となると、なんだかちょっと去りつつある夏が寂しくもあったり・・・。
今朝方、彼が、出張先の秋田で食べた蕎麦が美味しかった話などしていて、思い出したのか、「蕎麦食べに行こうか」となり、久しぶりに新座の「宗」さんへと向かう。
広い駐車場には、車がなく、すんなりと車を止めて入り口へ。
ここのモチーフの「ふくろう」が、かわいらしく今日もお出迎え。
新座 「石臼挽き 宗」
午後2時になろうとする昼下がり。先客は一組のみの店内に、お好きなところにどうぞ~と、奥様に声をかけられ、選んだテーブルのひとつに腰を下ろす。
落ち着いてふと横を見ると、かわいらしい兎の置物。
早くもお月見の季節になるんだなぁ~、と9月に入った事を改めて思い出され、ほおっと見入ってしまう。
ここはいつも、季節折々の飾りつけが店内の所々にさりげなく置かれていて、見ているのがとても楽しい。
出されたお茶を頂きながら、さあて、今日は何にしよう~と、二人で品書きを覗き込む。
彼は、ワンパターンのように「せいろの大盛」。私は・・、久しぶりに「田舎そば」を頂こうかと思って、目で追っていくと、「きのこの温かいつけ汁」の「宗せいろ」が目に留まり、今日はこれを頂いてみることに。
程なくして出された、初めての「宗せいろ」。
ほかほかと湯気の立つきのこ汁に、丹精な細切りのせいろが瑞々しく輝き美しい。
蕎麦湯の時に使ってください、と蕎麦猪口も別に出してくれる配慮もうれしいもの。
壁に貼られた「本日の蕎麦」には「福島、茨城」と書かれている蕎麦は、切り幅、繋がりもムラのない、角の立った見目麗しい蕎麦。
まずはそのまま手繰り口に含むと、もちもちっとした腰が心地よく、かみ締めるのが楽しい。時期的に香り風味は穏やかではあるが、この噛み締める食感に、のど越しの良さが、「美味しい 」と素直に思ってしまう。
しっかりと打たれた、真面目で正確な蕎麦というのを、ひしひしと感じられる。
ああ・・、やはりこちらの田舎蕎麦も、又食べてみたいなぁ~。
そして、やっと「きのこ汁」を・・・。
木の蓮華でまずは、一口頂くこのきのこ汁。しめじ、エノキ、舞茸などのきのこの出汁が染み出た、すっきりとして旨味のある汁がすぅっと喉に染み渡る。
舞茸のシャキシャキとした歯ごたえを楽しみ、蕎麦をそっと浸して頂くと、これが旨い
しっかりとした腰の蕎麦は、温かい漬け汁にもダレず、その風味を纏い、やや温められたことで甘みを感じさせるよう。これはいいなぁ~。具がふんだんに入っているので、食べ応えも十分♪
彼も、「秋田で食べた蕎麦も、こんな感じだった・・」などと、満足そう。こちらの「大盛」は、一度に盛らずに、タイミングをみて別に笊で出してくれる配慮。
すっかり堪能し、蕎麦の風味のじわりと染み出た優しく白濁した蕎麦湯を、きのこ汁に注ぎいれ、すっかり大満足~。
やっぱりここの蕎麦は、旨いっ。
今日も、ご馳走さまでした~
後からいらっしゃった年配の男性は、天せいろで一杯頂き初めてる。んん~、羨ましいっ。
ああ・・・、ここで蕎麦前からのんびりとやる、夢だなぁ~。
*せいろ 730円、大盛300円増、宗せいろ 1,100円
「石臼挽き手打そば 宗」
新座市片山3-16-32
048-482-6654
11:30~21:00(L.O.20:30)
火曜・第4月曜定休
駐車場8台 店内禁煙
過去の訪問
- 関連記事
-
- 狭山 「秀庵」 (2007/12/24)
- 越生 「玄家」 (2007/12/01)
- 高麗川 「百日紅」 (2007/11/30)
- 西所沢 「久呂無木」 (2007/11/27)
- 西所沢 「久呂無木」 (2007/11/10)
- 川口 「因業屋」 (2007/10/19)
- 蕨 「玄 田むら」 (2007/09/27)
- 新座 「宗」 (2007/09/02)
- 新座 「柿屋」 (2007/07/08)
- 下山口 「狭山 翁」 (2007/07/05)
- 西所沢 「久呂無木」 (2007/05/17)
- 浦和 「土合やぶ」 (2007/05/09)
- 新座 「松鶴庵」 (2007/05/06)
- 川越 「百丈」 (2007/05/01)
- 秩父 「こいけ」 (2007/04/02)
→ yuka (04/08)
→ yuka (04/08)
→ sherbetsST (04/02)
→ gun (03/27)
→ yuka (03/19)