町の食堂のような、飾り気ないお店は依然のまま。
扉を開き入った店内は、これはすごい！
そでに2時もとうに過ぎた時間にも関わらず、まだまだお客さんがいっぱい。

「いらっしゃい、こちらにどうぞ～」
と、忙しそうに、でも優しい笑顔の女将さんに迎えられ、何とか一つだけ空いていたテーブルに腰を下ろす。



お茶を頂き、置かれている品書きを手にすると…
お蕎麦に、彼のお目当てブランド黒豚のかつ丼を始めとしたご飯物。



豚同様に、拘りがしっかりと感じられる鴨類のお料理。

目で追いながら、前にこの鴨せいろをとても美味しく頂き、次回は温かい蕎麦を食べてみようと思ったのを思い出す。
しかも、今日は又肌寒く、暖かいお蕎麦がいいなあ、
と、私は「鳥南蛮そば」に決め、彼は「かつ丼」を注文。

待ちながら、ふとテーブルに置かれたお店の紹介文を読んでいたら、「肉南蛮」や「肉汁せいろ」も、このブランド黒豚を使っているそう。
だったら…、鳥ではなく肉にすればよかったかなぁ、
などと、ちょっと後悔の気持ちを感じていると、出てきた「鳥南蛮」。



薄めの汁は上品で、上に散らされた鶏肉が美味しそう 。



まずは、汁を口に含むと、すっきりとした上品なかけ汁。
その中に、鶏肉の旨みが沁み入り、まるで体がきれいになっていくような感覚。



そして、中の蕎麦を手繰り上げると、江戸前の蕎麦よりもやや太めの端正な蕎麦。
温かい汁に浸されても、しっかりとした腰がうれしい。
噛み締め頂くと、汁と蕎麦の風味がゆっくりと交わり、これは美味しい



しかも、中の鶏肉が、とっても美味しい鳥肉。
ふわっふわの、ほろっとしてジューシーな鶏肉で、もう大満足～。
すっかり、汁まで飲みほしてしまい、寒かった体もほっかほか



一方彼の頼んだ、鹿児島ブランド豚の「かつ丼」。



重さがなく、軽やかで、豚の旨み、こと脂身の旨さがすこぶるいい、と非常に満足そう。
見ていると、これもそそられてしまいそうな美味しそうな「かつ丼」。

蕎麦は、茨城の無農薬栽培された常陸秋そば。
小麦粉は、香川の「さぬきの夢2000」。
水は、ご主人が汲みに行くという、山形扇山の天然清水100％。

すべて、無農薬自然食に拘ったご主人が、丁寧に打った蕎麦にうどん。
前回頂いた、五穀入り玄米ご飯もとても美味しかったのを思い出し、実はすごいお店だなぁ、としみじみと。

うれしくなってしまう程優しい笑顔の女将さんに見送られ、満足な心地でお店を後に。

ご馳走様でした～

今度は、肉汁そばを食べてみようっと♪


＊お品書
もり 650円、つけとろ、鳥汁、肉汁 900円、鴨汁 1,150円、天ざる 1,250円、かけ 650円、たぬき 680円、月見、卵とじ、かき玉 750円、山かけ、鳥南、肉南、カレー南、力 900円、天ぷらそば 950円、鴨南 1,150円（木曜日は1,000円）、鴨なべうどん 1,350円、鍋焼きうどん 1,150（セット250円増し）
玉子丼 700円、親子丼 900円、マーボー丼 850円、カツ丼 950円、肉なす丼、カレー丼、肉丼 900円、焼肉丼 1,00円など（小そばセット250円まし）とろろ定食 900円、カツ煮定食、キス天ぷら定食 950円、鴨焼肉定食、天ぷら定食 1,550円などなど



「そば処　弥栄（いやさか）」

日野市 南平 4-45-7
042-591-1616
11:00～15:00 / 17:00～21:00
火曜日、他月1回定休
Ｐ５台


2007年　9月30日　「鴨汁せいろ」五穀米玄米ご飯セット

「フジウ」さんのサバラン（320円）。



シロップたっぷりで、上にメレンゲムースがふわふわで、とっても美味しい～

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