ちょっと所用で赤坂、
ここに来たら…、久しぶりに「ながら」さん行きたいな 。
ぎらぎらと照り付ける太陽の下、
赤坂小学校前の交差点を曲がれば程なく、
通りにほっこりと立つ木の看板。
「玄挽蕎麦」その文字心が騒ぎ…
矢印に従い入った抜け道のような路地の先に、
緑鮮やかな草花が茂った入り口には…、
昼は旨い酒の飲めるそば屋、
夜は〆のお蕎麦がある居酒屋です。
「玄挽蕎麦 NAGARA」
細い入り口の先は、下へと続くアプローチ。
吹き抜けベランダからの優しい明かりさす、
ゆったりとした、素敵なリビング 。
変形の大テーブルに、小さなテーブルには、
サラリーマン風男性が蕎麦を待つ中、
私はカウンターの端の椅子を引き…
お目当ての、
小鉢3つにお酒にお蕎麦の「晩酌セット」(1,800円) 。
お蕎麦は「ざる」で、早速注文。
頼むとすぐ、まず出される片口のお酒一合、
京都の「澤屋まつもと」だそう。
きれいな味わいのお酒を口にしてると…、
続いて、小鉢が3つ。
しみじみとする、切り昆布と根菜の「煮物」に、
浸かり具合のいい、しゃきしゃきとした
「長芋の浅漬け」
ぷりっと弾力のある風味豊かな「板わさ」に、
とろりと瑞々しい「山葵漬け」。
古いマッキントッシュのパソコンに、
センスよく置かれたアンティークの小物たち、
心地よく流れるジャスのBJMに身をゆだね、
ゆるりと流れる空気が、何とも言えない心地の良さ
「お蕎麦の時声をかけて下さいね」
優しくおっしゃる女将さんの言葉に、
一人のんびりと寛がせて頂いて…、
お声をかけて、〆の「ざる蕎麦」。
透けるグレーの繊細な細切りに、
びっしりと蕎麦のホシ散る粗挽き蕎麦。
手繰り上げると、すぅ~っと広がる爽やかな香り。
きりっとして喉越しするり、手繰る毎に甘みが広がる 。
やや薄めの汁が蕎麦の味を邪魔せずより添い、
上品さと素朴さを携えた蕎麦が美味しく、
するするとあっという間。
頃見て出された蕎麦湯はほんのり白濁。
最後にゆっくり、余韻に浸り、
ずっとこうして座っていたい気持ちになりながら…
ご馳走さまでした~
とっても心地のいい、「蕎麦前」のひと時。
先の男性の食べていた「とろろ」や、
「冷かけそば」も、とっても気になるし…、
又、赤坂に用事を作っちゃおうっと 。
玄挽蕎麦 NAGARA ながら
港区赤坂7-6-50
03-3584-7500
11:30~14:30 (火曜~土曜)
18:00~22:00 (水曜~金曜)
日、月、祝日休
禁煙
お店のHP
2011年 9月11日 お昼の「晩酌セット」
2006年 2月 2日 「蕎麦ランチ」
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