ちょっと、一休みしたくなる・・・。
せっかく池袋にいるのだから・・と、久しぶりに保谷へ向かう。
文字通り、住宅街の中のお蕎麦屋さん。
コンクリート打ちっぱなしの、どこか洋風な洒落た建物。 とても、ここが蕎麦屋だとはわからないよなぁ・・としみじみ思う。
季彩 「そばきり すゞ木」
今日は、正月飾りがかけてある・・
昼ちょうどだったので、混んでるかな?と思ったけど、まだ先客はなし。ほっとして、笑顔の素敵な美人な奥さんに通され、前回と同じく窓際に席を取る。
洋風のセンスのいい店内に、ゆったりとしたテーブル席は、ほっと寛ぐ・・・。細かなところまで気を使ったインテリアが、さりげなく気持ちがいい。
こうしていると、外の激寒なんて忘れてしまいそうな気分。。
お品書きを広げると、「そば三昧」「おまかせ」の他に、蕎麦はせいろと粗挽き。地酒三種盛り・・・なんてあったけど、前回とても気に入ってしまったので、又「蕎麦三昧」をお願いする。
それと・・・、まだ、年が明けてから蕎麦屋の昼酒してなかったし♪と、お酒も。
「月山」を冷酒で頼むときれいな片口のグラスに、
切子のグラス。
こういう素敵なグラスだとお酒の味もさらに美味しく感じてくる。 そして、お通しの「白滝の生姜煮」。
手際よく次々と出された「蕎麦三昧」のお料理は
「大根の豆腐あんかけ」。
柔らかく、そして優しく煮込まれた大根に、たっぷりのおぼろ豆腐のあんがからまって、お酒にぴったり。
「じゃがいもの胡麻マヨネーズ和え」
胡麻マヨがとてもおいしくて、和風仕立てに。なめらかなじゃがいもとときどきしゃきっとするインゲンがすごくよくて、これがすごく気に入った
「蕎麦豆腐」
蕎麦の風味はあまり感じないが、
もちっとして滑らか~。
胡麻の風味がとっても上品で美味。
「暖かいうちにどうぞ 」と出された「そばがき」。
勢いよく掻く音がしてた物で、これが超蕎麦!
蕎麦の味が濃く、やわらかくふわっとしていながら、もちもちとしていて、とてもおいしい蕎麦掻き
下にひかれた出汁と相まって非常にいい・・・・
「お蕎麦はお声をかけて下さいね」と、言われ、存分に堪能してしまえる。んー、これだけで、もう大満足しちゃうくらい。。
後から入ってきたお客さんの「おまかせ」もとてもいい内容だし、ここはお酒なしではもったいないようなお店かも・・・。
お酒も終わりつつあるので、そろそろお蕎麦をお願いすると、まずは、ちょこととっくり、薬味。
薬味は、きっちりと絞った大根おろしとねぎ。
汁はかなり濃い目のどろっとしたタイプだが、舐めてみると、見た目ほど強烈ではなく、ほのかに甘さを残した、深い味わいのあるもの。
そして・・・、「そば二種」の、まずは「せいろそば」。
細切りの、鋭いエッジでピンと張った、まるで「生きのいい」と思ってしまうような、みずみずしい蕎麦。
10割で打たれたという蕎麦は、繋がりも見事。
腰がしっかりとし、それでいて滑らかな口当たり、かみ締めるとその蕎麦の風味が非常に濃い。
以前食べた時より、たおやかさが加わった感じも受け、ひっじょーに満足しちゃう。なんというか、蕎麦そのものの穀物感をすごく感じられるような・・・。
そして、次に「手挽き粗挽き蕎麦」
せいろに比べ、蕎麦の粒が表面を多い、見るからに野趣味のある蕎麦。
口に含むと、薄く優しい水のヴェールを覆ったような表面に、なんとも心地のいいざらつき感。
「せいろ」にさらに穀物感を加えたような・・・、深く濃い蕎麦の味。
腰の中にもちもち感が強く、後には、蕎麦の甘みが残ってくる・・・
んーっ・・ 、やっぱりここのお蕎麦は美味しい。
前菜や、そばがきなどなどを食べて、ちょっとお腹もいっぱい・・・?と思っていたのなんて、どこへやら、ぺろり~と。。
濃厚なつゆも、辛味大根を入れることで、非常に蕎麦と相性がよく、すべてが満足・・・。
お蕎麦を聞くと、茨城の常陸秋蕎麦とのこと。。
そして、最後に、とろとろの濃い蕎麦湯と、「蕎麦ぼうろ」のデザート。
すっかり、この蕎麦三昧(三昧どころじゃないよっ)に大満足。。
奥さんと、ご主人の気持ちいい対応も相変わらずで、ここは、やっぱり、時々ひっそりと訪れたいお店・・。
年明け早々、とても美味しい蕎麦を頂けて、幸せな気分に。。
又、こよう・・。休日限定の手挽き特吟蕎麦も、やっぱり食べてみたい。
それはともかく、お蕎麦屋さんの奥さん(女将さん)って、なぜかとってもきれいな方が多いような・・・
「そば三昧」1,500円
季彩 「そばきり すゞ木」
練馬区南大泉4-43-32
03-5387-2010
11:30~20:00(売り切れじまい)
月曜休
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いろんな蕎麦があるってことですよね。
>常陸秋そばは、単に蕎麦の実の品種名です。
知っています。
>すべて同じ蕎麦になる・・っていうのではないですよ。
分かっています。
しかしながら、あまりに違う印象に、どういう要素が考えられるのかなあ、と思った次第です。コメントの仕方がまずかったのでしょう。
失礼しました。
権兵衛様も、多摩地区みたいですね♪
単に私もマイペースなだけですが・・・、これからもよろしくお願いします!
