閉店の知らせ程、寂しい事はなく…、
「やざき」さんが今月いっぱいと教えて頂き、
まさかの驚き、彼に話すと、それは行かないとっ!
朝からしとしとと降る肌寒い雨に、
寂しさが一層身に染みる 。
入り口の窓ガラスの貼り紙を眺め、ああ…。
分倍河原 「手打ち蕎麦 やざき」
いつもと変わらない店内に、
いつもと変わらず笑顔の女将さんに迎えられ…
壁のワニの下には、「新そば」の貼り紙。
空いていたテーブルに腰を降ろし、
開店当初から伺ってから早7年、いろいろ頂いてきたなあ、
しみじみと品書きを眺め…、
せっかくの新そば、そして最後はやっぱり基本の「せいろ」を。
それと、「やざき」さんのカレーも最後に食べたい。
私は「もり」に「半カレー」、
彼は、「ごま汁」に「ミニうな丼」、
感慨深く注文し・・・、
いつも車でだったので頼んだことなかったけれど、
ずらりと並んだ一品料理も、
一度頂いてみたかった…
…と見ている間に、待つ程事なく、テンポよく、
二つのお盆が到着~。
屋号の入った丸い蒸篭に盛られた蕎麦は、
切りムラなく、うっすらと緑がかった、
ピシっと角立つ凛々しい細切り。
手繰った蕎麦から、ふわ~り広がる香りも豊か。
程よい腰に、喉越し軽快。
添えられた汁も円やかで実に美味 。
江戸蕎麦の良さ携えた美味しい蕎麦。
このところ、益々美味しくなってきたのに、
閉店が惜しまれて、惜しまれて…、
途中でちょっと彼と交換した、
胡麻汁が又美味しい。
ここを閉められても、
ご主人、ぜひ蕎麦を打ち続けて欲しい。
と願いしつつ…、
頃見て出された蕎麦湯は、
ほんのりと濁って風味豊か。
余韻と共にゆっくり頂き…
これこれ、「やざき」さんの「半カレー」
こっくりと野菜が煮込まれた、
円やかマイルドコクたっぷりのカレーは、やっぱり極旨っ。
一方、彼の「ミニうな丼」も美味しそう。
一口もらった鰻は、ふっくらしっとり、
かかったタレも美味しく・・・、
あっという間に、二人で完食~。
ご馳走さまでした~
帰り際、お別れのご挨拶。
ちょっと淋しそうながらも、笑顔で話して下さる女将さんに、
まだまだこれからと思われるご主人の姿に…
今までありがとうございました。
又いつか、どこかで出会えるのを、期待して…
「手打ち蕎麦 やざき」
府中市美好町2-49‐3
042-362-3540
11:00~14:30 / 17:00~22:00
月曜定休
専用P3台
2016年 6月12日 「とり汁そば」に「豚しゃぶつけ蕎麦」
2015年 5月24日 「冷やしたぬき」と「ミニそぼろ丼」
2013年 8月18日 「冷やしすだちかけそば」
2013年 3月31日 「深川そば」
2012年 6月17日 「鳥汁せいろ」
2011年 6月19日 「カレーセット」に「天丼セット」
2010年 6月26日 「ごま汁そば」に「炊き込みご飯」
2009年 9月23日 「たぬき蕎麦」で「炊き込みご飯セット」
2009年 6月21日 「鳥汁そば」
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そして最後にやっぱり行かれているものだと…。
本当に、このところお蕎麦が又ぐんっと美味しくなってきたのに、
残念でなりません。
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