だったら・・・一度行って見たいと思っていた、鉾田の「村屋東亭」に蕎麦を食べに行ってみようと決まる。
この店が、「常陸秋蕎麦」を広く知らしめ、世間に認知させるようになったといっても過言ではない・・と、本で読んでからとても興味を持っていたところ。。
笠間インターで降り、のどかな風景を眺めながら走ること1時間ほど。
県道沿いに行き成り立派な看板が見えてきた。
地方の蕎麦屋は規模が違う~。
茨城でも有名なお店だから、駐車場がいっぱいだったらどうしようか・・と思っていたけど、意外とすいててほっとする。
駐車場はとても広く、
その目の前には、立派な建物。
飾りすぎず素朴な感じの、上品な建物。
外から、かすかに見える店内もいい感じ
さて・・・入り口は、と向かうと。。
ああ・・・いいなぁ、こういう店構え。
高貴な、凛とした空気がここまで漂ってくるよう・・・。
しずしずと中へ入ると、静寂して落ち着いた店内。
5席ほどのカウンター席には、きちんと真っ白いイスカバー。
ゆったりと広がる小上がりの席が5卓。
鴨居で仕切られた空間は、ほっと寛げる。
その奥にはお座敷の部屋もあるらしい。
暑かった外とはうってかわって、静かで涼やかな席に腰を落とし、
ほっと上を見上げると・・・
カウンター席の上に、額が二つ。
「常陸秋蕎麦使用店」の認可書?と、かの友蕎子の直筆の書。
「食はすべてそのもとを明らかにし、調理をあやまたず、そこのうことなければ、
味わいすぐれ、からだを養い、病をもいやし、よく人をつくる」
ご主人は、足利の一茶庵の片倉康雄さんに弟子入りしで手打ちを学んだそうで、
一茶庵の弟子の店では、これを皆、座右の銘にしているというもの。
なんだか、しみじみと読んでしまう。。
さてさて・・・で、お品書きを。。これが又達筆な筆文字。
なんだか、こういう原点をきちんとしているお店はすばらしいな。
で、彼の頼んだのが「天せいろ」
車えび、パプリカ、ししとう、ナス、谷中しょうが、しいたけの天ぷら。
見るからに、カラリっと揚がっていて、彼も満足そう。さくっと音までする。
そしてわたしは「もりそば」
「常陸秋蕎麦」ニ八で打たれた、細切りの蕎麦。
ほんのりと緑がかかり、ところどころに蕎麦の破片が散りばめられている。
エッジは鋭く、透明感があり、盛りも美しい。
強いコシというわけではないが、歯ぎれのいい蕎麦。
はじめ香りやさしげだと思っていたのだが、食べ進めるとだんだん蕎麦の甘みが広がっていく。
ガツンとくるものではなく、穏やかに風味が広がる蕎麦。
長い年月、丁寧に蕎麦を打ってきた余裕と貫禄も感じられながら、主人の心が伝わってくるような、暖かく、そして滋味深い蕎麦。
つゆは、熟成された旨味のあるもので、やや甘さを含んだ辛口のもの。
添えられた薬味も丁寧で、蕎麦との相性もいい。
なんだか、すっかり寛いでしまって、そば湯を堪能~。
頃合をもって出された蕎麦湯は、ナチュラルに白濁したもので、汁を薄めると美味しい。
さて・・行こうか、と席を立つと、ご主人が石臼の部屋に・・・。
蕎麦と同じく、穏やかな感じのそれでいて高貴な感じの主人。
挨拶を交わすことはできなかったけど、心の中で「ご馳走さまでした・・・」と・・・。
同じ茨城でも、いろんな蕎麦があるんだなぁ。
まだまだいろいろ行って見たくなっちゃった。。。
さて、帰りは、海沿いを走ってみようか・・・・。
*お品書き
もりそば 840円、磯おろし 950円、納豆そば 950円、とろろ 1,100円、みぞれ 1,100円、鴨せいろ 1,400円、天せいろ 1,400円卵とじ 730円、若とり 840円、きのこ 840円、鴨南蛮 1,100円、
大吟醸 1,300円、純米酒 600円 ビール 600円など。。
常陸秋蕎麦 村屋東亭
鉾田町安房1418
0291-32-3173
12:00~17:00 (売り切れじまい)
水曜休 駐車場広めに有。
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私も、読ませていただき、とても興味をもってしまいます。
やっぱり、鳴子温泉と一緒に…(^^)
川崎の「若竹」さんはうかがっています。
そうだったのですか…
常陸秋蕎麦だったんですね♪
常陸秋蕎麦という品種、数年前から隣の栃木は当然?として、今では山形や宮城でも栽培されてきてます。
