今日は又、お店の前に自転車がいっぱい。
先日出された某雑誌の影響もあるのかな~。
と、暖簾に近づき、停められているご主人の自転車をじっくり見ると・・
ここにもお店のロゴが・・・
永福町 「黒森庵」
午後2時半も過ぎようとする時分、さすがに混雑も引けてるだろうと、暖簾を潜り扉を開くと、・・・こ、混んでる
それでもなんとか、奥のテーブル席に友人の顔を見つけ、向かいの椅子に座ることができてほっと。
急ぎ済ませてきた仕事明け、しかもこの陽気とあっては、まずはビールを♪と、ハートランド(小)をお願いする。
あてには、夏らしく大根おろしと納豆昆布を混ぜたものにカリカリに炒られたちりめんじゃこが乗せられ、自家製梅干がトッピングされたもの。
ここのお通しは、いつも美味しいな~
それに、ビールに合わせようと、「じゃがとひじきのアルデンテ」を。
ガーリック風味のこの一品は、思ったとおり、ビールにぴったり。
ビールにこれられで、やっと一息ついたところで、改めて店内を見渡すと・・・、
おっ、これまではなかった黒板が掛けられている。
書かれている文字を見ると、
「夏の酒、入荷しました」
の文字に、銘柄が書かれてる。
手書きの文字が暖かく、こういう掲示板って楽しいな
ということで・・・、私もビールからお酒に切り替えて。
>
ご主人、友人共にオススメの、「七田」のおりがらみ。
ほんのり濁り、やさしく発泡したお酒はすっきりとして飲み易い。
それに、食後のデザートで出される煮豆を、お酒と一緒に頂きたくて、無理して先に頂いちゃう。
「え~、酒に~?」
という顔をする友人だが、ほんのり甘いものでお酒もいいんだけどな~・・・
と、ゆっくり話しこんでいると、
「今から追い討ちするから、ちょっと待ってて」
とご主人。横の打ち場に入ったと思ったら早速、水回し~捏ねが終わってる。
美しい手さばきに、うっとり見とれていると、あっという間。
きれいに揃った蕎麦の出来上がり。
と、打ち場から戻られたご主人が、
「実は・・・、新メニューを考えててその試作品があるんだけど、食べて見る?」
とのこと。これはうれしい。ぜひ、ぜひと試食させて頂くことに。
そして、程なくして目の前に、次々と小鉢に器が出されくる。
気になる品々だけど、まずは打ちたてのお蕎麦から。
今日も又、角のきりっと立った丹精な細切りの蕎麦。
ふわりと香る蕎麦を手繰り、口に含むとしっとりとした腰。噛み締めると、これも風味豊かな美味しいお蕎麦に、これだけで頂いてしまいそう・・・ 。
いやいや、貴重な試食の蕎麦 。
ご主人、娘さんから説明して頂くと・・・
たっぷりと盛られた汁は、坦々風胡麻汁とのこと。
それに添えられた薬味は、葱、茗荷、きゅうり、紫蘇の千切り、そして赤唐辛子。
さらに「具」として添えられたのが、鳥肉を炙って裂かれたもの。
これが、美味しい~
これだけで、お酒を呑みたくなってしまうような、味わいのある柔らかな鶏肉。
これらを、乗せてぶっかけにしてもよし、胡麻汁に薬味を入れて食べてもよし、好みで好きなように食べてください、とのこと。
それでは、と、まずはぶっかけにする前に、
汁に適度に薬味を入れ、鶏肉と一緒に蕎麦を汁に絡め頂く。
・・・・
これは美味しい♪
鳥肉の旨さに、このややぴりりっとした胡麻汁が絡み、それと一緒に頂く蕎麦が、複雑かつ興味深い味わい。
夏にこのぴり辛味は、うれしいかも・・・。
胡麻汁が蕎麦に合わないはずがなく、具材の楽しさも加え、これはいい 。
蕎麦だけで、薬味だけで、鶏肉をも一緒に・・・と、様々に楽しんだところで、残りの蕎麦の上に具を載せて、ぶっかけでも頂いてみることに。
きゅうり、紫蘇、葱、茗荷を載せ、上から残りの坦々胡麻汁を回しかけ・・・
たっぷりの具材と共に手繰り頂くと、これも美味しい~
思ったよりもしつこさのない汁は、ぶっかけにしてさらに蕎麦とよく絡まり、ぶっかけの新しい味のスタイルというのだろうか・・・、
食べているのが楽しい蕎麦。
温かいトマト味のつけ汁の、「赤もり」にも驚いたが、
この坦々胡麻汁の蕎麦も意表を付かされた思い。
つくづく、ご主人の発想の豊かさ、留まることのない蕎麦への追求心を思わせる。
あれこれ、この試作品について三人で話ながら、お聞きすると、
さらに改良など重ね、9月からの営業にはお目見えするとのこと。
「四川のもり」?「セサミなもり」?
