これがずっと気になって仕方ない。
今の、この寒いうちに行かなくちゃっと、先生宅を出た後で、いそいそと「多磨」まで。
柔らかく温かい冬の日差しを感じながらお店の前に辿りつくと…

あっ

どこかで鳥の鳴く声が聞こえてくる中、ほのぼのとした風情で店前のお掃除を…。
あぁ、やっぱり、、、いいな~…

多磨 「吟醸手打そば たか志」
「こんにちわ~」
と、声をかけると、ゆっくりと振り向いた顔が、すぐに笑顔に変わって微笑んで下さる。
「日が照ってきたね~」
などと話ながら、女将さんと連れだってお店へと。
昼過ぎた店内は、…昨日に続き、私の貸切。
蕎麦だけで帰るのはなんだか寂しい、と、お酒をお願いしてしまう。
ここのお酒は富山の「三笑楽」ひといろ。
心地よく暖房の入った店内はぽかぽかと暖かく、冷で頂く。
あては、「穂先竹の子のぴり辛味噌漬け」。これ、美味しいな~…。
と、前に女将さんの白菜の漬物が美味しかった話をしたのを覚えて下さっていたのか、すっと出して下さった、「白菜の浅漬け」。
うれしくこれも頂きながら、顔を出されたご主人にお女将さんと交わす、談笑が楽しい。
(なぜか、ここだとお鮨の話が多いんだが…)
本当に、ここでのんびりと話をしていると、親戚のおばちゃんちに遊びにきたかのような、そんな心地に浸ってしまう。
すっかり、寛ぎ楽しんだところで…、お目当てのお蕎麦を頂こう♪
と、品書きを確認。
あったあった、これこれっ
「温かいつけ汁」の「胡桃つけめん」。
冷たい胡桃そばも、かなりはまってしまっただけに、これが食べてみたくて。
…が、柱に貼られている「冬の吟醸 古吟」の文字を見たら、久し振りにこれも食べたい…
「この胡桃つけめんのお蕎麦を、吟醸に変えるってできますか?」
とお聞きすると、すかさず厨房からご主人が
「できますよ~」
とおっしゃって下さり、是非それで ♪ 。
程なくして目の前に置かれたお盆を見てびっくり。
「お、女将さん、器変えた??」
と思わずお聞きしてしまった蕎麦は、高足の漆器の器に笊が敷かれ盛られてる。
「ははははっ、お殿様みたいでしょ。吟醸だけ、それにしたのよー」
とのこと。確かに…、ちょっと偉くなったみたい?((^^;
そして、久しぶりに見る、山に盛られた吟醸蕎麦、冬の「古吟」。
透明感のある黒めの蕎麦には、ガラスの破片が散ったかのように、びっしりと埋め込まれた蕎麦のホシ。
見とれてしまいそうな、美しい姿の蕎麦を手繰り上げると、さらに、立ってくる香ばしい香りにうっとり。
口に含むとしなやかな腰が心地いい。
噛み締めると、清々しさがありながら穀物の持つ味わいがじわじわと広がってくる。これも何もつけずに食べてしまえそう。
「ふつう」のもりも美味しいけれど、やっぱり吟醸そばは、魅了する「何か」がある。
美味しいな~と、楽しんだところで…
温かい胡桃汁に浸し頂くと、これはいい!
暖められたことで、さらに香り風味の立つ胡桃汁。
その味わいはさっぱりとしながらも、深いコクに上品な甘み、時折しゃきしゃきとした水菜の歯ごたえも心地よく、すっかい夢中になってしまう。
冷たい胡桃汁もいいけど、このあったかい胡桃つけ蕎麦、これも又病みつきになってしまそう。
やぱり、冬の寒い時の温かいつけ汁というのは、いいなぁ、と改めて感じながら、さらさらとした蕎麦湯を注ぎいれ、すっかりと頂いたら、お腹もいっぱい。
今日も、楽しい時間に、念願の蕎麦を頂けて…
ご馳走さまでした~
外まで女将さんに見送られ、体も心も温かく感じながらお店を後に。
ああ、又、ご主人の石臼を回す音が聞こえだした…。
*お品書き
吟醸そば 1,050円、天ぷらつき 1,790円、もりそば(ふつう?)630円、とろろ 850円、おろし 950円、鴨もり 1,160円、、天もり 1,260円、胡桃 950円、梅山菜 950円、梅とろろ 1,000円、なすあんかけ 1,000円、海老つけめん 1,050円、温くるみ 950円
かき玉 790円、山菜、山かけ 840円、力 1,000円、鴨南 1,050円、天ぷら 1,050円など。
(プラス370円でミニとろろ丼、ミニ玉丼)
玉子焼、味付山菜、月見とろろ 420円、おこげ 470円、板わさ 320円、そばがき 630円、天ぷら盛り合わせ 740円、ビール 520円、お酒/三笑楽(富山)500円
手挽き 吟醸そば 「たか志」
府中市若松町4-34-10
042-360-3214
11:30-15:00 / 18:00-20:30
月休 Pあり
禁煙
関連日記
2008年11月19日 冬限定 「海老つけめん」
2008年 9月 3日 「梅とろろそば」
2008年 4月 2日 「茄子あんかけそば」
2008年 1月25日 プロジェクトX 「おこげ」、「白吟」「大吟醸」「かけ」「かき玉」
2007年10月 3日 「胡桃汁そば」
2007年 7月18日 夏の吟醸 「黒吟」
2007年 4月18日 「胡桃そば」
2006年10月 4日 夏の吟醸 「黒吟」
2005年11月15日 秋の吟醸 「ほの香」
2005年 6月30日 夏の吟醸 「黒吟」
2005年 4月 5日 冬の吟醸 「古吟」
2005年 2月 2日 「ほの香」
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その通りでございました~っ(焦)
それ、すごくすごく食べてみたいです。
一週間だけ…、
後で詳細教えてくださいね~(^^)
たか志さんもぜひ。
明け方に楽しみにしています♪
ここの女将さんも、本当に大好きなんです。
ふじ多さんも、山河さんもいいですよ♪
ぜひ!
とてもうれしいです。
では、後ほど…(^^)
しゃきしゃきしているおばちゃまもあったかいですよね。
私はふじ多も国領の山河もまだ未訪ですが行きたくなっています♪
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