ここ最近、実力店が次々にオープンして、嬉しい限り 。
8月初めに、根津にオープンしたお店もその一つ。
上野「池之端藪」に、神田「まつや」、そして、「小松庵」…。
その経歴だけで、期待せずにはいられない
根津 「江戸流手打ち蕎麦 蕎心(そばこころ」
地下鉄の駅を上がり、信号を渡ればすぐ、というのもうれしい、
古民家風の佇まいも、昭和の風情残る根津にしっくり。
扉を開けば、ん~、いいなあ、この雰囲気。
ダークブラウンの柱に、
吊るされたアンティークの照明、
置かれた骨董の家具がそう思わせるのだろうか、
できたばかり、というの忘れる、
まるで、もうずっと前からあるような、
どこか懐かしいような落ち着きが、何とも心地いい 。
すっかり寛ぎ、置かれていた品書きを開くと…
「夏限定蕎麦」には、
「池之端藪」譲りの「淡雪」に、夏色「巣ごもり」
それに、「そばごころ特製」が気になる、「鴨南蛮」。
「冷たいそば」にも、ちょっと見慣れない、「梅しそ」や、
ランチには、丼とのセットまで。
「まだ、(品書きを)絞っているんですが…」
との、蕎麦屋の定番の一品料理に、
ふむふむ、お酒は、個性的なラインナップ 。
ちょっとしたミスがあって、既にラストオーダータイム。
本当はもっとゆっくりしたかったのに、自分が悪いっ 。
(又しても、「千駄木」と勘違いして彷徨い、無駄にした1時間…)
とりあえず、蕎麦前にすっきりと、
新潟「鶴齢」を頂き、
天ぷらはこの時間なので遠慮して…、
お願いしたのは、「焼板わさ」。
お蕎麦は、気になり、「梅しそ」を 。
笊に盛られた細切りの蕎麦は、凛々しく粋な姿。
手繰り上げた途端に広がる、芳しき香りに、
ピシっとしまった腰心地よく、喉越し爽やか。
切りむら全くなく、見事につながりるこの蕎麦が、
何も言わなくてもご主人の経歴を物語る 。
開店早々とは言え申し分のない、既に完成されているお蕎麦。
添えられた蕎麦猪口には、
大根おろしに海苔が散り、その上に裏ごしされた梅ペースト。
早速、そっともり汁を注ぎ、
まずは混ぜずに蕎麦をちょんっと浸してみた汁は、
出汁まろやかなしっかりとした味わい 。
続いて、徐々におろしに梅を汁に溶かして頂くと、
ん~、これは美味し~い 。
もり汁に、梅の柔らかな酸味と甘みが染み、
これが抜群に蕎麦に合う。
海苔の磯、紫蘇の爽、
夏にはもちろん、季節限らず食べたい魅力満点。
ほんのりと白濁した熱々蕎麦湯を注いだ汁も美味。
良き店ができたなぁ、としみじみと 。
まだお若いご主人の笑顔は爽やか、
小松庵で同僚だったとの花番さん2人とは、
兄妹のように息の合った、にこやかでまことにスムーズな応対。
ギリギリで駆け込んだ私にも、
とても心地よくもてなして下さって…
ご馳走さまでした~
ここは、再訪決定。
今度は、間違わずに根津で降りますっ 。
「蕎心(そばごころ)」
文京区根津2-11-10
03-5842-1433
11:00~15:00 / 17:00~21:00
木曜定休
禁煙
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場所も、店構えも、規模も…。
そして、きりっとした江戸蕎麦を受け継いただ蕎麦。
だんだん、一品料理も増えてきたら、
ますます楽しいお店になりそうです(^^)。
気にって頂けて、なんだかうれしいです♪
まつやの流れを感じさせるキリッとエッジの立った蕎麦。それでいて香りも深い。
昼酒派には、昼は、炙り板わさと蕎麦味噌しか選択肢が無いのが残念ですが、蕎麦の良さや天ぷらの立派さが、それを補って余りある。
一遍でファンになりました。
お酒も、ご主人の天麩羅も、巣ごもりも食べてみたいです(^^)
お酒のラインナップも面白い。。
巣ごもり蕎麦で、一献も楽しそう(^^)
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