今夜は、久しぶりの「志美津や」さんでの蕎麦会 。
随分日が長くなったなあ、などと夕暮れの道を歩き、お店に到着~。
今日は「かけ放題」とのお題との事、ワクワクしながら扉を開く。
喜多見 「石臼挽き自家製粉 手打十割そば 志美津や」
ぞろぞろと最終11人揃い、まずは春らしい、
桜の花びらが瓶の中に舞う、「SAKURAのワイン」で乾杯~
ピーチ味のあま~いワインはジュースのようにくいくい飲めちゃう。
そして、銘々に出される、志美津やさん特製の「酒肴三点盛り合わせ」。
茹で加減ばっちりの、「菜の花の下ろし和え」に、
これが美味しい 、黄味と白味の「玉子の押し寿司」。
それに、これも志美津やさん定番の「鴨のロースト」。
の、お酒にうれしい三点を頂いていると…
まさに今が旬「ホワイトアスパラの蕗味噌餡がけ」。
しゃきしゃきとして甘みのあるアスパラが殊のほか美味しい上に、
かけられた餡の蕗の独特の風味がふわ~っと広がりたまらない。
これも美味しい~
これらのお料理を前に、早速日本酒がいくつか出される。
ほのかに樽のような香りのする、珍しい「土耕穣(どこんじょう」山廃純米に
「獺祭」発砲にごり酒に、「東北泉」雄町純米。
それぞれのお酒を楽しんだところで、早くもお蕎麦が運ばれ始める。
最初の一碗は、たっぷりの大根おろしが入った「霙そば」。
玄挽きの太打ちの田舎蕎麦がその中に沈み、
ストレートでほんのり甘みのある汁がとても美味しい 。
大根おろしがよく絡み、喉の奥辺りで感じるざらつきに、もちもちした歯ごたえ。
やっぱり田舎そばの温蕎麦は本当に美味しいなあ~と…、お聞きすると、
この汁は、大根おろしと醤油(と水)のみで作っているというから驚き。
こんな、滋味深い味わいになるなんて…
と、続いて出されたのは、蓋付き丼。開けてみると…
途端に磯の香りが、ふわりと立ち込める、「花まき」ならぬ「磯の香そば」。
乾燥アオサに湯葉がたっぷり盛られた温蕎麦で、蕎麦は細打ち。
するりとした喉越しのいい蕎麦に、アオサノリの香ばしい風味に湯葉の食感。
これも美味しい
ここでちょっと一休み。春野菜の天麩羅の盛り合わせ。
たらの芽にふきのとう、ギョウジャニンニク、ウド、こごみに空豆、そして筍
山菜の天麩羅って味わい様々で、どうしてこんなに美味しいのかしら♪
と、まったりしたところで、今度はせいろ二種。
トム臼#3で挽いた玄蕎麦の粗挽き、
常に十割で打っている志美津やさん、初の試みの外イチの蕎麦。
端正な切り口に立つ豊かな香りに、心地のいいざらつき。
噛みしめるとじわりと広がって行く味わいに、つなぎの存在が感じられない。
これは、旨いっっ
続いて、やはりトム臼挽き、丸抜きの粗挽き、つなぎ外0.5。
こ、この美しさと言ったら…
透明な粒々が、ごつごつと埋め込まれた、この姿。
手繰り上げた途端に広がる、深い香りに、口に含むと、ぷつぷつと掠める感触。
噛みしめると、実に芳醇な味わいが広がり、広がり…
こ、これは美味しい~っ
この蕎麦を前に、十割に拘る理由があるのだろうか…?、と、考えてしまう。
と、ちょっと歓談、私の大好きな「おばあちゃまのお漬物」。
それに、志美津やさんの御親戚の「かつ久」さんの「豚の角煮」。
で、再びお酒を頂いたところで、最後を〆る、「冷かけそば」。
この夏メニューとして登場するための、試作品。
海老が美味しい!、中の粗挽きの蕎麦も旨い。
それより何より、清水さんは大きい!。
我々の感想の、ひとつひとつ丁寧受け止め、耳を傾ける。
きっと、もっともっと美味しい一品が出来てくるに違い無い。
後は…、この夏登場するであろう、さらなる改良された「冷かけ」に乞う期待
すっかりお腹いっぱ~いで、さっぱりとしたデザートの水菓子を頂いて…
ご馳走様でした~
毎度密度の高い蕎麦会に、嬉しく濃い時間。
