お正月に帰れなかった実家へ、年始の挨拶をと遅れて帰省。
どんよりとした雲が出ていると思ったら、夜半から雪が舞い始め…
朝起きたら、きらきらと朝日を浴びた一面の銀世界 。
雪かきなぞしつつ、昼近くまで溶けだすのを待って、
本当は北上して帰京する予定だったが、さすがに雪を危惧し、
東京へ戻りつつ、高速途中のつくばでお昼を取ろうと途中下車。
車中で調べた「いばらきのうまい蕎麦」の中のお店に向かってみる事に。
のどかな県道45号線沿いに、そっと現れるささやかな看板。
壁には、しかと書かれた「石臼挽自家製粉」の文字に期待がむくむく。
水車の車輪が入口に置かれた、ほのぼのとした一軒家屋が建っている。
つくば 「手打ちそば 梁」
扉を入ると、思ったよりずっと広々とした店内。
高い天井に、ゆったりと一枚板で作られたテーブルがぽつりぽつりと並べられ、
周りには、丸太の切り株の椅子が並べられた、ゆったりとした空間。
奥には、これも広々とした小上がり席があり、ご家族の方々が楽しんでいる。
地元に愛されているお店なんだなぁ、という空気を感じ、
置かれている品書きを、早速手にし開くと…
本によると「蕎麦打ち名人大会」で優勝した事があるとのこと、
まず書かれているのは、しかと書かれたお店の拘り。
その裏に書かれた品書きは、どちらかというとすっきりとしたお品書き。
ご飯ものを置いていないところに、ご主人の拘りを感じ…、
二人で頼んだ「もりそば」に、「大盛り」の「もりそば」。
さすが茨城、彼の大盛りは、こんもりと山に盛られた豪快さ。
笊に盛られた蕎麦は、角が立ち、江戸前よりやや太めに断たれた凛々しい蕎麦。
微かに、蕎麦の粒が表面から見てとれる、やや粗挽き。
手繰り上げると、ふわっと香ばしい蕎麦の香りが鼻孔に昇る。
口に含むと、キンっと冷えた蕎麦は、二八ならではのしっかりとした腰。
やや、冷たく締めすぎな感じがするのだが、(雪だったから?)
ゆっくりゆっくり噛みしめると、ほのかに蕎麦の甘みを感じられる。
すっきりとした辛口の汁がその風味を、さりげなく支え、
「もりそば」でも結構しっかり量もあり、食べ終えたらお腹いっぱい。
さらさらとした蕎麦湯を口にし、ようやく体も暖まり…
ご馳走様でした~
高速ICに戻る間にも、蕎麦の看板がそこかしこ。
つくばのお店も、もっともっと行ってみたいな
「手打ちそば 梁」
茨城県つくば市高野387-3
029-848-2323
11:30-15:00/17:30-20:00
水曜・第3木曜定休
禁煙
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