女将さんの暖かな笑顔で迎えられ、



蕎麦前を楽しむ常連の方々と、並びの椅子を引き…



今日は、じっくりお話しお聞きしたいな、
早速お願いした「東北泉」 　。



いっこうさん手作りの、素敵な酒器に、
添えて出された、「大根と揚げの炒め煮」。

ちょこちょこと出してくれる、女将さんの手料理は、
いつもとっても美味しく、楽しみの一つ 　。



続いて、「胡瓜と茗荷の浅漬け」も出され、



さらに、ご主人が揚げてくれた、「おつまみ天麩羅」。
シシトウにオクラ、
風味豊かな、庭で朝摘んだ「紫蘇の実揚げ」　。



そして、これが素晴らしい酒の充て、
「茗荷の蕎麦味噌はさみ揚げ」 。

この充てで、万博あれこれに、イタリア観光話、、
イタリアの蕎麦事情などなど、楽し～くお聞きして…、



常連さんと一緒に、私もお蕎麦を頂きます 　



お二人は「十割そば」、私は、「粗挽き三兄弟」。



色合い異なる三つの山は、
それぞれ性質も異なる、目もあやな粗挽き 。



まずは、透けるような、「蕎薫」との「せいろ」から。



北海道雨竜の「キタワセ」、18メッシュ。
一番ポピュラーな蕎麦でさえこの粗さ。

粗挽きならではのしとやかな腰、喉越しに、
フレッシュな香ばしさに、甘みが広がる 。



続いて、「白妙」こと、「手びき」は、
珍しい、滋賀の「伊吹在来」。



ぷるぷるっとした粒が口肌掠める心地よさ。
はらりとほどけるように喉に消えながら、
シルクのような、ミルクのような甘みがふわ～。
んーこれ、美味しいっ



最後は、色濃く艶やかな「墨衣」、「十割そば」。



福井「大野在来種」。

くぅ～と鼻腔に響く、深く濃い香りに味わい。
「手挽きの」繊細さとは裏腹の、野趣ある蕎麦で、
力強い、豊穣なる味わい

三種それぞれ違う魅力の、この三兄弟は素晴らしい



かき交ぜ棒のささった蕎麦湯も風味豊か。
たっぷり頂きながら、さらに話は続き…

今日も、とってもとっても楽しいひと時に。

ご馳走さまでした～

イタリアで、いくつかインスピレーションを受けたようで…、
又、何か始めそうな予感～。

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