口開けすぐ扉を開けば、既に何人かのお客さん。
迎えてくれる西田さんのピュアな笑顔が嬉しく、
カウンターの椅子を引き…、



ほっこりと寛ぐ居心地の良さに、まずは蕎麦前。



新潟　「大洋盛」　純米吟醸
はぁ〜、美味しい
柔らかな口辺りでふわっとフルーティ、



すすりつつ開いた品書きは、
お料理の品数もぐっと増え、



中でも一人に嬉しいのが、
4〜5品の、「おまかせ盛り合わせ」 。



早速これをお願いすると、
まずは、「桜海老と九条葱の豆腐の煮物」。

桜海老の出汁にお豆腐ほろほろ、
九条葱はしゃくりと柔らかく甘く…、
口に運ぶごとにほっこり、美味しいなぁ 。



続いて、嬉しくなる素敵な「盛合わせ」 。

「茄子とおくらとズッキーニのお浸し」に、
（浸されたお出汁が美味しい！）
味染み染みの「ピリ辛こんにゃく」、
こっくりと炊かれた「牛肉のしぐれ煮」に…、



さくっと揚げられた、
季節野菜「ゴーヤの挟み揚げ」が旨いっ



さらに、「蓮根の挟み揚げ」、
挟まれた具は海老真情のようで、
「やっ古」の挟み揚げ、絶品〜 。



ついついお酒もお代わり
長野　「亀の海」　純米吟醸生　「蝉しぐれ」

隣り合わせた常連の方との会話も楽しく、
美味しい蕎麦前を頂いて…、



いよいよお目当ての、「トマト蕎麦」を 。



置かれた瞬間、思わず歓声〜、
わぁ〜、なんて美しい



出汁とトマトをミキシングして作られた、
淡いピンクの汁は、すすった瞬間ため息漏れる、
出汁とトマトの麗しいマリアージュ 。



その中に浸る蕎麦は、細く繊細。
きりっと締り、流れるようなしなやかなのど越しの、
師匠譲りの「水腰そば」。

汁をまといながら香ばしく放ち、
もう、これだけでも美味しい上に…、



マリネされた輪切りのトマトに、
トマトのペーストがさらに味わの深みを加え、



さらに、きらきら輝くトマト汁の上澄みのジュレ、
清冽なトマトの果汁が、
ぷるぷると口に蕩ける〜 。



手繰る毎に味わいが広がる、
手繰る毎に幸せが体中を駆け巡り、



極々わずかに利かせた唐辛子が、
最後にふっと辛味を残し後を引く、
すくいすくい、最後の一滴まで飲み干して…・

ご馳走様でした〜

はぁ〜、感無量 。
これは素晴らしい一杯、まさに感動のトマト蕎麦。
この夏もう一度、食べたいなあ

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