連休最後の今日は、ゆっくりと温泉に浸かろう~と、
日頃の疲れ(?)を癒すべく、志木の日帰り天然温泉へ
BOOK OFFのセールなどを覗きながら向かったお昼は…、
何度も前を通りながらも行った事がなく、気になったままのお店、
川越街道沿いに、広々と駐車場の取られた、立派な佇まいのお店へと。
通りの激しい街道沿いに、広い敷居にゆったりと作られた上品な佇まい。
黒壁に、はらりと下げられた麻の暖簾。
入口からも気品のある空気が、ふっと流れてるよう…
埼玉県ふじみ野市 石臼碾自家製粉「手打蕎麦 ぐらの」
入口脇に置かれた、「おすすめ」の立て看板に目を通し、
扉を開くと、すぐに迎えてくれるのは「本日の蕎麦」が書かれた文字。
ここも「新そば」になっているんだなぁ、と横の扉を開き入ると…
なんて、解放感溢れた、広々とした明るい空間。
高い高い天井には、天窓がいくつも作られ、柔らかく差し込む陽光。
真ん中に長くどっしりとした白木のテーブルが作られ、
壁際に沿って、置かれた手作りのような白木のテーブル。
大きな窓からは、センス良く植え込まれた木々の植栽が目に優しく、
なんて心地のいい空間だろう…
思わず見とれてしまった私に、てきぱきと花番さんに案内され、
真ん中の長テーブルに並んで腰を下ろしたら、
ふと前が街道だというのも忘れ、
どこか高原にでもいる心地に浸ってしまう…。
すっかり心地よく、お茶を頂き開くお品書き。
初めてのお店なので、「せいろ」にしようと思ったが…
中に書かれている、気になる「越前おろし」の文字。
一時の猛暑は過ぎたとは言え、今日もまだまだ暑い日差し。
さっぱりと食べたいなぁ…、と、「越前おろし」に決め注文 。
待つ間に、改めて品書きを開き見ていると…
このお酒のリストに思わず見入ってしまうなあ。。
蕎麦前を妄想しつつ、顔を上げ周りをゆっくりと見渡すと、
奥には小上がりの席もあり、打ち場には、2台の石臼が置かれ回っていて、
期待に胸がときめく中…
程なく目の前に出された「越前おろし」。
顔が埋まってしまう程のどっしりとした大ぶりの深皿に、
こんもりと盛られた大根おろしに、ふわりと散る花鰹。
彼の「大盛り」も、底下げの笊にこんもり盛られ、ボリュームたっぷり。
まずは…、蕎麦の姿が見たくて、鰹節をそっとよけ垣間見る。
おっ、これは美味しそう
やや太めに断たれた切り口は、穀物感溢れ、
中に時折混じる蕎麦の欠片に、小さな透明の蕎麦粒。
そっと手繰り、口に含むと、もちもちっとした腰が心地いい。
噛みしめると、ふわ~っと爽やかな風味が立ち、蕎麦の感触十分。
と、早速かけ汁を回しかけ、ざっくり混ぜ辛味大根に絡め頂くと、
これは美味し~い
きりりっと辛味が刺激的に爽やかで、鰹の風味がしっとり絡まる。
絡め頂くと、蕎麦の甘みがじわ~り口に残り、これはたまらない。
何よりもしっかり歯を受け止める、しっとりとした腰がいいなあ…
と、途中で彼のせいろと交換して食べてみると…
んん?、蕎麦は「せいろ」と「越前おろし」とは微妙に違う?。
「せいろ」の方が細めに断たれ、腰も優しい。
喉越しよくするるっと入る蕎麦だが、私は「越前おろし」に白星♪
と、頃合いみて出された蕎麦湯には、別に猪口を出して下さるのもうれしく、
ほのかに白濁した蕎麦湯を注ぎ入れ頂く、最後の至福のひと時。
ぐらの、grano saraceno、イタリア語の「そば」の意味だそうで、
すっかり、ここの「越前おろし」に大満足。
できたら、ここの空間で、ゆっくりと蕎麦前も楽しんでみたいな、と、しみじみと。
お勘定を済ませ、再び車へ戻ろうとしたら、これはすごい。
きちんと「ロード、MTB]用の駐輪場まで作られている。
こ、これは…、今度は自転車で…?(自転車も蕎麦前だめだが…)
なんだかうれしくなりながら、車に乗り込む。
ご馳走様でした~
いつも通り過ぎていただけのお店に、来られた事もうれしく…、
心おきなく、温泉でまったり~
