よく晴れた、汗ばむ程の陽気の中、
日差し差し込む、木の温もり溢れた店内は心地よく、



まずは、「常陸野ネストビール」で、乾杯ぷは～っ。



ふぅ～美味しい、くっと喉を潤わせ、
お蕎麦の前に、ちょっとお酒も 。



「きぬたや」さんに来ると飲みたくなる、
静岡　「磯自慢」　吟醸生原酒



添えて下さった、蕪の浅漬けが、
瑞々しく素直に美味しく、



ついついお変わり、
京都　「澤屋まつもと」　Kocon(ココン)



南北朝時代の禅僧、夢窓疎石の句、
「松に古今の色無く、竹に上下の節有り」
杜氏さんの思いの籠ったお酒にしみじみと・・・、



カボチャにヤングコーンの、
素の野菜の甘みを堪能していたら…、



やややっ💦、窓から見える道路を、
立派な青大将が悠遊と横断～っ

まだまだ自然豊かな多摩地区の、
ほのぼのとした一幕が又楽しく、



「醸し人九平次」 の新シリーズ、
純米吟醸　Ｌｅ’Ｋ（ル、カー）
　


Ｋは、醸し人のK。
Ｋは、九平次のK。
Ｋは、黒田庄のK。

「皆様に巡り合いたい」との思の込もったお酒だそうで、
清らかな中に柔らかな旨みがある、美味しいお酒 。

これを横に…、いよいよお蕎麦。
今日は５種類打って下さったそうで、
それぞれ少しづつ頂けることに。



1枚目、まずは、
埼玉三芳の「ひこべい挽き」＃40



淑やかで上品、ふわりと軽やかで、
流れるように広がる、清よらかな味わい。
優しく心地よく、ああ…、「きぬたや」さんの蕎麦だ 。



2枚目、長野の「ひすい蕎麦」　モラ挽き



ふっくらと広がる香り豊か。
粒感がしっかりとしてもちもち。
ふくよかな香ばしさと甘みが交差し口に満ち…



3枚目　福井県福井市在来種　手挽きそば



瑞々しく繊細、しなやかではんなり、
しっとりとした心地のいい歯抜かりがあり、
爽やかさの後に広がる甘みが実に豊か。

ああ…、この蕎麦好き 。



4枚目　福井県丸岡坂井市　手挽きそば



びっしり蕎麦の欠片が散る美しき姿、
キシキシとした粒感を歯に感じ、
キリっとして軽やか、味わい濃厚～。



そして・・・、いよいよ最後の５枚目、
島根県横田の幻の小そば



手繰った先から広がる豊かな香りに、
様々な色形の粒が弾けるように、
くっと鼻孔に響く、深く奥深い濃厚な穀物の味。

ん～、素晴らしい
一枚ごとに違う、表情に香りに食感、味わい、
夢のごとく味わった後で…、



三芳の蕎麦の平打ち、
辛味大根のぶっかけそば 。



細切りとは又違う、もちもち感に、
すっきりとした汁と辛味大根の辛さの中から、
蕎麦の甘みが広がり、これは私の大好物 。



続いて、さらに太い、福井在来種の平打ちそば、



もちもちとして、噛みしめるごとに旨みがあり、
まるで蕎麦刺しを食べているよう



同じ平打ちでも、福井丸岡さんは、
草っぽい香りに味わいがあり…、



島根横田の平打ちは、濃厚～。　

平打ちの蕎麦を噛みしめ、
改めてじっくりと蕎麦の味わいの違いを感じ…、



最後は蕎麦湯に浸った…、



釜揚げ蕎麦刺し。
温まった蕎麦は、もちもちふっくら。



ハート型のがあったりと、
遊び心に楽しませて頂いて…、



久しぶりに「きぬたや」さんの蕎麦を存分に楽しめた、
心に感じる蕎麦三昧に。

ご馳走様でした～

又ぜひ、頂きにまいります。
心に染み、澄んだ気持にさせらる、
「きぬたや」さんだけのお蕎麦に逢いに…

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