もう~、お腹ペコペコ
駅まで行けない~・・、などと思いながら、もし、まだ、まだ、入れれば・・・と、覗いてみた黒森庵。
路地の端には、昨日の雪がまだところどころに残る中、日差しに照らされた梅が満開。
お店の前でしばし見とれてしまう、見事な梅の花。
下に佇むだけで、ふわ~・・・と香る、
なんとも芳しい、梅の香り。
と、うっとりしながら、暖簾の仕舞われてしまったお店を見ると、まだお客さんがいるみたい
「お、お腹すいちゃって・・」と、無理をお願いして、入れて頂くことに
永福町 梅の香漂う「黒森庵」
寒かったでしょう~?と、ご主人、花番のお嬢さん達に迎えられると、ふぅっと安心してしまう心地の良さ。
笑顔に甘えてしまうかのように、
せっかく(?)なので・・・、
「何か温かい飲み物を」と、
四季桜の熱燗をまずは頂いて、一心地 。
口に含むと、く~っと体が温まる。冬の日の熱燗はやっぱりたまらない。
お酒と共に出される充ては、私の大好きな「インゲンとごぼうの胡麻味噌和え」。
インゲンのしゃきしゃきとした瑞々しさ、ごぼうの大地を思わせる味わいのこのお通しの一品がとても美味しい。
それと、なんだかシンプルな物が頂きたくて、「ちくわさ ミソネーズ和え」をも。
あれこれ近況などをお話しながら、熱燗を頂くこのほんのひと時が、とても心の休まる不思議な時間。
そして、落ち着いたところで、)すぐにお蕎麦を。
「本日の蕎麦 富山」と書かれているのを見ると、素のままで「もりそば」?いや、あの魅了的な「赤もり」?などと迷いながらも、寒い日にはたまらない「熱もり」が、今日はどうしても食べたい。
で、今日は「温もり」をお願いすると、
すぐに目の前に出された、卵の黄身。
ぷっくりとふくらみのある、鮮やかな卵黄だけでそそられてしまう~
そして程なく、温かい汁に浸されたほかほかの蕎麦が置かれる。
ふわ~・・・、と香る蕎麦をたまらずに、まずはそのまま。
温められたことで、しっとりとした蕎麦がとても美味しい。このままでも十分に美味しいのだが・・・
やっぱり 、黄味を落とし、白髪葱を振りかけ、卵とからまるこの美味しさ。
コクがあってまろやか、深くて優しいこの味わいがたまらな~い
加減してちょんっと柚子胡椒を載せて頂くと、ぴりりっとした後にふわりと残る柚子の香りが又楽しく、あっという間に頂いてしまう。
さて、お椀に残った温かい卵汁が気になり・・・、しかも冷たい蕎麦も気になり・・、
「もりそば」を少なめで追加で注文。
水を切るご主人の俊敏な動きに見とれながら、置かれた「もりそば」。
手繰り寄せると、ふわり~と柔らかく上ってくる蕎麦の香ばしい香り。
エッジが立った凛々しく、一糸の乱れもないような、美しい蕎麦がキラキラと輝いている。
口に含むとしなやかな腰。
しっかりと歯ごたえを感じながらも、するする~と流れるように落ちていく蕎麦。
汁などいらずにそのままでも頂いてしまいそうな蕎麦を、おおっと残し、この気になる卵汁につけて頂くと、これも・・・、美味しい~
もり汁に絡め、そしてこの卵汁に絡めてと頂いてと、すっかり大満足。
タイミングを見て出してくださる、熱々でとろとろのクリーミィな蕎麦湯をもたっぷり頂く、至福のひと時。
蕎麦湯と共に出される煮豆がこれが又、蕎麦湯に合ううれしいサービス。
今日もご馳走さまでした~
心もお腹も満たされるひと時。
ご主人、お嬢様達との会話の、帰りたくなくなってしまう心地の良さに、
今日もすっかり癒されて・・・
今度は、どれを食べようかな
*お品書き
もりそば 800円、イタリアのもり 1,100円、赤もり 1,300円、温もり 1,000円
一番摘みとろ焼海苔、ニンジンサラダ・マスタード風味、ちくわさミソネーズ添え、自家有機糠漬け 350円、じゃがとひじきのアルデンテ、パルマ産生ハム、黒森の黒白サラダ 400円
和の三点盛り 700円、洋の三点盛り 750円
ハートランド 500円、黄ぶな、上喜元、豊の秋、開運、その他季節のお酒各種 350円~
「黒森庵」
杉並区和泉3-17-6
03-3327-4496
11:30~15:00
金・土・祝 定休 禁煙
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でも、確かに乾杯はビールが似合う!と私も同感・・・。
蕎麦の温もり、
これはいいですよん♪
いやぁ、今回は、本当にひもじかったので、うれしかったです・・・。
ノンアルコールビールが置かれるようになって、うれしいですよね♪
でもでも・・・、
この温もりはやっぱり、たまらんです。
梅は本当に見事で、匂いがとってもよくて、本当にうっとりしてしまいました(^^)
一人の時はいいのですが
やはり友人と飲む時が問題で
やはり乾杯はビールじゃないと
感じが出ないのよねー
熱もりいいですね
お蕎麦の熱もりって珍しいような
気がします
閉めかけてたお店でも入れくれてよかったですね
けっこー簡単に断るお店も多いのに
ここのところ寒いので「あつもり」を食べようと思って行くのですが、
いつも閉店間際に自転車を必死に漕いでいくので、
身体が温まって到着すると、つい「もり」を頼んじゃうんですよ(^^;
入口の梅と自転車リスの焼物、僕も気になって写真を撮りました。♪良いですよね~
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