丁度昼時、扉を入るとほぼ満席の大賑わい。大抵がご近所の方々のようで、和やかに集ってる。笑顔の素敵な花番さんに一人であることを告げると、何とか空いていた奥のカウンター席に通され、腰を下ろす。
すごい、相変わらず人気のお店なんだなぁ。周りを見ると、ビールやワイン、お酒を頂いている人も結構いる様子。
品書きを広げながら眺めていると、運ばれていく天ぷらがとても美味しそう。丁度品書きの中には、「野菜の天ぷら(小)」というのがあったので、私もつられてお願いすることに。
それと…、このあと用事があるのだが、すこ~しだけなら… と、生ビールの小も、やはり周りにつられるようにして頼んでしまう。
ビールの小は、丁度グラス一杯ほど。
そして、うれしいことに、ビール小でも、お通しに「春菊と菊の酢の物」が出される。シャキシャキとした春菊で、さっぱりとしてこれは美味しい。
乾いていた喉も潤い、ほっとしたところで、「野菜の天ぷら(小)」が置かれる。
オクラ、パプリカ、モロッコインゲンに、かぼちゃ、ナス、レンコン、春菊…、小とは言え、これだけの種類の野菜が盛り合わせになっているのは、何ともうれしい。
さらに珍しいのが、鮫肌の卸金に岩塩が二つ添えられて出される。お聞きすると、硫黄の岩塩と、ヒマラヤのピンク岩塩とのこと。
これを、ゴリゴリっと擦って、粉状の塩を直接天ぷらに振り掛けるそう。
これは面白~い
ハラハラっと粉の塩がかかった天ぷらは、衣もカラリとした美味しい天ぷら。こういう風にして食べるのもいいなぁ~
思ったよりもたっぷりの天ぷらに満足し、さて、目的のお蕎麦を…。
ここでのお蕎麦は、三種類。
普通(?)の「もりそば」の他に、「特選金砂郷産もりそば」、「特選金砂郷産玄そば」。
「特選」の文字には、とても惹かれるし、玄そばというのも魅了的。
…が、1,600円か と、しばし悩んでしまう。
お聞きすると、普通の「もりそば」は、新そばの青森白神山地の蕎麦とのこと。白神山地の蕎麦、これも気になるところだし、今日はまず普通の「もりそば」を頂いてみようと、お願いする。
程なくして出された「もりそば」は、陶器の器にすのこを敷かれて出される。あ、これは、初めて伺った時に頂いたのと同じだ…。
蕎麦は、薄いグレーの細めの蕎麦だが、そのエッジはきりっと立っている。よく見ると、透明な蕎麦の粒が盛りこめられた、上品な粗挽きの蕎麦。
手繰り寄せると、濃く深い香ばしい香りが優しく漂う。口に含むと、しなやかな腰、十割だと思えないような滑らかさがあり、かみ締めると、香り同様の香ばしい風味が広がる。
ただ、前回食べた「桜海老蕎麦」の方が、やや太めで、蕎麦の粒が粗かったようにも…。
喉越しもよく、美味しい蕎麦だったのだが、どうしてもあの時の蕎麦が忘れられない思い。もしかしたら、「玄そば」だとあんな風なのかな?。
こ、これは…、又来て確かめてみないことには。。。
ご馳走様でした~
ん~…、どうしても又、あの蕎麦が食べてみたいなぁ。
*生ビール小 400円、野菜の天ぷら(小)500円、もりそば 750円
「十割蕎麦 光林」
杉並区浜田山3-27-3
03-5305-4277
11:30~14:30 / 17:30~21:00
水曜、木曜定休
禁煙
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そうだったのですか。。
これは、お財布ゆるめて、一度特選をたべてみなくちゃ、ですね(^^)
なんでも、海老根名人に直談判し、畑の一部が光琳さん専用となってるらしいです。道理で、特選は超高いわけですね。
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