先生宅に伺う前に、お天気もいいので…
ポタリング兼ねて、久しぶりにおばちゃんに会いに行ってみよう~
と、走り出したら、風が強くて、目が痛~いっ
煽られながらも、多摩霊園を通過し…、
ようよやく到着した、ほのぼのとした佇まい。
初めて訪れた人でも懐かしい…と思ってしまうだろうな 。
多磨 「吟醸手打そば たか志」
「いらっしゃいませ」と、奥からご主人の声が聞こえ 、
ひょこっと顔を出してくれた女将さんが、「あらー」とにこにこ迎えて下さる。
中もほのぼの。その中に腰を下ろしたら、やっぱり、ここはいいな~
と、途端に寛いでしまう、ゆったりのんびりとした空気が心地いい。
「今日は、風強いわね~、えっ?自転車で来たのー?」
など、話しながら出されたお茶を頂いて…
何だか久しぶりに食べたくて、頼んだ「おこげ」。
やや太めの、カラリっと揚げられた揚げ蕎麦に、かかった優しい出汁餡。
始めポリポリ、次第に餡が馴染んでしっとりとなるのが又美味しくて…
しばし、これをつまみながら、女将さんと世間話
と、ひとしきり楽しんだ後で、今日は(も?)食べたいものは決まってる
去年は食べ損ねてしまい、一年待っていた、夏限定「枝豆そば」
程なく出されたこんもり盛られた蕎麦の横には、柔らかいグリーン色の汁。
これが、枝豆で作った汁なんだ…と、気になりつつもまずはお蕎麦を。
しっとりとした姿の蕎麦は、細かな蕎麦の欠片が混ざった端正な細切り。
手繰り上げると、途端にふくよかな濃厚な蕎麦の香りが立ち込める。
口に含むとしなやかな腰がく優しく返り、噛みしめると広がる香ばしさ。
北海道の蕎麦との、「ふつう」の「もり」でさえ、こんなに美味しい。
そろそろ又、吟醸も食べてみよう 、などと思いながら…
初めて見る、「枝豆汁」にそっと浸し頂くと…
これは面白いっ
すっきりとしてクリーミー、柔らかい素材独特の甘みがさらりと蕎麦に絡み、
濃すぎない汁は蕎麦の味を殺さず、まるで蕎麦と枝豆を一緒に食べているよう。
そして飲み込んだ後に、枝豆の後味を優しく口に残していく。
まろやかでミルキィーな感じは、ちょっと豆乳にも通じるものがあり、
聞いてみると、豆乳は全く使っていないそう。
「私は、わかんないの、息子が作ってるから、ね」
とおばちゃんが言う後ろで、ご主人が笑っているのが見えるよう。
と、このつけ汁で頂く蕎麦が、何とも優しく爽やかで…
手繰る手を休める事ができずに、するすると手繰りあっという間に。
最後に、優しく白濁した蕎麦湯を注ぎ入れいると、これが又美味しい~
まるで、グリーンピースポタージュのような、上品なスープに早変わり。
うれしく、これもたっぷり頂いたら、お腹いっぱい、
念願の「枝豆そば」を食べられて、大満足
「後食べてないのは、梅山菜だねえ」などと話ながら、次の事を考えて…
ご馳走様でした~
外に出てきてずっと見送ってくれる女将さんにご主人がうれしく、
やっぱり、ここは大好き、又来よう~、
…と、帰りは上り坂 。

手挽き 吟醸そば 「たか志」
府中市若松町4-34-10
042-360-3214
11:30-15:00 / 18:00-20:30
月休 Pあり
禁煙
2009年12月 2日 「暖かいくるみつけ汁そば」
2009年 2月 3日 「温かいくるみ汁そば」
2008年11月19日 冬限定 「海老つけめん」
2008年 9月 3日 「梅とろろそば」
2008年 4月 2日 「茄子あんかけそば」
2008年 1月25日 プロジェクトX 「おこげ」、「白吟」「大吟醸」「かけ」「かき玉」
2007年10月 3日 「胡桃汁そば」
2007年 7月18日 夏の吟醸 「黒吟」
2007年 4月18日 「胡桃そば」
2006年10月 4日 夏の吟醸 「黒吟」
2005年11月15日 秋の吟醸 「ほの香」
2005年 6月30日 夏の吟醸 「黒吟」
2005年 4月 5日 冬の吟醸 「古吟」
2005年 2月 2日 「ほの香」
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本当に、すべて手挽きでこの値段で頂けるそれだけでもう、うれしくなってしまいます。
ぜに、胡桃も食べてみて下さい。ここの胡桃汁は、病みつきになる美味しさです。
よし木さん行くと…
そりゃあ、飲んでしまいますよ(笑)
でも単なる蕎麦好きな私などは詮索せずに一客として楽しみますね。この経済情勢の中で手間の掛かるであろう、利益率も低い蕎麦(詳しくは知りませんが勝手な理解です)を商いしてる全ての生産者、お店に感謝です。だって皆さんのお蔭で何時でも何処でも蕎麦が頂ける訳で。老舗店も新規店も立食いも全て旨い。蕎麦、蕎麦屋、蕎麦前と酒、店主や店員とお客も全てが好きということで。今度は未食の胡桃を是非頂きますね。明日は新橋勤めなので多分そば作さんです(笑)美良さん、時そばさんも給料日後に(笑)。たまに六文銭さん(げそ天、あみ天、紅生姜天)もお勧めですよ。
先日、よ○木さんで呑んだくれてしまいました(笑)反省。
長文失礼しました。
とろろの他に、梅とろろというのもあって、それもお気に入りなんです(^^)
また、やりますか…(^^)
あ、竹の子もだっ。
枝豆なら、まだ少しかも、です(^^)
ここは、くるみ汁も美味しく、蕎麦の風味をじゃましない味わいがやっぱりすごいです。
すりおろしの枝豆と出汁の配分が気になります。
ところで自転車とはアクティブですね~。
住所を地図で調べると、多磨霊園から1.5KM程なんですね・・・。
老骨に鞭打って歩いて行ってみますね(笑)
また、人数集めて網羅しに行きたくなってしまったのです。
その発想は無かった
でも枝豆のポタージュとかはあるわけで
出汁味にすればいいのよね
空豆の冷製ポタージュは作ったことがあるの
大量の空豆の殻と皮でできるスープに
対してゴミが多い多い
枝豆だともうちょっと捨てる部分は少ないか・・・
豆乳は、大豆を一晩水につけて、すりつぶして、水を加えて煮詰めて、漉す。
とすると、枝豆をすりつぶしたものは豆乳に限りなく近く、それを蕎麦につけて食べると、どの様になるのやら・・・。
家で、豆乳を利用して、似たような物を試して見たいけど、その前に、本家の味を知りたいなぁ・・・。
家で作るとしたら、温かいもり汁と豆乳・水を一緒に鍋で温めて、裏漉しすると良いのかなぁ・・・?
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