私も最近、蕎麦屋巡りにはまっているつもりだったのですが、もの凄いペースで蕎麦屋を回られていますね。恐れ入りました。
蕎麦と蕎麦屋の発展のため(?)ともに頑張りましょう!
そうなんです、私、法師人さんや、松扇さんなどでもそうなのですが、このすゞ木さんのような・・・、粗挽きの、もちもちした・・、それでいて、たおやかさのある蕎麦に目がなくて。。
いつか、ご一緒したいですね♪
写真を見ますと玄蕎麦挽きぐるみこの系統、法師人さん、松扇さんなどと同じですね。
このモチモチ感は、常陸秋蕎麦のせいではなく、製粉方法と製粉後の分別された粉のブレンドによるものと思います。
あやです。検索してたら、このブログにたどり着きました。
あやもブログはじめたどぉお☆
で、お友達がほしいなぁ。コメント大歓迎!!!、ヽ(´∀`)ノ
よかったら、あやのとこにもあそびにきてください
★・。・。☆・゚。・。ByeBye!
常陸秋そばは、単に蕎麦の実の品種名です。常陸秋蕎麦でも、茨城で取れたものもあれば、栃木・・とかあったりで、だから、常陸秋蕎麦が、すべて同じ蕎麦になる・・っていうのではないですよ。しかも、これは原料であって、挽きかた、打ち方、など等、その他で全く変わってきますし。。わたしもあまり難しいことは言えないですが・・(^^;;
ただ、蕎麦に限らず原料の特性はもちろん、ありますけどね(^^)。
わたしの表現の「もちもち感」は小麦粉のむっちり・・・とは違うので・・、あ、下手な表現でごめんなさい。
>chinenさま
ローマ字にしたんですね♪
そう、ここいいですよね!「法師人」といい、ここといい、まだまだたくっさん、練馬区は充実してて羨ましいです。どちらも、蕎麦も雰囲気も、人柄も、どれもが私も大好きなお店です。久しぶりに来てみて、本当に満足してしまいました。chinen様も、気に入ってる・・なんて、なんだかうれしいです。(「法師人」さんにも行きたくなってきちゃいました・・・)
さて、この蕎麦三昧、本当にこれで1500円なのですか?
う~ん、コストパフォーマンスよすぎですね。
ガラスの片口、私の贔屓の店でも使っています。割ともった感じとかいいですよね。酒の切れもよく、機能的にも勝れていると思いました。
さて、過日。常陸秋蕎麦の十割蕎麦を某所で食したのですが、もちもち感が強く、私の好みではありませんでした。小麦粉でつないだような、そんな印象なんです。
yukaさんも
>腰の中にもちもち感が強く、
と表現されていますよね。常陸秋蕎麦の特性なんでしょうか。贔屓の蕎麦屋で食べると、香り豊かで腰の強く、しかしもちもち感とは無縁の蕎麦なんですが……。産地で違うのかなあ。打ち方かなあ。
それにしても常陸秋蕎麦は一大ブームですね。
突っ込みが・・・
秘密の喰い師チャンで蕎麦屋巡りせねば・・
ちょっと、帰り際、雑談をしたもので(^^;;へへ。。
それはともかく、ここも、わたし、やっぱり大好きです♪
良い店ですよね!
また店主も奥さんも美男、美女の・・・私、鏡を見るのを止めときます・・・
肴も、チョコッとだけどヒネって、凄く面白くて美味しい。
暫く行ってないもので質問です。
「手挽き粗挽き蕎麦」ってメニューに書いて有りました?
前は胴突き粉で粗挽きをやっていたのですが、手挽きと言う事は、臼を買って手挽きを始めたのかな??
だとしたら、近々にまた行って味見したいな!!
私も大好きなお店です。
元気出して、遠い道のり、yukaさん見習って、ガンバンにゃ!!
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