朝からしとしと降る雨に、ぐんと冷え込んだ今日。
「10月中旬並みの陽気です」との天気予報を見ていたら…、
何でも、気になっている日帰り温泉があるそうで、
「こんな時は温泉に浸かろう♪」と彼。
確かに寒い…、温泉もいいな、と言われるままに即効出発 。
「この辺りで行きたいとこあったら、昼はそこでいいよ」
と、急に言われ…、
そう言えば、随分前に伺ったきり、久しぶりに行ってみたいな 、
彼に告げ向かったのは、東中神駅近くの老舗のお店。
紺地の大きな垂れ旗がかかる、創業昭和48年、
年月培った貫録ある風情 。
東中神 「手打そば 又達」
年季の入った引き戸を開けば、すぐ横には打ち場があり、
その先には、しっとりと落ち着いた老舗の良さ溢れた店内。
一枚板のカウンター風テーブルに、2人がけのテーブルが窓際に置かれ、
奥にはゆったりとした小上がり席。
昔ながらの蕎麦屋ならではの空気は安心感があり、
迎えてくれるベテラン花番さんの応対も、心得たもの 。
いかにも「蕎麦屋に来た」という心地が、何だかとても心地よく、
横のテーブルに腰をおろし、早速2人で品書き拝見。
暑かったら飛びつきたくなるだろう「梅だれぶっかけ」などの、
季節のお勧め品書きに…
冷たいお蕎麦に、暖かいお蕎麦、うどんも手打ち…
久しぶりのお店、二八と十割の二色蕎麦に心惹かれるも、
寒さがシンシン、暖かいお蕎麦で暖まりたい…。
と、おすすめにあった「豚ときのこの蕎麦」に心惹かれ、
さらにめくれば、ご飯ものや、小丼とのセットものも揃ってる。
よかった、彼が喜ぶかも
「「カツ丼セット」もあるよ」と囁いたら、
「いつもいつもかつ丼が食べたいわけじゃないんだよっ」
(はいはい、すみません~)
と、彼は「鶏南蛮うどん」に決めたようで、ようやく注文~。
待つ間に、改めて品書きをじっくりと眺めれば、
一品料理がずらりと並び、実に豊富、
ここでの蕎麦前も楽しそう 。
と見ている間に、一組、又一組と常連らしいお客さんが入ってくる。
そのつどテキパキと向かえる、気持ちのいい応対は、
まさに、プロの「花番」さん。
と眺めていれば程なく、二つのお盆が到着~。
あっ、これは美味しそ~うっ。
湯気立てる丼の中の澄んだ上品なかけ汁に、
見るからにしゃきっとした茸に、柔らかそうな豚バラ肉。
早速れんげで汁を口にすれば、これが…、美味し~いっっ 。
品ある出汁に、豚の旨みにふわりと広がる茸の風味。
すっきりとして柔らかく、しかも芳醇、
ああ…、この汁だけでも満足してしまいそ~う。
幾度も幾度も掬い、その都度、はあ~・・・・
ようやく中の蕎麦を手繰り口にすれば、
これも美味しいっ
二八であろう蕎麦は、熱々の汁の中でも生き生きと穀物感があり、
ほろりとした歯ごたえに汁が染み、
これこれっ、これが温蕎麦の醍醐味
手繰るに従い、じわじわと蕎麦の甘みが広がり、
心底しみじみとさせられて…
しかも茸は見た目同様、しゃきしゃきっとし、
豚肉はほろろと柔らかく、これも美味しい 。
途中で添えられた「黒七味」を振りかければ、
キリっとしたアクサントが加わり、これが楽しい。
ん~っ…、「又達」さんの温蕎麦のファンになっちゃいそ~う 。
一方、彼の「鶏南蛮うどん」の汁も綺麗。
交換して食べれば、この汁も素晴らしく美味しい。
豚ときのことは又違う、鶏肉のふくよかな旨みが染み、
これも、ほおお~っと溜息つく美味しさ。
うどんは、しこしこっとした腰のあるうどんとは又違う、
ほろっと断たれる、柔らかめ。
…とはいえ、腰がナイのとは又違う、
優しい感覚で汁を吸ったうどんの、滋味ある美味しさ。
互いに美味しいっ、を何度も交わし、夢中で手繰り…
汁まですっかり飲み干し、大満足~。
気付いたら、うっすら汗まで滲み、体もほかほか。
ご馳走様でした~
久しぶりに訪れたお店の良さを改めて感じ…、
又ぜひ、寄らせて頂きます♪
石臼挽き 手打ち 蕎麦・会席
「又(またたつ)達」
昭島市中神町1167-8
042-543-8600
11:00~14:30 / 17:00~20:30
火曜定休
P6台
2007年 1月21日 「十割そば」と「力うどん」
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でも、そんな山があるなんて、いいなあ、なんてちょっと羨ましく思います。
(大変だろうけど)
天然の流しそうめん、いいなあ、お水が美味しければ、尚の事でしょう…
(妄想にふける…)
採って来たこともありました
が、両親が居なくなると山の手入れする人
居ないんです
ジャングル状態で人が入れる状態では
無いです
ボランティアで山野を守る活動を
してる方々が何年かに一回くらいは
下草刈りや間伐をしてくれてる見たいですが
一年あれば余裕でジャングルになるので
昔、よく水遊びをした川に入るのも
まず草ってか葛のつるですな
これをまず払って・・・半日仕事です
きれーで超冷たい水が楽しめるんですが
昔はこの川に竹の樋を通して
流しそうめんやったこともあったんですがね
女将さん(かな?)、花番さん、本当に気持ちのいい応対で、快くすごす事ができました。
老舗ならでは、の良さたっぷりですね~。
安心して(頼り切って)注文でき、安心して(品書きについて)聞けるし、頼める、
いいお店だなあ、と、改めて感じました。
打ち場、きちんと整頓されてました。
奥に、不思議な石臼があったのが、とても気になって覗きこんでしまいましたああ8^^;
>五日市線、青梅線
初めて乗った時は、びっくりしました。
手動のドアなんて、東京ではこの線くらいなんじゃないかしら(u_u*)~
φ(..)、行った折には、変わりに松茸食べて来ますねー(^^)
ん?もしかして…
まがりさんのご実家の辺りででも、採れるのでは??
その通り、ここのおうどんもよかったですよん。
これはそれだけで、季節のご馳走ですよね!!
↑最高に素ん晴らしいシェフ、でごんすぅ。
さて、打ち場の雰囲気はいかがでしたでしょうか?
YUKAさんご夫妻のお食事を楽しくしてくださるような雰囲気作り。
そういう工夫こそ(当方が知る限りで)本稿店には大事なことなのかと、
そう思っています。
なんにしても彼地を離れて5年以上、…酔狂ですから(笑)
この間↑地の変化もお知らせいただき、感謝に耐えません。
五日市線、青梅(奥多摩)線てのも味わいがありますよね~(笑
東京都。
「満月」
に、久々に行ったら季節メニューに
松茸の炭火焼があって
居酒屋で一皿1200円かー
「一本だったらやだな~」
って断念してたら隣の席の客が頼んでて
3本盛ってたので頼めば良かった
いや、スタッフに聞けよ
って後悔をしたばかりでごんす
http://r.gnavi.co.jp/g657600/
あ、でもまじで何食べてもうまい
特に烏賊の丸焼きはお勧めなので
横浜で飲む時は是非どうぞ
きのこ蕎麦も美味しそうですが
うどんのビジュアルが素晴らしい
とぅるっとぅるな感じが伝わってきます
んーうまいうどんも食べたいなぁ~
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