お・忙しいようで、休日出勤で彼が出てしまったので…、
久しぶりのぽかぽかとした春らしい陽気に誘われ、お散歩がてらに来た東村山。
こんな日はのどかにのんび~りとお昼を食べたいな、
と、前に休日に来てしまって伺えなかった、駅前のお店に行ってみる事に
さわさわと心地よく流れる春風に誘われ、のんびりとした駅ロータリーの先に…
ここも又、のどかな微笑ましい風情で佇むお店。
東村山 「手打そば ますも庵」
入口の横の植込みの後ろのガラスの中の石臼を眺め、入口へと向かい、
お店の前に置かれた、いくつかの品書きを眺め、扉を開き店内へ…。
初めて入るお店のドキドキ感を感じ、入った店内は、
ああ、これはなんだかいいな~
途端に感じる、町の蕎麦屋ならではの暖かい温もり感じる空気。
入口すぐの小さなカウンターから奥は、ゆったりとした小上がりがあり、
お子様連れのご家族が、和やかに寛ぎ…、
真ん中にはどっしりとした一枚板の大テーブル。
日曜日の今日は、6人ほどで占領し、徳利を何本か前に楽しんでいる。
壁にずらりと並べられた、品書きの木札を眺めていると、
すぐににこにこと花番さんに、横のゆったりとしたテーブル席に招かれる。
すぐにお茶を出して頂き、さて、まずは品書きを…。
ほぉ~、これは、なんて豊富なお蕎麦の品々。
さらに、うれしいこのつまみのバリエーション。
居酒屋並みに揃うお料理が、手ごろな値段で書かれているのもうれしい限り。
眺めているのも楽しく、まずは、熱燗を先に注文~。
きちんと湯煎して暖めてくれた、「金婚」の熱燗、これがいい。
柔らかい口当たりで、すぅ~っと体に入って行くお酒を頂きながら、
お新香にしようか、いか納豆もいいなあ、などと迷っていると…
テーブルに置かれている品書きに目が留まる。
烏賊好きには、見逃せない、うれしい品書き「いかの沖漬け」
程なくして出された「いかの沖漬け」は、半分凍ったルイベ状。
しゃりっとた歯ごたえを感じ、途端に溶け、じわ~っと広がる乙な味わい。
ん~っ、これは旨いっ
ゆるゆると流れる空気の中、心地よくゆっくりと楽しみ…、
さあて、お蕎麦は何にしよう、と再び品書きを手にしようとしたら、
えええっ?「焼きそば」?
確かに、東村山はイカ墨で作る「黒焼きそば」が名物(?)とは聞いていたが、
ここにあるという事は…
しかも、「黒焼きそば」又は「黒焼きうどん」と書かれているとなると…
と、通りがかった花番さんに、ちょっとお聞きすると、
「そうそう、ここのお蕎麦で作ってるんですよー(^^)」
とにこにこと答えてくれるではないのっ。
「焼き蕎麦」は食べた事があるけれど、それはもっと和風のものだったし~
と、ものすごい興味を感じたが…、が……
やっぱり、今日は初めてなので、普通に食べてみたい。
と、あちこちで聞こえる「セット」が気になり、見るとどのミニ丼も200円のよう。
ネギトロ丼に鰹丼、さらにいくら丼に、〆鯖丼なんてものまであり、
モツ煮丼?に、烏賊天丼に穴子天丼、そして、なぜか納豆丼。
いくら丼と納豆丼が同じ値段という、この大らかさがいいなあ、
と、それでも量をお聞きすると、「少ないですよ(^^)」とすぐに返ってきた言葉。
ならば、天麩羅も気になるし、「ミニ烏賊天丼」のセットでお願いする事に。
待つ間、お蕎麦に着いて書かれているのを見ると、
入口にも石臼があったように、自家製粉の十割で打たれているとの事。
ほうほう、これは、楽しみ 、と期待が膨らんでくる。
そして…、若ご主人かな?が出して下さった、「ミニ烏賊天丼セット」は、
確かに、蕎麦猪口と同じ位の器のかわいらしいミニ天丼。これならいいな
…と、まずはお蕎麦から。
