朝から繰り返し言われる、今日の尋常ではない台風情報。
夕方が最もひどいと言う事だけど…
と、日暮里での所用を済ませた、午後2時。
確かに風も強まり、雨も降り始めて来た。
都心の会社では、既に退社になっているところも多いよう。
私も、すぐに帰ったほうがいいのだろうけれど…
お腹ぺこぺこ、日暮里に来たなら、あのお店に寄って行きたい 。
日暮里駅西口出てすぐ、谷中銀座の商店街の入り口に、
老舗の古き良き趣き溢れた佇まいに、すぐ目が留まる。
さすがにこの強風、今日は、暖簾が縄でくくられている…。
日暮里 「生蕎麦 川むら」
平日嵐の午後2時、いつもはまだまだ混んでいるであろう店内には、
常連らしい、おばあちゃまが一人、ぽつんとお蕎麦を手繰っている。
確かに、この空模様…
墓参りする人もないだろうし、谷根千散歩をする人も流石にない…
私もさっさと帰らなくては、窓際の椅子に腰を下ろす。
すぐに、奥から出てきて迎えてくれた、
下町気質のさばさばとした応対が心地いい、まだ若い花番さん。
「今日は、ランチの、穴子天丼のセットがありますので、よかったら」
と、コップ水を出してくれながら、薦めて下さり…
…ふと目を上げれば、奥の天井下には、ずらり並んだお酒の短冊。
置かれていたお酒のリストもとても豊富。
こ、これは、蕎麦前したくなってしまう~っ。
品書きのおつまみや、壁に貼られたお料理を眺めつつ、
いや、やはり今日は大人しくさくっと帰ろう 。
と、諦め、薦められた品書きを見れば、確かにこれは、とってもお得 。
穴子天麩羅は食べてみたいし、お豆腐がついているというのも魅力的。
と、今日はこのお昼のセットを頂いて行く事に。
程なく目の前に出されたお盆は、わあお、これは豪華っ。
添えられた冷奴は、きちんと美味しく、
蒸篭に盛られた蕎麦を見れば、
色白艶やかな、極細打ちの蕎麦は、光に透け楚々とした姿。
手繰り口にすれば、しゃきっとした潔のいい腰があり、
噛みしめれば、軽快に落ちる喉越しに、豊かな甘みを残していく。
飲んだ後にでも気持ちのいい、清々しさに、この甘み。
久しぶりに頂いたけど、このお蕎麦、これもいいなあ 。
と、鰹だしが上品に広がるもり汁も満足なもので、
浸しすすっと頂いていたら、あっという間 。
さらりとした蕎麦湯を口にしつつ、穴子丼、いや、穴子重?
からりと揚がった穴子たっぷり一匹盛られ、ご飯は薄盛りというのもよく、
早速、箸を入れてみれば、ふわっふわ。
かかった丼汁の味わいもぴたりと美味しく、夢中でぱくぱく 。
添えられた、お新香も、きちんと漬かった糠漬けで、
これも、とても美味しく、ここの「糠漬け」も食べてみたい。
お味噌汁もきちんと美味しく、このセットに大満足。
ご馳走様でした~
やっぱりここは、いいなあ…と、しみじみと 。
中休みなしというのもうれしいお店。
是非今度は、嵐じゃない時に、ゆっくりと訪れてみたいな。
「そば 川むら」
荒川区 西日暮里3-2-1
03-3821-0730
11:30~20:00
木曜定休
15時まで禁煙
2007年 2月23日 「牡蠣せいろ」
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でもっ♪、この穴子とっても美味しかったです。
おいでおいでしてますよ~。
嵐の日は、がらがらなので、狙い目かも(笑い)
とっても綺麗な穴子重ですねぇ。
ご飯大盛りにしてもらって頂きたいですね。
最近、川むらさん、お客さんが増えてなかなか入れなくなりましたね。
なにかの露出があったのでしょうか?。
あ、yukaしゃまの・・・・(笑)。
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