穏やかな空気流れる昼下がり。
にこやかに花番さんに迎えられ…、
一仕事終え、腰を下ろしたらほっと寛ぐ居心地の良さ 。



奥の小上がりでは、「ママ友会」らしく、
時折聞こえる、楽し気な笑い声が微笑ましく…、



まずは、すっかりお気に入りの、
「岩の井」　 山廃純米　「総の舞」

お通しは、りっぱな「ばい貝旨煮」で、



充てもちょっと、「本日のお品書き」から、



「とうもろこしの天ぷら」 を。

そぎ切りしたトウモロコシは、プチっと弾けとても甘い 。
今のとうもろこしって、ホントに甘くなったなあと、
しみじみ思っていると…、



「週末鮎釣りに行ったもので…（＾＾）」。
タイミング良かったです♪、と出して下さった、
嬉しすぎる、「鮎の焼き浸し」 。

出汁に浸った身はふっくらしっとり、
鮎ならではの上品な香りがふわ～。
（結果は釣れずおとり鮎だそうでｗｗ、あるだけ限定品）

有り難く美味しく頂いていると…、



「ながらみ貝」って知ってます？と、
お試しにと頂いた、初めて見る「ながらみ貝」。
わあ、ちっちゃい 。



楊枝でつつくとスパッと殻から外れ、
小さくても貝の味がしっかり濃い。

ご主人の地元千葉では、おやつに食べていたそうで、
ちまちまとつまむ、酒の充てにもいいなー。
楽しい蕎麦前を頂いて…、



そろそろ、お目当ての「冷かけそば」を、
「山形名産だし付」で 。



頼めば程なく、涼し気な硝子の器に、
琥珀の汁に透ける、美しき粗挽きのそば 。



汁は、すっきりとして味わい円やか。
豊潤な鰹の出汁に、鯖の柔らかな甘みが加わり、
味わい深く、しばし蓮華が離せない



ようやく手繰った蕎麦が、なんて美しい…

繊細に透けるびっしりと重なる蕎麦の粒、
冷かけにキュっと〆り、蕎麦の粒が際立ち、
はんなりとして、ふっと喉を過ぎる清涼感。

汁をまとってなお、芳ばしき味わいが口に広がり、
うれしくなる程、ん～美味しいっ

このまま食べたい気持ちだけれど…、



添えられた、丁寧に作られた「山形だし」。



これを残り少なくなった器に注ぐと、



途端に、青味が広がりすぅ～っと爽やか 。
胡瓜に茗荷、茄子に大葉のそれぞれ汁に絡まり



しゃきしゃきとした食感に
オクラのほのかな粘りが心地よく…



最後は、酢橘をきゅっと絞り、
途端にフレッシュさが広がり、最後にさっぱり。



蕎麦湯を注ぎ、一滴残さず飲み干し、
味の変化も楽しい一杯。
何よりお蕎麦がほんとに美味しくて…、

ご馳走様でした～

「一仁」さんの粗びきでの絶品冷かけ、
夏の間に、絶対又頂こう

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