挽きぐるみのグレーの蕎麦は、やや太め。
所々に蕎麦の欠片が散った、素朴な風情の田舎蕎麦。
手繰り上げると、温もり感じるような穀物の香りをゆっくりと感じ、
噛みしめると、どこかぼそっとした感じの腰のある、ほのぼのとした感触。
切り幅も、細いのやら太いのやら混じった、大らかさがなんだか微笑ましく、
ゆっくりと噛みしめていると、素朴な蕎麦の味わいを感じてくる。
薄めの汁はどっぷりと漬けてもいい風で、田舎の蕎麦を思い出すなあ…。
いいじゃないの、端正なとか、切り幅揃ったとか、そんなのは…(^^)
という、大らかで雄大なほのぼのとした良さが、じわじわと感じてくる。
しかもお蕎麦はしっかりと量があるのもうれしく、あったかい気持ちになりながら、
どっぷり漬けて、うれしく手繰ってしまう。
しかも、セットには、ちょっとだけどきちんとサラダまで付き、
(栄養もばっちりだっ♪)
この「烏賊天丼」が思った以上に美味しいのに、又びっくり。
衣薄めの天麩羅は、カラリとして軽やか。
掛けられた丼汁は、年季の入った丼ならではのきちんとしたタレで、
これが、ご飯にちょとかかっている辺り、これは旨いっ。
しかも、お蕎麦を食べ終えるタイミングを見て出して下さる配慮もうれしく、
ナチュラルな、自然に白濁した熱々蕎麦湯をしっかりと頂いたら…
もう、大満足~
中休みもないし、これはいいお店だなあ、と感じながら席を立つ。
「ありがとうございました~」
追い打ちを始めたご主人まで声を出して下さり、うれしくお店を後に。
ご馳走様でした~
まだまだ食べてみたいものはいっぱいあるし、運ばれていったうどんも美味しそう。
そして何より…
いつか、あの「黒焼き蕎麦」も、食べてみたいな…

「手打そば ますも庵」
東村山市本町2-16-30
042-394-1733
10:30~20:00
火曜定休
Pあり
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昼間だったからかしら?
一人もいらっしゃらなかったので、忘れていました(^^)。
もしかして、昼は禁煙かもしれないです。
できたら…
でしたが、最近はどうでしょうか?
あ、あると思うのですが・・・。
コメント待っていますっっ(焦っ)
ほんっと、お料理にお蕎麦、いろいろあって、まだまだ食べてみたいものがいっぱいです。
駅からも近いので、ぜひ(^^)。
ものすごーく、興味持っているんです。
蕎麦と、イカ墨入り(なんですね^^;)ソースの味、食べてみたいなあ。
ますも庵、知っていながら、ずっと行っていなかったのですが、なかなか気に行っちゃったです♪
三茶の安曇野さんは、私も大分ご無沙汰。
行ってみようかな~…
穴子焼きとそばコロッケと葉わさびせいろが気になります~☆
確かに、言われてみればアリなのですが。
撮られたお写真のとうり「黒焼きそば」は、今、アサヒビールも積極協賛していて、非常に勢いがあります。
http://www.asahibeer.co.jp/area/04/kuroyakisoba/cp.html
ますも庵、のんびりした雰囲気もよいし、ちょっと食べに行きたくなりました。
(あ、ちなみに「黒焼きそば」はイカ墨では作らず、イカ墨入りのソースを使います。)
熱燗とのコントラストがうまそげです~
最近がっつり田舎蕎麦食べて無いな
三茶の安曇野さんのはちょっとやりすぎかなー
って思いますが
でも、思い浮かべてしまったら
久々に食べたくなってしまったかもだ
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