、生ゆば 650円、特製かき揚げ1,050円
地酒:水芭蕉、黒牛、天明、飛露喜、泉川、央、白鷹など。
石臼挽き手打 蕎楽亭
新宿区神楽坂3-6 神楽坂館1F 03-3269-3233
11:30~15:00、 17:00~21:00(土曜11:00~15:00) 日・祝休
- 関連記事
-
- 新宿西口 「渡邊」 (2005/10/27)
- 早稲田 「ちくま」 (2005/10/12)
- 飯田橋 「まろうど」 (2005/09/06)
- 中井 「又八郎」 (2005/09/05)
- 高田馬場 「もり」 (2005/09/01)
- 高田馬場 「傘亭」 (2005/08/29)
- 新宿西口 「渡邊」 (2005/08/16)
- 神楽坂 「蕎楽亭」 新 (2005/07/11)
- 牛込 「たかさご」 (2005/06/29)
- 西落合 都心の隠れ家 そば処 「游」 (2005/06/08)
- 新宿御苑 「大木戸 矢部」 (2005/05/16)
- 新宿 「彩蕎庵 吉遊」 (2005/04/26)
- 「もり」の桜海老切り◎ (2005/04/12)
- 早稲田 「祥庵 志乃原」 (2005/02/22)
- 四谷 「桜庵」 せいろ (2005/02/14)
きれいに写っていて・・・、流石ですっ。
お店の雰囲気も全く変わりましたよね。(高級感が出たような・・)
お昼にそんなに混んでいるとは知りませんでした。さすが神楽坂?
でも、神楽坂をこそぞ歩きながら行くのもいいものでした。。
前の店の気取りのない「ステンレス系」、結構好きだったんですけどねー。
いずれにしろもう一度訪れたいと思っていたので、敷居の高そうな神楽坂ですが、ぜひ行ってみよう!
私は、お酒と出汁巻きがよかったです。
満足至極でした(^^v
秋のキノコの天ぷら・・・うぅっ、楽しみです。それまで、蓄えとかないとなりません~・・・
ハゼの脳みそ????なんてあるんですね。。
「山中」行かなくちゃ。。もりさまのコメントを読むと、いつもさらにさらに行きたいところが増えちゃいます(^^)。
何時も変なものばかりあてがわれている・・
新店舗は厨房が広過ぎて前の店の倍疲れるとこぼしてたな
この前は稚鮎の天ぷらと鱧が飛びっきりに美味しかった、ギンポはチョット大きく成り過ぎで皮目のところが固かった・・
秋口になるとまた美味しい食材が出だすので待ち遠しいです。会津から送られてくるキノコ類はどれもこれも美味しい、秋と言えば落ち鱧がこれまた絶品!!
食材が食材だから仕方ないが・・食材・散財・・ちょっと発音は似てるな・・
もりです。
蕎楽亭かあ、引っ越してから行ってないなあ。店が立派になったとは聞いていたが、クオリティが下がっていないようで安心。
ここは蕎麦もいいが、天麩羅が魅力的。甘みと旨みがある塩もすばらしいですね。
天麩羅といえば、世田谷のチベット宇奈根の「山中」は行ったことがありますか?天麩羅と蕎麦だけで、蕎麦屋らしいつまみのない変わった店です。本当に不便な場所ですが、わざわざ行く価値はあります。
すばらしい天麩羅をカウンターで揚がったものから出してもらえるのはうれしいし、蕎麦も一級品です。唯一の欠点は、この手の、しっかりしたつまみで呑ませ蕎麦でしめるタイプの店特有の汁のゆるさでしょうか?
昼の2,000円のコースがお勧めです。思わず昼酒してしまいます。
→ yuka (01/20)
→ yuka (01/20)
→ 多摩市民 (01/19)
→ yuka (01/10)
→ yuka (01/10)