昨夜は、お馴染み「菊谷」さんが、手挽きで粗挽きのお蕎麦を打つとの事。
これは是非にもでも頂いてみたいっと、近くの友人と待ち合わせて向かう。
「手打そば 菊谷」
日の落ちた通り沿いに、ふわりと灯る明かりが暖かい・・・。
友人よりちょっと早めに着いてしまったので・・、
待ちながら、まずはビール(小)を頂く。
こちらのビールは、うれしい大好きなハートランド。
あてに出してくれた揚げ蕎麦の、揚がり具合、塩加減もよくビールに美味しい♪。
ようやく友人も到着したので、さてさてまずは~・・・
自分で自由に三種のお酒を選べる「利き酒セット」を。
今日は、「四季桜」花神と
「春霞」特別本醸造
「上喜元」の三種で。
頼んでみたお料理。まずは、「本日の小鉢」の中から三種選んで・・・。
ふわりとした甘みのある「寄せ豆腐」に、「塩辛」。そして「焼きあご」。
ボリュームたっぷりの、身のふわりと焼かれた「蕎麦屋の焼き鳥」。
味付けもよく、これは美味しい
以前頂いて美味しかった「にしん煮」。出されたものをみてびっくり しちゃった程、大きく切り分けられたにしん。甘さを控えたさっぱりとしたものだが、しっかりと炊かれたもので、これは日本酒にすこぶるいい。
お変わりのお酒に、今日は「菊姫」を熱燗で。
熱燗の酒器がこれまた楽しいっ♪
二重になった陶器の外側に熱湯が貼れていて、その中にお酒の入った陶器。注ぐのも楽しくなってしまいそう
二人でくいくいっと進んでしまい、お変わりも熱燗で「木戸泉」も頂く。
ついでに、「ちょっとだけ残ってますよ 」と、おっしゃって下さったので、楽しみにしていた「穴子の煮こごり」を。それと手作りの「山葵漬け」、「山葵の茎の醤油漬け」を頂く。
ん~っ、こちらの煮凝りもすこぶる美味しい~。その固さ加減、穴子のふわりとした身、そして口に含むと、まどろんで溶けていく上品でこってりとした味わい。これは、レギュラーメニューに是非してもらいたいなぁ~っ。
すっかりお酒も満足して頂き、そろそろ楽しみにしていたお蕎麦を。
まずは・・、「福井大野」の十割蕎麦。
ほんのりと緑がかった丹精な細切りの蕎麦で、ぴかぴかと輝き瑞々しい面持ち。相変わらずその切り口の鮮やかさが美しい。
手繰ると、強烈に蕎麦の豊かな香りがたつ。この香りだけでもうっとりとしてしまいそうな程。
口に含むと、しっとりとした心地よい腰。かみ締めると、これも深く濃い蕎麦の風味がいっぱいに広がる。それでいて、のど越しの爽やかさもよく、非常に美味しい蕎麦。福井独特の、濃い蕎麦の風味が非常に印象的。
ぺろり~と食べ終え、お待ちかねの「手挽き蕎麦」。
福島県大玉村の天日干しの玄蕎麦を手挽きで粗挽きにして打ったもの。
目の前に出された蕎麦を見て、うれしくなってしまう。黒っぽい細打ちの蕎麦の表面には豪華に散った蕎麦の破片。エッジのざっくりとした鮮やかさも素晴らしい。
手繰り寄せると、これまた濃く深い蕎麦の香り。しみじみとした、田舎の陽だまりのような感覚を覚える日向と穀物の香り。
口に含むと、しっとりと歯に当たる腰は、もちもちとし、激しくはないがやさしくざらりとした蕎麦の感触が掠める。かみ締め手繰り続けるうちに、香ばしい穀物の風味でいっぱいに。すっかり汁をつけるのを忘れて手繰ってしまったほど・・。これは塩でもよさそう。
いやぁ、この蕎麦、美味しい・・・
頂ながらあれこれと話をさせて頂くご主人は、とにかく蕎麦を打つのが楽しくてしょうがないように、うれしそうに語る。その姿を見るのもうれしく、これからがますます楽しみになってくる。
お料理もいろいろと研究なさって、来るたびに品が増えてくるのもうれしい。何よりも蕎麦に対しての熱意がすばらしい。
これからも又、手挽きをいろいろと打っていくとのこと。又、是非頂いてみたい・・。
抜糸もすませ、心の中での密かな自分への祝いにもなりました。
本当に、今夜もご馳走さまでした~・・
まだまだ、後には憩っているお客さん。
今夜の菊谷さんは、まだまだ続きそう・・
*ビール小370円、利き酒三種 780円 菊姫、木戸泉 630円
小鉢三種 740円、焼き鳥 740円、にしん煮740円、
蕎麦二種盛り 1,280円
「手打そば 菊谷」
練馬区石神井町3-27-16
03-5393-6899
11:30~14:30 / 17:30~21:00 (日曜 11:30~17:00売り切れじまい)
月曜定休 祝日営業翌日休み (4月から祝日関係なし)
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私も、鹿追でお蕎麦を食べたいですよーん(^^)
いや、あの、決してそう思っていたわけではなくて・・。
あのあの、ご一緒に、ってことだったから、もしかと思っちゃっただけですっ。
ご内密にしてくださいっっ(激焦)
でも、どなたかしら~・・・?
わっかんないですっ。。。
同じカウンターにいらっしゃったのですか??
すっごいびっくりです。。
・・・筋肉痛?
だ、大丈夫ですかっ??
これははにーがきっと、
ドハツテンヲツク!!
ってヤシだと思います。
ぢゃないシト、っていうと、・・・誰でしょう?
わっかるかな~?って30数年前に流行ってましたが。
当方も女史の顔見たことないんですよ。~♪
今日は「中屋」(東大和)。
思いっきり蕎麦掻。お腹いっぱい。
でも、一人だと、品数がとれないのが、つらいところで。。
婆さん??あ、はにーさん?
もっちろんです(^^)
(はい、頭をぶつけるんでしたね、
ざボ~としてると・・・お粗末)
前菜3品が良かった。(特に最初の小松菜、
九条葱シラスのたき和えなど)
さて、菊谷さん辺りでお会いできれば
うれしいですが、「婆さん」とかも誘って
いいでしょうかね?
(孫がいるから自称婆らしい)
ぶちっ、ぷちっっていう感覚が・・(^^;;;
>春はあけぼの~、冬は温蕎麦~、ってな
あ、それに私も挙手。
恩蕎麦、じゃない、温蕎麦、冬には染み入ります・・。
もちもちの蕎麦、よかったです。
菊谷さんの、研究熱心さ、そして、お蕎麦への情熱は、なかなかすごいですよー。
んん~。。
田○さんのお女将さんにも、又会いたくなってきました~(^^)
私も、わくわくして、今後のお蕎麦を楽しみにしているところです。
今回のこの粗挽き、よかったですよ~(^^)
裏山椎茸!!、でしたぁ~っ!!
(すみません、癖な門で)
さて、菊谷さんといい、銀○の○富さんと
いい、「あの方」、がご紹介してくださってますよね?
(私はそのような受け止めてますが、
記憶違いかもしれません・・・?)
Yグルメトピ、レシピ方面の方。
素晴らしい感覚です。(=いいお友達がおありです。)
モチモチ感の(チカンではない)蕎麦は
最近すっかりお気に入りです。
春はあけぼの~、冬は温蕎麦~、ってな
もんです。(か、軽い~!)
さて、抜糸も結構ヤナ門ですよね、良かったよかった。(で、今日は「田堀」だった)
次回の手挽きには、何としても・・・
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