「今日の陽気は、11月上旬位の陽気です」
と、あんまり天気予報が言うもんで、あったかジャケットを着こんで出たら、
昼を過ぎた頃には、ぽかぽか陽気で汗ばむほど。
とは言え、すぅ~っと吹いて行く風は、からりと爽やか、心地いい。
と、テクテク大泉学園から歩いていると…
あ…、風の中に、ふわりと「金木犀」が香ってる。
秋って、本当、「見つけた」 だなぁ…
うららかな秋の昼下がり、今日は、ご無沙汰していたお店で、
このところ、久しく会っていたなかったお友達と待ち合わせ 。
大泉学園 「手打そば むら季」
着こんでいた上に、ここまで歩いてきたら、汗がじんわり…
乾いた喉を潤わせたくて、まずはビールをすぐに注文。
きんっと冷えたビールで乾杯し、くぅぅ~っと喉を潤しひと心地。
充てに出された「公魚の南蛮漬け」が、しみじみと美味しく、
ほっとしたところで、お料理を…と、
目の前に貼られた、ほれぼれするような美筆の品書きじっくり眺め、
早速お願いした、「貝柱の掻き揚げ」。
からりっと揚げられ、衣はさくさく、ごろごろと貝柱が入り、これは美味しい
塩と天つゆの両方出されるのもうれしく、ビールにぴったり。
さらにこれも…、以前頂いて、又食べたいなあと思っていた、
一人だとなかなか頼めない一品、「おまかせ盛り合わせ」。
ビールを丁度飲み終えた頃合いに、出された大皿の上は、絢爛豪華。
このお料理を前に、早速ビールからお酒に切り替え、
選んだのは、行ってきたばかりの松本のお酒「大信州」。
お酒に、とそっと添えて出されたのは、長野つながり?、
しゃきっとして、ツーン、山葵の風味が鮮烈な「山葵菜のお浸し」。
すっきりとした飲み口に、旨さがじわりと広がるお酒を口にし…
早速頂く、盛り合わせ。
この組み合わせが絶妙、「中華くらげの茗荷添え」に、
さっくりとして、茄子の甘みがじわ~り広がる、「茄子の揚げ漬け」
さっと浸された出汁の具合、茄子の火の通り加減も見事、
しみじみと美味しいな~と思わせられ、
鴨そぼろの入った、ほんのり甘めのこってり「鴨味噌」、
散らされた芥子が香ばしく、これはやっぱり美味し~い
しゃくしゃくっとした山芋に、鴨味噌を添えて頂けば、
山芋のねっとりとろろ~とした風合いに、味噌がぴたりと寄りそい、
子持ちの甘エビは、濃厚な海老の甘みにねっとりとした身がたまらない。
浸かり具合が秀逸な「〆鯖」は、お酒をくいくいと進ませて、
コリコリとした食感の鮫の軟骨に、ぷちぷち魚卵が混ざる、梅和え。
臭みが全くなく、こっ、これ又美味し~い 。
…と、すっかりこの「盛り合わせ」を満喫し、
そろそろお蕎麦を頂こう~。
今日は、休日限定の「あらびき」も特別に5食だけ打ってあるそうで、
他の品書きに並んで、しかと貼られた「あらびきそば」。
そうとなったら、もちろん、これを頂くなくちゃ
お願いすると程なく、鴨汁が添えられ、蒸篭に盛られ出される。
江戸前の蕎麦よりも、やや太め。
角はきりりと立ち、どこか透明感を感じる鈴色帯びた蕎麦の中には、
細かな蕎麦の欠片が、星がまたたくかのごとく散りばめく。
手繰り上げれば、むわ~んと広がる、まるで熟成させたかのような、
ふっくらとした、甘みを含んだ穀物特有の香ばしい香り。
口に含めば、ぷるんっとしてもちもち。
しっかりとした頼もしい腰が歯を返し、噛みしめるとじわりと広がる香ばしさ。
出汁がまろやかに広がる、素直なのびのある汁も美味しく、
浸し頂けば、さらにぐんっと香ばしさが広がるよう。
久しぶりに頂いた、「むら季」さんの、生粉打ちの「あらびきそば」、
これは、美味しい…
と、さっそく初めて頂く「鴨汁」をば。
浸してみると、これが又とても美味しい…。
鴨出汁がしっかりと染み、上品に作られた熱々鴨汁。
この汁に浸し頂けば、玄挽きならではの蕎麦に鴨出汁が絡まり、
熱を帯び、さらに香り立つ蕎麦に、鴨と蕎麦の交わる醍醐味。
中には、ごろごろたっぷりと鴨肉が盛られ、
しっとりとした歯ごたえの鴨肉までも、旨み十分。
そのままで、
もり汁で、
鴨汁に浸し…
と手繰っていたら、しっかりと量もあった蕎麦もあっという間。
余韻噛みしめながら蕎麦湯を注げば、真っ白な蕎麦湯は、とろりとして絶品。
鴨の旨みがしっかりと染みた鴨汁に、クリーミィーな蕎麦湯が広がり、
ああ、美味しい…、と頂く至福のひと時 。
水切れも完璧。
この食べ終えた蒸篭の美しさ…
と、すっかり満喫した午後のひと時。
大泉の路地沿いにしっかりと根差した、「むら季」さんの実力見たり。
ご馳走様でした~
秋が来たら、冬もすぐそこ。
今年は、「むら季」さんの、柚子切りも、頂きたいな…。
「手打そば むら季」
練馬区東大泉7-37-11
03-3923-4722
11:30~15:00 / 17:00~21:30
(土日祝)11:30~20:30(中休みなし)
木曜定休 店内禁煙
P2台
2011年 3月 1日 「つけカレーせいろ」
2010年 1月23日 週末限定「粗挽き」に「かき玉そば」
2009年 7月18日 「湯葉あんかけ」に「揚げなす蕎麦」
2009年 3月24日 「竹の子の天ぷら」、絶品「桜切りそば」
2008年 6月15日 「粗挽き蕎麦」、「せいろ」、「太打ち蕎麦」
2007年11月 6日 「天せいろ」
2006年 1月19日 お料理をいろいろ…、「せいろそば」に「ごまだれ」
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あと、この通り入口にある、お豆腐屋さんも好きで、むら季さんに行った帰りに寄るのが定番になっています♪
遊びに行った折りに、二度ほど伺った日の想い出が…
大泉学園駅からこちらのお店に向かう途中の、コパンだったかな?
パン屋さんも、お気に入りです。
ワインの友に、バゲットを、お土産にしていました。
この日は、ね、
「小さな」「秋」を見つけたの(^^)
むら季さんのあらびき、いいですよ♪
それと、本当に、この蕎麦湯は幸せにさせられます…。
顔を90度傾けて、お月様の中の兎を確認すると秋の始まり~(^^)
鴨汁美味しそー!
ゆかさんの詩的な美しい文章に、
更に秋を感じます☆
むら季さんのとろっとろ蕎麦湯、
飲みたい季節到来です?
この盛り合わせ、酒飲み心をくすぐりますよね(^^)。
こちら、練馬税務署を目指していくと、途中にあります。
美味しそうですっ、食べたい
おまかせ盛合わせなんて、もう
ストライクゾーンど真ん中だわ~
大泉に行く用事を作らねばっ
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