最近その事実を知り、検索してみたら、川崎の若竹さん(茨城にも同名の蕎麦店あり)で使ってるようです。
いろいろ見ていたら、江戸時代の農家かと思える蕎麦店がありました。
宮城県北の「おさだ」、自家栽培の常陸秋蕎麦を使用とあります。建物は茅葺きの、見た目かなりの年代にも見えますが、なんと新築!こんな店で食べる宮城産の常陸秋蕎麦はどんな味と香りなんでしょう・・・・
場所が場所だけに、旅行で鳴子温泉にに行ったときでもないと、関東からは
気軽に行けませんが・・・
手打ちそば・おさだ【宮城県北 黒川郡大和町】
残念なことです。。
2年程前になりますか。某国営放送で、自分から蕎麦切りが下手だと自白している渡辺氏ですから、あまりつるし上げないほうがいいでしょう。
目下宇都宮の一茶庵で休みの日に修行に励む主人です。
ちなみに息子さんが八王子あたりでやはり蕎麦屋をやってますから、おちかくの方は探しながら一度行かれてはどうでしょう。
それより、つくば方面には結構いけてる蕎麦屋がありますよ。
TX(つくばエクスプレス)も開通したことだし、子供追い出しませんから、お試しあれ。
改めまして、yukaさん、、これからもよろしくお願いします。
んーんーんー(;_:)
ありがとうございますっ。。
yukaちゃん、カワイソ。
なんで、「金森さん」がここに苦情を書きこまなくちゃいけないの?
なんだかすっごく不思議だぜ。ここのブログを見てこのお店に行ったとでも言いたいのかな?それにしても筋違い。文句を言いたければ直接お店に言えばいいこと。
なんだかなぁ・・・・
ただ、私からはなんとも言えませんが、(私が行った時は本当に空いてたので)混雑した時には、平常の姿と異なってしまうこともあるんですよね。
ただ、それを理由で許されることではないのは当然のこと。
何を申し上げたらよいか、難しいのですが、
とにかく、残念でした。。
せめて、金森様の受けた状況、気持ちが、主人届くといいな、と私も思います。
前もってtelして16日がお休みで14日・15日は3時までで、尚且つ蕎麦が売り切れ弊店と伺いましたので、8月14日埼玉県入間市の自宅を9時に出発して1時に入店できるようお盆渋滞を覚悟で(楽しみのほうが大きかったので)出かけました
丁度1時に村屋東亭につき、店構え等もゆっくり見ながら先人の並んでいる後に夫婦で並びましたが、下記の点でガッカリし、
二度と行く気がしなくなりました
1) 訳のわからないおばさんが(中村さん)
店の手伝いをしており、あと片付けだ けならいざ知らず、席の案内から注文 を受け付けていました
(後で女将さんとのやり取りから近所 のおばさんでお客とわかりました)
2) 店のおしながきも見せずに「もり」しか 受けられませんと言われました
** そのあと蕎麦前を注文できないか女 将さんにたずねたら、冷酒と蕎麦味噌
を受け付けてくれ早々に持ってきてく れた
** 我々が帰る寸前に入店した二人の客 のてんぷら蕎麦も受け付けた
3) 本命の「蕎麦」だがガッカリしました
「蕎麦」に対する愛情のかけらもない のびきって、ベトベトになった「もり蕎 麦」を無造作にだされよっぽど全部残 して帰ろうかと思いました
4) 私達が店にいる間に二組6名のお客 様が一旦は席につきながら帰ってしま いましたが、お店からは何の詫びや、
声かけもなく(一組は品川ナンバーの 車でした)私たちがビックリしました
以上ですが私が「高橋さん」に並ぶ「蕎麦」
を期待したことが間違いだったと思い知らされました
最後にもういちぢ言わせてください
「蕎麦」に愛情をもってください
お客様をもてなす心を忘れないでください
大変生意気な物言いですが「蕎麦」を愛する一人として思わず手が動いてしまいましたことを、お許しください
なんか、ちょっとお茶目な一面を見せてもらっちゃったんですよ♪
又、ここもこれまでの茨城の蕎麦と違い、蕎麦の世界の広さを感じました。
と、同時に、またまた、他への興味をも。。
ふつ~はここでお気に入りのピンクの塩に出会ったのでした。ふつ~は水戸から電車で行きましたから遠慮無く蕎麦前からフルコース、いい気分で会計しているときに奥様が歩きですか?駅までお送りしましょうかと・・・、気持ちだけ頂きましたが和めましたね
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