思い直して、以前知人から、こちらの「蕎麦のサラダ」が美味しかったと言っていたのを思い出して、「お勧め」の中からそれをお願いする。

思ったよりもスムーズに出された「蕎麦のサラダ」。
いや、こちらは、たいていのお料理がスムーズに出てくるもうれしいところ。



目の前に置かれてびっくりっ。かなりバリューなボリューム。
サニーレタスやオニオン、貝割れに、若布とプチトマトが添えられ、揚げ蕎麦が乗った一品。
すっきりとした和風のタレ（ドレッシング）がかけられ、これだったらお酒にも合いそうなサラダ。時間を置くに従い、揚げそばがちょっとしっとりとして、これもいいなぁ～。


･･･で、定番！剣菱の「枡酒」をお願いする。

塩が添えられ、下置きのお皿にまで、たっぷりとこぼして注がれるこのお酒が、なぜだがとても美味しい。

それにっ、このサラダのミニトマトが、
信じられないくらいに、あま～いっっ



ちびちびやりながら、ほっと見渡すと、
おおっ
こちらにも、いよいよ「新そば」が･･。

まだ食べたことがない、暖かい蕎麦で〆ようかと思っていたけど、こりゃ絶対、「せいろ」にしよう～。
北海道　滝川産とのこと。



お酒もそろそろ･･と、
新そば！「せいろ」を頼むと、お決まりの山葵。

なんとなく無心に摺っていたら･･･
こんなに摺っちゃったっっ

ちょいっと舐めると、これが美味しいぃ～


ほどなくして、「せいろ」も目の前に。
･･ん？ちょっと量も増えたかな･･？（うれしいっ）


相変わらず、いつ見ても変わらぬ、豪華に星を散りばめ、瑞々しく水をまとった細切りの蕎麦。ふと顔を寄せれば、･･ん～っ 立ち込める蕎麦の香りが豊か。
香ばしい･･というよりも、茂った草原を思わせるような香り。
蕎麦の風味もそれぞれ多様にあると思ってはいたが、香りでさえも、とてもいろんな香りがあるのを、しみじみと感じる。
今日のこの蕎麦は、香ばしい･･というよりも、大地を思わせるような、深く、それでいて爽やかさをも思わせる香り。
ああ･･、疲れなんてふっとんでいってしまいそう。



口に含めば、心地よいざらりとした舌触りを残し、たおやかで、歯ぬかり感のある粘りが、甘みと風味をさりげないながらも、豊かに残す。
ああ･･、やっぱり美味しいなぁ、この蕎麦。

そのままで、山葵だけで、汁と共に･･と、十分に楽しむ。


通りがかった、気の配り満点の花番さんに、
「ちょっと、濃い目で･･」とお願いした蕎麦湯は、白濁。

この時間だと、濃さもだいぶ深くて、
いやはや、大満足でございます･･･

十分に、満足のほんっのひととき。


今夜も又、ごちそう様でした～

やっぱり、ここも又、わたしの大切な場所のひとつだなぁ･･･


次回は、絶対「アボガドサラダ」頂こうっと

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