すっかり秋になったとは言うものの・・・、まずはビールで乾杯～。



お通しの「素朴煮」も、根菜入りの秋バージョン。



それにそっと出して下さった秋の味覚、「炒り銀杏」。



そして、壁に貼られている品書きの中から見つけた、新メニュー、



「するめいかのわたのルイベ」。
まったりとして濃厚ないかわたの味わいに、早速熱燗に切り替えて…。



さらに大好きな、「自家製糠漬け」は、盛りつけも美しい美味しい漬け物。



それに、三河屋さんの美味しいお豆腐「冷奴」で、盃がススムススム。



話も盛りあがる中頼んだ「掻き揚げ」は、
おおっ、又してもパワーアップした盛りのたっぷりの掻き揚げ盛り合わせ。

すっか～りお酒にお料理を堪能し、止まらぬような蕎麦談義。
〆のお蕎麦は、大好きな「田舎」と「かけ」を半分ずつ作って頂く。



北海道出身のご夫妻ならでは、こちらの蕎麦は北海道幌加内産。
角がピンっと立ち、繊細に細切りされた蕎麦にはびっしりと散る蕎麦の欠片。



手繰り上げると…、なんって濃い香り。
新蕎麦とは思えない深く香ばしい、うっとりするような蕎麦香が、
ぶわ～っと鼻孔に立ち込める 。



口に含むと、しっかり熨されたようなぎゅっと詰まったような腰があり、
噛みしめると、これが又味が濃い。
噛みしめるそばから、流れるような穀物の香ばしさに・・・
やっぱり、ここの蕎麦は旨いと二人夢中で手繰ってしまう 。

そして、タイミングもよく出された、これも大好きな、素朴庵の「かけそば」。



すっきりとしてまろやかな上品なかけ汁は、飲んだ後の体になんてうれしい…
ああ、美味しいな～としみじみすくい頂き、



温かい汁に浸され、ほどけるような蕎麦は、又違った穀物感を感じさせる。
いつまでも食べていたいような、優しい心地に浸りながら、
これも汁まですっかりと頂き…

ご馳走様でした～

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