まだ、ネーミングはわからないけど、又しても楽しみ・・・
今日も又、試食を兼ねての楽しいひと時を頂き、
ご馳走さまでした~
*お品書き
もりそば 800円、イタリアのもり 1,100円、赤もり 1,300円、温もり 1,000円
一番摘みとろ焼海苔、ニンジンサラダ・マスタード風味、ちくわさミソネーズ添え、自家有機糠漬け 350円、じゃがとひじきのアルデンテ、パルマ産生ハム、黒森の黒白サラダ 400円
和の三点盛り 700円、洋の三点盛り 750円
ハートランド 500円、酒各種 350円~ (ワインもあり)
「黒森庵」
杉並区和泉3-17-6
03-3327-4496
11:30~15:00
金・土・祝 定休 8月全休
禁煙
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思わず笑っちゃいました。
確かに確かに・・・
あの交差点を通るたび、よく並んでるな~と、私も横目で見ていました。
あそこにつかまっちゃったら、そりゃあ、他に行きたい気持ちもなくなっちゃうだろうなぁと・・・
あ、もしかしたら、すれ違ってたかもしれませんね(^_-)
黄色いジャージは、ご主人のトレードマークみたいなもんです。
とても素敵なご主人に、ご家族なんですよ。
赤もりも、秋から(多分)のこの坦々胡麻汁もぜひ、食べてもらいたいです♪
駅前の信号を渡るとなぜか足は大勝軒へ。
そう、あの煮干の香りに誘われて足止めされてしまうんです・・・。
自己嫌悪・・・・(爆)
この坦々胡麻汁が、よく合うんですよ。
発想の展開が素晴らしいです。
よしみやさん・・
あそこのちっちゃいカウンタで、お酒頂くのもよさそうですね(^^)
そうそう、イエローのジャーシ。
素敵なんですよん。ご主人♪
坦々胡麻汁、邪道よ!との声もあるかと思いますが、蕎麦で食べる醍醐味っていうのもすごく感じました。
(ラーメンの麺とは違う味わいがあるのー)
ああ・・・
石鎚の白瀑、あれもいいですよね~~。。。。
日の出町、しかも、真夏の!
行ってみますですっっ。
玄庵さん仕込みのそばに蕎麦プリン。
この夏伺えたらいいな~~。
(お酒置いて下さい♪)
それは美味しそう!
濁り発泡酒
鷺沼のよしみやさんにもなんか
限定醸造のにごりで美味しいのが
あったなぁ
久々に行ってみたいかもー
限定物だからあるかどうかわかんないのが
不安要素ではあるけれども
さて、順当に「自転車なわだい」から
(笑
クロモリ庵さんはロード・レーシング!なんですね!
しかも、イエロージャージに身を包み、さっきシャンパン
撒いてきた!!って感じ。
美女のキスマークが頬についてますよ(爆
そうですねえ、アジアからのイエロージャージってのは
難しいんだろうかネエ・・・参加することに意義がある
→せめてポイントゲットできる選手がいればTVも民放で
放映してくれるかも?(貧民の期待)
さて、「蕎麦なわだい」も少々。(ば、爆
イタリアンに加えて「四川もり」、ですか。これはなかなか
合っていそうですね!
当地では「梵」さんの若きマスターが「蕎麦らーめん」
とかの試みをやってますが、こっちが慣れてない!
「石鎚」の「白瀑」も上品な濁り発泡でした...。(遠い目・・・)
(真夏の「日の出」にも行ってください)
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