それはそうと、春メニュー「山菜せいろ」を改めて食べに又来なくちゃ
*お品書き
きのこせいろ、きのこそば 1,450円、けんちんせいろ、けんちんそば 1,250円、牡蠣天せいろ、かきせいろ、牡蠣南蛮 1,450円、牡蠣天 750円、
せいろ、田舎、粗挽き、さらしな(要予約) 800円、二色 900円、かさねせいろ 1,250円、温泉たまごせいろ 1,000円、とろろせいろ 1,260円など
(ランチ)蕎麦、ミニ天丼orそぼろご飯、小鉢 1,260円
三種盛り 400円、蕎麦豆腐 350円、蕎麦味噌 350円、板わさ 550円、鴨たたき 650円、そばがき 750円などなど・・・
地酒各種 650円~750円、ノンアルコールビール有
即時おまかせ、ミニ蕎麦会可能

自家製粉 手打ち十割そば
「志実津や」
狛江市東野川4-13-5
03-3489-0381
11:30~20;30
毎月6日・16日・26日原則
禁煙 P有り
お店のHP ご主人のブログ
2009年 2月19日 「田舎そば」で「けんちんそば」
2009年12月25日 「牡蠣の天麩羅」に「けんちん蕎麦」
2009年12月12日 しゃぶしゃぶ蕎麦こと、「蕎麦振り鍋」
2009年10月20日 「牡蠣天」「きのこ汁そば」
2009年 7月11日 「水なす」に「アスパラ」、「しゃきしゃき大根そば」
2009年 3月13日 竹の子料理に、「山菜せいろ」
2009年 2月 9日 「牡蠣天」に「けんちんせいろ」
2009年 1月 9日 「牡蠣南蛮、牡蠣ヌキ」を熱燗で味わう
2008年 9月 6日 帆立天、牡蠣天を楽しみ 粗挽き蕎麦
2008年 7月22日 水ナス三昧 粗挽き蕎麦に田舎蕎麦
2008年 5月12日 漬物に美味アスパラ天 十割蕎麦に、手挽き粗挽き
2008年 4月 4日 ProjectX 10種の蕎麦バトル
2008年 2月 2日 牡蠣天ぷらにうっとり
2007年12月31日 年越し蕎麦に温泉卵せいろ
2007年10月 5日 牡蠣天ぷらに二色そば
2005年 6月 7日 二色そば
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すごい!それは、筋肉痛になりますなります。
うれしいです。
大好きなたぬきのお店で満喫されたとのこと。
あの山菜せいろはいいでしょう(^^)
山菜の香りいっぱいで。これからますます種類が増えていくそうです。
JR東小金井駅から 野川公園へ南下
そして 調布飛行場で大空と飛行機を眺め
野川を下る。
「御狩野」や 「地球や」は今日はパス
目指すは 狛江市東野川のここ。
途中 近所の照明会社による一夜限りのライトアップが絶景な
調布市佐須の桜も つぼみがふくらみ今年も期待。
水に入って遊ぶ子供や 川原を散歩する人々、
野鳥にカメラを構える方。
昨日の春の嵐がうそのような連休ラスト
狛江市に入ってしまえば ”もと地元”と
簡単に考えていたのですがちょっと遠かった。
(川原のシロツメ草で花冠を作ったのは遥か昔。)
うわさの タヌキに無事対面でき
日本酒・板わさ・三種盛・山菜せいろで満喫。
訪れることが出来た嬉しさに一人笑顔で飲んでました・・・
帰りは 急行停車駅の成城学園駅に向かって
小田急車両庫の上の公園を抜け、野川を渡り
急坂を登る。
この坂も子供時分 自転車でそのまま登れず
息切らしながら 降りて歩いてました。
いい一日でした。
(が これ書いている今、歩きすぎで筋肉痛・・・・自業自得)
本当に研究熱心なご主人なので、これからもまだまだまだまだ楽しみなのが、うれしいです♪
土耕穣は未飲ですが、お酒もそれぞれいいものを揃えていますし~訪問が一層楽しみになりました~♪
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