今夜は、仲良し仲間が集まって、志美津やさんでの定期蕎麦会。
玄挽きの平打ちを出す予定…と聞いて、ワクワクしながら、
てくてく、てくてく…。
えっ?5時から…?1時間間違えたっっ。
と、急いで扉を開いて、店内へ…。
喜多見 自家製粉 手打ち十割そば「志実津や」
既に一時間前に乾杯を済ませていて、すっかり宴もたけなわ。
私も、急ぎビールを頂き、遅れて乾杯~
すぐに出して下さった、「前菜三品」。
まるで、フルーツトマトかと思うような、甘みの濃い「樹上で熟したトマト」に、
「クレソンの生ハム巻き」、無農薬・自家栽培の「インゲンの胡麻和え」。
続いて二品、「焼き枝豆と帆立と蕪の柚子こしょうマリネ」。
焼いた枝豆は、豆の味と甘みが濃く、
さっくり独特の食感のズッキーニに、蕪を枕にした帆立。
それにさっと掛けられた柚子胡椒ドレッシングが絶妙で、これは、美味しい~
さらに…、大好きな「白海老の天ぷら」。
掻き揚げも美味しいけれど、ぱらぱらっと揚るのが私は好きで…
さっくさくとして、白海老の風味がふわ~、これにすっかり感激もの 。
清水さん、ありがとうございます♪。
と、さっそくお酒なども頂いて、賑やか楽しく頂いていると、
最後の一人もようやく到着、そろそろお蕎麦出します、との言葉に…
ん?何やら、胡瓜、味玉、鶏ささ身に、茗荷が並んだ、薬味?に、
もり汁に、胡桃味噌汁のつけ汁二つが各々置かれる。
そして、順々に出された、志美津やさんのお弟子さんYさんの打った蕎麦。
角がピンと立ち、伸び伸びとした艶やかな蕎麦は、
手繰り上げると、ふわ~り、豊かに香ってくる香ばしい香り。
もちっとしてしなやか、するるんと軽やかに喉元を落ち、
Yさん、これは美味しい、素人の粋を超えているよっ
と、まずは、基本のもり汁で頂いて…
さらに、この濃厚クリーミィーな、胡桃味噌汁(くるみそじる)に浸してみると、
ほおお…、複雑なこのつけ汁、これは面白い。
茗荷と一緒に、胡瓜と一緒に、最後にはささみも一緒に混ぜ食べると、
こってりまろやか汁にこれらの薬味が爽やかで、これは美味しい
ふうむ、この漬け汁、今度の新メニューになるのかしら。
と、続いて、真打ち清水さんの打たれた、予告の「玄挽き蕎麦」の平打ち…
だけど、んー、もっと平打ちのを食べてみたかったかも。
とは言え、これだけの粗挽きでありながら、見事に繋がった美しい細打ち。
苦みのような香ばしい香りに、かさりと掠める蕎麦の欠片。
カカオのような深い香ばしさが、じわ~じわ~と口に広がる。
これは美味しい、でも、これで幅広を食べてみたかった…と贅沢な事を考えてると、
程なく、蕎麦湯が出され、あれこれ感想など交わしつつ、
次は何とっ、天麩羅タイム…?