石臼碾自家製粉 「手打蕎麦ぐらの」
埼玉県ふじみ野市大井816-4
049-264-0337
11:00~15:00 / 17:00~20:30
(土日中休みなし)
火曜定休
禁煙
お店のHP
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なしてイタリア?とも思ったのですが、同じ同じ♪♪。私もなんか、「更科」に似てるなー、なんて思っていたんです。
同時に、昨夏会津に訪れ、今年の夏に高遠に訪れ、
どうして、この離れた地区に、同じ「高遠そば」が…?などと思ったりも。
そして、フランスでは、蕎麦粉を使ったクレープ…
続きます、続きます、蕎麦の話は(^^)。
しかし、グラーノ・サラチェーノ…なんか「サラセン」から「更級・更科」を髣髴とさせて、まさか地名や店名に関わりはないのだろうとは思いつつ、中東と日本の山奥の発音の類似性に興味を抱いたことでした。
また、更科の「科」の方は、例の高遠蕎麦に縁のある保科正之の「科」とか。これまった無関係ですけど、会津と高遠の結びつきやら、果ては絵島生島の思い出まで(笑)、尽きませんなあ、蕎麦の話題(笑いか?)って...
是非とも、蕎麦前したくなっちゃう雰囲気。
いつかきっと…、などと思っています。
カレー南蛮?
それはうれしい情報、これから寒く(なるの?)なったらいいですね♪。
PS.カレー南蛮美味しいでっせ(笑)
是非とも、蕎麦前ゆっくりやりたかったです、心から。
「碗がき」の文字も、しかと脳裏に焼き付いています。
…でも、この日は、彼を無理やり連れて行ったので、頭が温泉でいっぱいの彼に、あれこれとなりで頼む事ができなかったんです…。
今度は、一人で…(u_u*)~
又、こちらにも遊びに来てくださーい。
和楽さんも、近くを何度も通って気になっているところです。
機会見つけて…、行ってみます♪
(自転車は、もちょっと気温が落ち着いてからにします~^^;)
お知り合いの方が、あの素敵な空間を…!
素敵な建築家さんですね、センスの良さが随所に現れ、本当に素敵な空間dした。
できるなら…、今度は一人でゆっくりと、
もっとこの空間を楽しんでみたいと思っています。
やっとやっと行けました(^^;
とても素敵な空間で、まずうっとり。
越前そばもよかったです。
本当に、この辺りにもたくさんのお店があって、迷いますよねー。
お蕎麦もそこそこだし、結構良いお店ですよね。
でっ!何で蕎麦掻きをオーダーしなかったの?
面白いのに。
何と、自分で椀掻きを作るんですよ。
蕎麦粉とお椀とそば湯が出てくる・・・
何か 変 !?
http://blog.livedoor.jp/himantai/archives/50329716.html
出汁巻玉子が印象に残っています。
あと、フェラーリの赤、イタリアンレッドが各所にちりばめられたインテリアがお蕎麦屋さんとは思えない不思議な空間を醸し出していましたね。
そう、ココ以前は「嘉津味屋」という純和風の日本蕎麦屋さんだったのです。
その時のイメージが残りながらの蕎麦を手繰る。
実に味わい深いですなぁ(笑)。
尚、現在残っている「嘉津味屋」さんの一つがココでし。
http://blog.livedoor.jp/himantai/archives/50439895.html
車が無いとなぁ・・・・・(汗)。
次回は自転車ですか!?
同じ川越街道沿いで近くに和樂さんと蕎麦屋さんもありますね。醤油のしっかりした汁でお勧めです。
yukaさんいつか行ってくださると思ってました。
ここは知り合いの建築家さんが作った店舗で、
一枚板のテーブルや椅子も彼のオリジナルです。
できたばかりの時は木の香りでむせそうでしたよ。
おそばも美味しいので、時々寄らせていただいてます。
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