気持ちよく「紀山」を後にし…、
「コーン炒飯」での楽しみ途中の、Gingerさんに送って頂き、
いよいよ、5年越しに夢見ていた「びばいろ」さんへ 。
(Gingerさん、ありがとうございます♪♪)
どこまでも澄んだ、高い高い青空の下、
目の前に続くのは、
建物などなにもない、遥か彼方へと続く緑の地平線。
舗装のない砂利石の農道を、がたがたと進んでいくと…
幾度もめくり見ていた、雑誌の中の写真そのまま、
あまりにも長閑に、あまりにも素朴に、
畑の真ん中にぽつんっと、飄々と佇んでいる…。
芽室 「蕎麦の里 びばいろ」
がらがらがら…と、扉を開けば、全くの民家の玄関。
靴を脱ぎ上がると、柔らかく日の光が差し込むお座敷二間に、
座布団の置かれたテーブルが、幾つか並び置かれてる。
すっかり田舎の家に来たかのような、
長閑でほのぼのとした空気に、ふっと肩の力も抜け、
ふかふか座布団の上に腰を下ろしたら、途端にどっぷり憩ってしまう 。
お茶はセルフ。
私も習って、いそいそとポットから蕎麦茶を注ぎ…
すっかりもう、何度も訪れているかのような心地になりながら、
置かれていた品書きを手にし、ゆっくりと吟味。
お蕎麦は、丸抜きの細打ち「せいろ」に、
殻ごと挽いた十割、太打ちの「田舎」の二つがある上に、
「とろろ」に「おろし」、「ぴり辛胡麻汁」に「かしわ汁」、
「つけ豚」に「つけカレー」まで揃った豊富な品書き 。
「もりたま」まであるなんて…、ちょっとうれしい 。
さらに、温かい蕎麦に、冷かけまで揃う品数の多さに加え、
うれしくなる程、リーズナブルなお値段。
長年夢見て来たお店、この空間をゆっくりと楽しみたい…
早速「お酒」、に「ちょっともう一品」の「天ぷら」をお願いすると、
次々にお客さんが来店し、いつしか店内満席。
平日の昼時とあって、作業服の男性客は、
細打ち、太打ちの両方を頼んでいたりと、頼もしく…
ようやく私の前には、天麩羅にお酒が到着~。
お酒は、これぞ日本酒!という、昔のお酒の味わい。
添えられた、甘めの味噌がほっこりとして美味しい 。
天麩羅(500円)は、立派な海老が二尾盛られ、
シシトウに、半月切りの玉ねぎ。
家庭的な天麩羅だが、さっくりと揚がって、美味しいな 。
と、しばしまったりと楽しんでいると…
コーン炒飯のお店の後にした、
aiaiさん、isolaさん、Gingerさんも駆けつけてくれ、合流~。
早速、盃を頂き、乾杯~。
憧れていた「びばいろ」での蕎麦前も、しっかりと楽しんで、
そろそろ、お蕎麦を頂こう 。
改めて品書きを回し見て、各々選び注文。
私の選んだのは「つけかしわ」の細打ちそば。
地元十勝の蕎麦粉に拘り、地元農家と直接契約。
丸抜きの蕎麦を、石臼挽き自家製粉し、打たれた蕎麦は、
ざっくりとした穀物感溢れる切り口に、端正に切り揃った細打ち。
中に埋まる、透き通った蕎麦粒がきらりと煌めき、
ほのかに漂う、新蕎麦らしい清々しい香り 。
口にすれば、しなやかな心地のいい歯ごたえ。
ふっと落ちる喉越しは軽やかで、
噛みしめる毎に、じわんじわんと蕎麦の甘みが豊かに広がる。
ああ、この蕎麦、いくらでも食べてしまえそう…
美味し~いっ
繊細でありながら、穀物感をしかと残した、
大地の豊かな恵みをしっかりと感じられる、このうれしさ。
しばしそのままの蕎麦を堪能し…
葱の浮かぶ、熱々の「かしわ汁」を手にし、
そろりと浸してみれば、これも美味しいっ
濃すぎず、しっかりと鶏の旨みの染みた円やかなつけ汁。
浸した蕎麦は、さらに甘みが引き立ち、手繰る手が止められない。
しかも、揚げ玉まで添えられているのが珍しく…
途中でこれも入れてみれば、おっ、これ美味し~いっ 。
すっきりと上品なかしわ汁に、揚げ玉のコクが加わり、
B級的クセになる旨さがあり、これはいいっ。
aiaiさんに、isolaさんも喜んでくれているのがさらにうれしく…
gingerさんは、「蕎麦米おにぎり」もほうばったりと、
蕎麦前も堪能できたうえに、
最後に皆で手繰れる悦びを感じ…
しっかりと白濁した、まろやかクリーミィーな蕎麦湯を、
ゆっくりと頂きながら、胸に熱い物が込み上げてくる…。
ちょこんと添えられた、小さな甘味「かぼちゃ饅頭」にほっこりさせられ…
ご馳走様でした~
素朴であったかで、何よりもお蕎麦が美味しくて…
又、北海道に訪れる事があったら、迷わずに訪れたい 。
しみじみと思いながら、今日で北海道ともお別れ。
長く楽しかったひと時を想い巡らせながら…。
北海道はまだまだ広くて大きい。
又、是非とも、訪れて、
たくさんの大地と蕎麦と…、楽しみに、来ます
自家製粉手打ち蕎麦
「蕎麦の里 びばいろ」
北海道河西郡芽室町北伏古南12線26
0155-62-7970
11:30~15:00(売切れ仕舞)
夜予約制
金曜定休
禁煙 Pあり
お店のHP
再び、Gingerさんの運転する車に乗り込み、
帯広駅で、イートナポさん、はっしーさん、kimimatsuさんと合流し、
フライトまでの時間に、最後の帯広観光
ツアーに付いていたクーポンで、ベーグルを1個(無料で)頂いたり、
レトロな感じが心そそる「たかはしまんじゅう屋」で、
女性4人は、食後の甘味
「おやき」は、皮はぱりっとほんのり甘く、
中は好みのこし餡で、とろ~り滑らか、美味しなー
ふわふわ蒸しパンや、肉まんも美味しそう
今は廃線だけど、その駅舎が残されている、
旧国鉄広尾線の「幸福駅」を訪ねたりして…
いよいよ、帯広を発つ時間。
沢山の想い出を胸に大事に抱えて…
イートナポさん、gingerさん、、ハッシーさん、
55aiaiさん、isolaさん、kimimatsuさん
ありがとうございました~。
又どこかにご一緒出来る事を願って…
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本当にありがとうございました。
そして、お疲れ様でした。
思い出しても、楽しい旅行だったなあ、なんてしみじみ…
又どこかに飛べたらいいな、って思っています(u_u*)~
あんな素敵なロケーションで
あんな美味しいお蕎麦食べれませんでした♪
良かったです、とっても。
私も又行きたいです!
(機体お世話になりました~^^)
良かったでしょう!
素朴で気取りがなくて...
自分も好きです。また行きたい。
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