一仕事終えたら、既に2時、お腹がすいた、
このところ2度ほど振られ続け、久しぶりに大将に会いたいなぁ、
とずっと思っていたこともあり、鷺宮で途中下車。
すっかり夏が戻ってきたような、強い午後の日差しの中、
賑やかな駅前通りを歩いていくと…、よかった、今日は「商い中」
鷺宮 「石臼挽き自家製粉 手打そば 太鼓屋」
ほっとし扉を開けば、ちらほらとお客さんのいる店内の、
奥から「おっ」と、反応してくれる大将がうれしいな。
私も久しぶりで挨拶しつつ、目の前のカウンタに腰を下ろす。
「今、一人で(料理と蕎麦を)やってるんで、忙しくなっちゃって」
と、すぐに近況などなど話しつつ…、
まずは、カラカラの喉を潤わせたく、ここで飲めるのがうれしい、
「深大寺ビール」を、すぐに注文。
軽い口当たりのピルゼンは、こんな日に飲むのにうってつけ。
秩父水系深大寺の名水の美味しさが、自然の旨さを語っているよう。
くぅ~っ、生き返るよう
充てには、昼時なので、手のかからないものを…、と(一応、配慮して^^)
「本日の漬けもん」をお願いすると、
瑞々しい「水ナス」の浅漬けに、新生姜の甘酢漬け。
つまみつつ、カウンタ越しに始まる蕎麦談義。
蕎麦粉にも、どんどん興味が沸いているそうで、
そう言えば、以前はためいていた「江丹別蕎麦粉使用」の旗がなかった、
今は、常陸秋蕎麦を使っているそう
「福井の蕎麦も、打ちたいんすよねー」
などの言葉に、どんどん頼もしくなってくる 。
「もっと粗挽きにもしたいんで、目立てを考えないと…」
の言葉に、ますますうれしくなりながら、
来た時から気になって仕方ない、目の前にあるお酒の品書き。
ここでも「東北応援」のお酒がいくつも並び、
さらに、ずらりと書かれた「本日の酒」に、「お奨め地酒」。
このあと又ちょっと用事があるのだが…
「秋あがりも入ってますよ」
の言葉に、ちょっとだけ、とお奨めをハーフでお願いすると、
出してくれたお酒は、「豊香」の秋あがり、別囲い純米生一本。
ふわりと柔らかく広がる華やかさに、すっと酸を感じ、キレがいい。
ふむふむ、これは美味しいなぁ
と、さらに話し込みながら…、そろそろお蕎麦を食べたいな。
と、改めて、これも豊富に並ぶ品書きを眺めていると、
そう言えば、昼間に来るのは久しぶり。
せっかくなので、「ランチ」のお蕎麦を食べてみよう 。
中から、まだ食べたことのない、イロイロ説明書きされている、
「おろし深大寺」をお願いすると…
わあお、これはすごいっ、なんて豪華な蕎麦の盛り付け。
桜エビ天に、たっぷりの大根おろし、さらに揚げ茄子に小松菜が盛られ、
わかめにオクラ、茗荷に、温泉玉子まで…!。
この具だけで、お酒が飲めてしまえるよう~。
しかも、「ぶっかけじゃなくても食べられるように」と、
蕎麦猪口に、もり汁、薬味まで沿えらるという、心づくし。
まずは、蕎麦だけを手繰り口に含むと、
しゃきっとしたキレのいい、気持ちのいい腰があり、
すすすっと軽快に喉を通り過ぎ、清々しい。
噛み締めると、強くはないが、きちんと蕎麦の香ばしさが口に広がり、
何よりも、すいすいといくらでも入ってしまう美味しさがある 。
と、何度か蕎麦だけを手繰り、しっかりと味わって…、
では、早速この豪華な具をば、とまずは揚げ茄子と一緒にほおばれば、
とろりとした茄子の甘みが加わり、これは言うまでもない旨さ。
しゃきっとしてほのかな滑りが楽しい、オクラと一緒に食べてみたり、
小松菜と一緒に手繰れば、青菜の風味が又新鮮で、
さらにさっくさくで香ばしい、桜エビ天と蕎麦のコラボを楽しみ…、
