杜氏さんもいらっしゃっての催しにお招きされて、お友達と伺うことに 。
きりりっとした看板の下に、今日は暖簾も取り込まれ・・・
「本日貸切」の張り紙が張られてる。
浅草橋 「手打ちそば 更里」
中の様子が垣間見える扉を開くと、奥では杜氏さんを囲んですでにお話が始まっている様子。
我々は入り口すぐのテーブル席で、静かにご相伴。
しばしして・・・、
皆がそろったところで、息子さんがお店の案内を持ってきてくださり、お店の名前の由来などをお話して下さる。
珍しいお名前の、「鯨波」。
豊かな自然に囲まれた蔵の様子に、お酒への期待も高まってくる。
テーブルの上には、このお酒を頂くためのお料理の品書きも。
やがて…
みな揃ったところで、まずは「純米吟醸無濾過生」が注がれ乾杯~
ふわりと香る、上品できれいなお酒。それでいてしっかりと飲み応えもあり、これは美味しい
そして、お料理も目の前に。まずは、美しく盛り付けられた「三点盛り」。
透き通ったガラス細工のような、つるるっと喉越し爽やかな「のれそれ」。
それに、しっかりと味わいのある「とこぶし」。
味のしっかり染みた「鰆の西京味噌焼き」。
どれもが、お酒にぴったりのお料理に、お酒も進む 。
続いて、身がほろろっと崩れるほど柔らかい、「はたはたの南蛮漬け」。
きりっと利いた酸味が清涼感を感じ、これもいい。
さらに・・、ちょっと珍しい「めひかりの唐揚げ」。
これらのお料理に、「鯨波」純米、本醸造と順を追って頂き・・・、
さらには、普通酒のお燗も頂く。
「お燗にぴったりだよ」と、タイミングよく出される「ホタルイカの丸干し」。
それにこってりと炊かれた「タラのアラ煮」。
これらのお料理に、蔵元さんたちを囲んでお酒も進み、盛り上がっていると・・・
なんってうれしい・・・
サプライズで昨日が誕生日だった私にケーキまで。。
ろうそくの火を消すなんて、何年ぶりかしら、と思いながらすごく感激してしまう 。
ご主人、奥様、ありがとうございました~。
最後のお料理は、お酒の名前に合わせての配慮だろう「くじら刺し」(写真撮り忘れ)。
それに、我侭言って出して頂いた、豆腐の味噌漬けなどで、さらにゆっくりとお酒も頂き、大満足のひと時に。
〆には、こちらの「生粉打ち蕎麦」が出される。
きりっとエッジの立つ、凛々しい蕎麦は手繰り寄せると、香ばしい蕎麦の香りが豊かに漂う。
口に含むと、しっかりとした腰。
もちもちっとし腰は心地よく、かみ締めるとこれも豊かに広がる蕎麦の風味。
香ばしさと甘みが濃く、しみじみここの蕎麦の美味しさを実感してしまう。
いやぁ、大満足
さらさらとした熱々の蕎麦湯をゆっくり頂き・・・、
我々は一足お先にお暇を。
ご主人、杜氏さん、蔵元の皆様、ご馳走さまでした 。
すばらしいお酒に出会えたこともうれしく、又、思いがけずに祝って頂いた事が何よりもうれしい。
・・・が、
我々もさらに別所で。。
「手打そば 更里」
台東区浅草橋1-11-3
3863-6288
11:30~14:30 / 17:00~21:00(土20:30)
日曜定休 禁煙
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ちょっとご無沙汰しているので、とても懐かしいです。ご主人、奥様もご健在のご様子が伺えうれしいです。
又私もご主人のお料理に、蕎麦を頂きたくなってしまいました。
暖かな気持ちになるコメントありがとうございます。
少し年配のカップルがカウンターに座っていたので、ひとりがけの卓に。こげ焦げのしつこくて美味しい焼味噌。さらしな粉で作った蕎麦がきの揚げだしが絶品でした。鯨波のぬる燗がよく合います。ただ、注ぐ都度に徳利の尻からちょろりんちょろりんと垂れてしまうのが、酒飲みには勿体無くて、哀しくて.....
締めの蕎麦にさらしなを頼むと、相客のご老人おふたりに出して終わった、と言います。お二人の恐縮すること、恐縮すること。こっちが申し訳なくなるくらいでした。
そのとき親爺さんが、「半人前くらいは残ってますが.....」というので、特別に生粉打ちとの合い盛りにして貰いました。期せずして美味しいもの両方を食べてしまうことに。御礼を言うのは今度はこちらのほうです。店のご夫婦に、小さな男の子のおしゃまな様子のあいまって、静かで幸せな会話が心地よく転がりました。
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