丁度昼の喧騒がすんだばかりのようで、よかった･･･、テーブル席もいくつか空いている。
奥の席に腰を降ろしたら、喉がからから。小瓶だけちょっと、だけ･･･。
（やばい季節になったな～）



降るか、降るかと思っていたらお天気も出てきたこの陽気。
走ってきた喉に、これが美味し～い 。

で、ビールにぴったりと、新メニューの「桜えびの掻き揚げ」を。



びっしりの桜海老に長ネギだけで、カラリと揚げられた掻き揚げ。
さくさくっと粗塩で頂くと、桜海老の香ばしい風味でいっぱい。
これはいいな～



あれこれとご主人と世間話をしながら、奥のテーブル席では親子（母息子）で、和やかに杯を重ねてる。とても仲良しそうで、和やかに二人で楽しんでいる様子が、なんだかとてもいい風景で･･･、羨ましいな 。

と、ほのぼの～としていると、（予告）新メニューの「白子おろし」。



さっぱりとした大根おろしがたっぷりと盛られた上に、ふんだんに載った白子干し。
ふわりと柔らかで、風味のしっかりとした白子で、これは旨いっ

桜海老にじゃこで、磯の香り風味も十分に楽しみ･･･、
今日はとってもここのカレーが食べたい。と、頼んだのは、鶏肉を使った「南極カレーせいろ」。



カレーに浸してしまうのはもったいないような、粗挽き蕎麦。
びっしりと覆う蕎麦の欠片が散りばめられた蕎麦は、ふわりと甘いような香りが立つ。
今日は打ちたてのお蕎麦とのこと、やっぱり香りが違うなぁ。



まずはそのまま何もつけずに口にすると、むぎゅっとした穀物感あふれた、しっかりとした腰。もちもちとした歯ごたえも心地よく、後にじわじわと穀物の風味が広がってくる。

これが伊奈の蕎麦？とご主人にお聞きすると、
「いや、これは茨城東城里町の信濃一号。でもいいでしょ、それ♪」
と答えて下さり、
「伊奈はね～・・・」
と、そそと厨房へ向かわれたかと思ったら、程なくして
「これが、伊奈の蕎麦。よかったら食べてみて」
と出して下さる。



星の入らない丹精な細切り。強くはないが穏やかに漂う香りに、こちらの蕎麦ももちもちとした心地のいい食感。
噛み締める後には、甘みのある穀物の風味が残るもの。
これもいいなぁ。むしろ、素直に楽しめるのはこちらかな？



と、そのままで全部食べてしまいそうなのを押さえ、食べたかったカレーをも。
熱々に盛られたカレー汁は、程よいスパイスに辛味、それでいてしっかりと出汁の含まれた蕎麦屋のカレー汁。

これが、粗挽きの蕎麦に絡まると、蕎麦とカレーのハーモニーが楽しめる邪道なようで、美味しい一品。
聞くと、鰹の風味だけのもり汁に加え、鯖節も使って出汁をとっているとのこと。なるほど、それがこのコクのある甘みを出しているんだ･･･。

ハフハフとしながら、すっかり食べ終えたら汗がじんわり。
でも、夏だからこそのカレーに大満足

今日もご馳走さまでした～

又ゆっくりと、お酒も頂きにきまーす。


＊プレミアムモルツ 480円、掻き揚げ 550円、南極カレーせいろ 850円



「手打ち　中清」

武蔵野市吉祥寺本町4－4－15 　　
0422-21-2891
11:00～22:00 　
無休（水曜日に暖簾会で休みの場合もあり）
近くにコインP 　
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