一つ一つ揚げたてが目の前に置かれた「キス」に、
「メゴチ」に「オクラ」。
さらに…、これはうれしい!、貴重な「銀宝」の天麩羅まで。
最後は、「稚鮎に牛蒡天」。
稚鮎の仄かに広がる苦み、これがお酒にたまらない…
と、天麩羅三昧で、お酒も楽しみ…
いよいよ、最後の、これがメイン蕎麦タイム。
まずは…、北海道黒松内町産の奈川在来、石臼挽き。
北海道で、信州奈川の蕎麦を栽培したものとは…
と、顔を寄せると、ふわっと爽やかな香りの後に、ぐぅむと広がる野生味ある香り。
もっちりとした腰に、ほのかな粗挽き感。
ああ、これは奥行き深い蕎麦…と、じっくり味わい…
続いて、待っていましたっ!のトム臼♯5挽きの「超粗挽き」。
しかも、茨城桜川産のの「常陸秋蕎麦」。
丸ぬきされた蕎麦の粒のこの粗さ、これは正に蕎麦粒の複合体 。
むわ~っと広がる、芳しき蕎麦の香りに、もちもちとした穀物の感触。
その間に、ぷつぷつとした蕎麦粒が、口肌を掠め、濃厚な風味を残していく。
ああ、これは、やはり美味しい…
感じ入り、大事に味わい噛みしめ噛みしめ…
天ぷら三昧のサプライズに、この粗挽き蕎麦で感慨ふけり、
最後が又サプライズ、娘さんの作られたという、「ビール…ゼリー」
泡の感じまでよくできたゼリーで、これがさっぱり、美味しいゼリー。
最後の最後まで…
ご馳走様でした~
そして何より、大好きな方々との時間が、尊いひと時。
皆さま、ありがとうございました
自家製粉 手打ち十割そば
「志実津や」
狛江市東野川4-13-5
03-3489-0381
11:30~20;30
毎月6日・16日・26日原則
禁煙 P有り
お店のHP ご主人のブログ
2011年 6月13日 「シャキシャキ大根そば」
2011年4月13日 「さらしな三昧」
2011年 3月14日 「白海老の掻き揚げ」に「けんちんせいろ」
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2010年12月24日 「けんちんせいろ」
2010年11月 2日 「牡蠣天もり」に「きのこせいろ」
2010年10月 7日 「熟成考証」
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2008年 5月12日 漬物に美味アスパラ天 十割蕎麦に、手挽き粗挽き
2008年 4月 4日 ProjectX 10種の蕎麦バトル
2008年 2月 2日 牡蠣天ぷらにうっとり
2007年12月31日 年越し蕎麦に温泉卵せいろ
2007年10月 5日 牡蠣天ぷらに二色そば
2005年 6月 7日 二色そば
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でも、本当はこっちにスカウトしたいくらいなんですが(^^;;;
(ああ、もっといいカメラが欲しくなります)
写真は正直だから、私も後で観てみてとても興味深く思ったり・・。
Yさん、全くの素人(病院関係のお仕事をされている)なのに、なかなかの腕前。主将Sさんも、「筋がいい」とお墨つきなんですよ(^^)。
牡丹様が、もしも一緒にいらしたなら…
もっと濃いお話しが聞けたでしょうに、といつも楽しみにコメント読ませて頂いています(^^)
やはり北海道強しです。
ニセコの奈川在来種も食べてみたいもの。。
本当に、随分久しくなっちゃいましたねぇ。
ちょっと前に、こちらにいらっしゃったようで(ブログ拝見しています♪)すが、今の東京はすごい暑さですよー。
食べたい~
なんて魅力的なお店なんでしょう
すごいなぁ…
ううっ、小田急沿いに無理やり
用事をつくらねばっ(笑)
四種もの拘りの粉から織り成されるおそばの表情にも違いがあるのはあたりまえで、其々の主張が伝わってきます!
切りべら具合の微妙な違いで、上手くこなされていることが、デジタルだからこその画像から伺い知れることは嬉しいことでもあります。
江戸のそば打ち職人に、唯一許されたとされる 「切りべら技法」
Yさんと真打Sさんとの、切りべらのこなしの違い 味わあせていただきました ご馳走様でした!
マクロ接写画像は、リアルで微味までもが伝わってくるようで、ハイテクには感謝です。
でも... 臨場感動感だけは、その場に居合わせないと味わえない もどかしい バーチャルっぽい味で、とても、もどかしいものと歯がゆさ覚えるのも、ひとつの「味わい」。
いつも、めんどくさい コメ&掻き粉で、お許しください。
こんなにたくさんの種類を頂けて羨ましいです。
奈川在来種は、黒松内のほかニセコでも作り始めているようです。
北海道の蕎麦を東京で頂く・・・。
たまには東京行きたいな(^-^*)/
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