最後の最後に、大事にしていた温泉玉子をおもむろに崩し、
これに絡め頂くと、んんん~、やっぱり温玉最高、美味し~い
と、後はもう、夢中で手繰ってしまう、食べ応えのある一皿。
しかも、食べ終えて感じたのが、ぶっかけ汁の美味しさで、
これだけの具が乗りながら、それぞれの風味を染み渡りさせつつ、
そっと裏方役をこなす絶妙の濃度の、最後まで飽きさせない素晴らしさ。
食べ終えた後の満足感は、かなりのもので、
ペコペコだったお腹も、すっか~り大満足。
最後に、さらりとした蕎麦湯を頂いて…
ご馳走様でした~
久しぶりの大将に会え、さばさばとしたかわいい花番さんとの話も楽しく、
やっぱり、ここは楽しいなぁ。
又、夜にもゆっくりやりに伺います
北海道旭川江丹別蕎麦
石臼挽き自家製粉
「手打蕎麦 太鼓屋」
中野区鷺宮3-20-5
03-3337-0321
11:30~22:00
(お客さんがない時は15時から中休み)
水曜定休日 昼禁煙
2011年 4月 2日 お料理イロイロ、「おろしせいろ」「かけそば」「トマトカレー」
2010年12月17日 「おろしなめこ」「鰊そば」「トマトカレーうどん」
2010年 7月17日 「休日の昼下がりに蕎麦前三昧」美味「トマトカレーそば」
2010年 4月 3日 「酒肴」をたっぷり、「鶏味噌つけ蕎麦」
2010年 2月18日 お新香で熱燗、カレー南蛮蕎麦(鶏バージョン)
2008年12月 5日 「王禄でとりわさ」、「ざるきのこ」
2008年 7月30日 つまみいろいろ、「鶏せいろ」
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実は、ご主人、深大寺の「一休庵」のお孫さんなんです(^^)。
なので、深大寺縁のものがちらほら。
でも、お蕎麦は、断然美味しいですよ(笑)。
太古福さん、夜も♪
と思ったら、お蕎麦はないんですね。
でも、ちょっと楽しみです。
機会あったら、のぞいてみたいです。
情報ありがとうございました(u_u*)~
学ばれたのかどうかは、不明ですが、絵を描くのが好きなんだそうです。
楽しいですよねー、ここのイラストも。
私も、ちょろちょろと、「散歩がてら」で、ヤギに乗っているのですが、やはり夏は厳しいみたいです~(^^;
(さらに、猫目なので、暗くなるとダメだし…)
ちなみに、ランチは200円引き(夜だと1200円)になっています(^^)。
三晃庵さんも、次期折々、楽しい創作蕎麦があって、私も楽しみです。
でも、鴨…フォアグラ…、
うーん、私にはムリかも(^^;;
そういえば、たこ福さんが夜の営業も始めましたよ、蕎麦は無くて酒と魚介がメインのメニューみたいです、残念ながら夜は行けないのですが 昼のメニューにも反映されるのかは未確認ですw
おろし深大寺。おいしそうですね
箸が止まらなさそう(^^)
さて、当地では、
●金~日の「てつ坊」さん
●土~月の「さのさ」さん
※何れも蕎麦が切れ次第終了
と、色々マンドクサイお店がありますね(汗;
ま、適当に見繕って来てくださいね!
さて、かく言う当方は交通費を極力捨象する(大笑)主義なんで、どこまでも基本はウマですわ!(これが暑いと嫌がるし、雨が嫌い、季節は陽は短くなる方面に~と難しいなぁ;;
(他人事じゃない
ところで、最近東伏見の三晃庵さんの店前に、季節のおすすめで鴨フォアグラせいろが書いてありますよ。こちらも今だけなので早く行かねばです
。
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