ようやく健康診断も終わり、禁酒明けて、いざ浦和へと。
今日は、初めてというお友達も誘って、夜の「庵 浮雨」 。
浦和駅西口、伊勢丹の裏の路地に現れる、アンニュイなビル「ナカギンザ」。
夜は、昼とは違って、やはり人の足も多い中…
すっと下ろされた純白の暖簾。
浦和 「庵 浮雨 -un peu‐」
入口横に貼れている、今日の産地をチェックして…
夜の口開けすぐの、18時前。
まだお客さんのない中、3人カウンターに並んで腰を下ろしたら、
まずは…、ビールの美味しい季節になってきた、ハートランドで乾杯~
お通しは、定番の「おから煮」
…と、思ったら、これも一新、オリーブオイル仕立ての「洋風おから煮」。
中にオリーブの実まで入っていて、これが美味し~いっ
思わず三人jそろって、「お持ち帰りしたいな~ 」
と、ほっとしたところで、手にするお料理のお品書き。
すごいっ、さらに洗練され品数もどっさり増えている
どれもこれもが美味しそうで…、今日は「ハルちゃんのオススメで。
と、まず出されたのは、埼玉「シャッキンナシ」大豆で手作りされた絶品「豆腐」。
とろ~り柔らかく、何も漬けなくても甘みに風味が濃厚。
…のところを、「オリーブオイルも垂らしてみて」との事で、
ピンクソルトをそっとまぶし、オリーブオイルを垂らし食べてみると、
途端に地中海の味わいになって、これが又美味
さらに、一切れづつ出された「トマトのお浸し」。
和出汁にサフランを混ぜたこの出汁が美味しく、トマトが甘~い。
上に蕎麦の実がトッピングしてあるというのも、ニクい演出
こまごまと出してくれるのは、酒飲み心をくすぐるところ。
続いて、「ほうれん草の胡麻クリーム和え」。
クリーミィーな胡麻の和え衣は、濃厚かつ円やか仕立て。
これらを前に、早速お酒が欲しくなり…
銘々好きな銘柄をそれぞれ、半合づつ選び、
私は長野の「豊香」で、再び乾杯~。
その間に、見目にもかわいい「自家製湯葉の生ハム巻き」に、
三人で、と出された「本日の小皿料理」の中の二種。
粗くたたかれたまぐろに、優しい味わいのタルタルソースが絶妙な
「まぐろタルタル」に、
「砂肝のコンフィとレンズ豆のサラダ」。
ここで、趣向を変えて、栗焼酎「だばだ」を頂き…
待っていましたっ、ハルちゃんの「自家製燻製」盛り合わせ 。
しっとりとした鰹に、この薫香がたまらなく、
ホタル烏賊の燻製は、生で食べる数倍も旨みが味わえ、
も~う、言葉にならない美味しさ、粒々がうごめきあう、
大好物の「たらこの燻製」。
これは…、日本酒で頂きたいな
さらにもう一皿は、お肉バージョン、「鴨に馬刺しの燻製」も。
そして、これも大好き、「地ドリのササミと春菊のとりわさサラダ」。
ふわっと広がる春菊の香りに、ほろりとほどけていくササミ肉。
和でありながら、どこか洋風の味わいが、庵浮雨ならでは
これには、すっきりとした「磯自慢」をお願いし…
前回、試作で、と頂いた「出汁巻き風スクランブルエッグ」の完成品。
「出汁巻き風オムレツ」は、熱々の出来たて。
見た目オムレツだけど、出汁がじわ~り染みた、ほろほろの玉子は、
どこか、バターの香りもするようで、しっかりと和の味合い。
最後は、食べてみたいと思っていた、帆立好きにうれしい、
「ホタテのムニエルバター醤油」。
どれもが、きちんと作られた、本当に美味しいお料理ばかりで、
ハルちゃんの腕のセンスに、すっかり魅了され尽くし…
そろそろ、お蕎麦を頂こう 。
と、食べてみたいと思っていた「サフランクリーム」。
日替わりのクリーム系が、今日はそのサフランだそうで、迷わずそれを
他二人は、「肝せいろ」に、「温かい胡麻汁」を選び、早速注文。
頼むと程なく、自家製粉し打たれた十割蕎麦に、もり汁が添えて出される。
端正に切り揃った、角の凛々しく立った細切りの蕎麦。
その中に、透明な蕎麦の粒がところどころ埋まる、上品な粗挽き。
手繰り上げれば、ふわ~り、豊かに広がる蕎麦の香りに、
しっとりとしなやかな心地のいい腰が歯を包み込み、
噛みしめると、じわ~り広がる、香ばしさに甘み。
ああ、ハルちゃんのお蕎麦は、やっぱり美味しい~
と、添えられたもり汁が、又旨い。
すっきりとして、出汁がきれいに交わった奥行き深いもり汁。
そのままで、もり汁で食べてしまいそうなところに…
肝せいろの「肝汁」が置かれ、
続いて、温かい「胡麻汁」も。
ほかほか、温かい胡麻汁は、濃厚な胡麻の味わいで…
いよいよ、念願の「サフランクリーム」(別名:「あられクリーム」)
浅葱が散らされた、柔らかいクリーム色の汁は、「花巻クリーム」に似ているが…
浸してみると…、こっ、これっ、美味っし~いっ
庵浮雨独自の洋風出汁に、帆立の出汁などが加えられたクリーム汁。
円やかで柔らかく、味のふくらみのあるこの汁がとにかく美味しい。
蕎麦に絡め頂くと、蕎麦の香ばしさにこの汁が交わった、妙々たる融合。
しかも、貝柱まで入っていて、この汁にすっかり心はわしづかみ
「こっちにも回して」と、代わる代わるに頂いて…
ああ、これ、もっと食べたい~。
最後には、程良く白濁した熱々蕎麦湯で、
サフランクリームに、もり汁もたっぷりと頂いて…
ご馳走様でした~
あれこれ食べてみたいと思っていたお料理をたっぷりと堪能し、
念願の「サフランクリーム」にもううっとり。
浦和がもっと近ければ、毎週だって通いたいなあ…。
「庵 浮雨 - un peu - 」
埼玉県さいたま市浦和区高砂2-8-11
ナカギンザ内
048-825-0468
11:00~14:00 / 17:00~21:00
月曜定休
禁煙
2011年 1月20日 絶品!「花巻クリームせいろそば」
2010年11月11日 やっぱり旨いっ、「カレークリーム鴨せいろ」
2010年 7月11日 「花巻クリーム」せいろそば
2010年 6月29日 絶品「タラコの燻製」、「トマト蕎麦」と「カレークリーム鴨せいろ」
2009年11月12日 「カレークリーム鴨せいろ」に、「鰊のトマト煮」
2009年 9月29日 祝!開店。「燻製」に舌づつみ、香り高い「おろしそば」
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又見に来て下さい(^^)
また遊びに来ます!!
何故かしら…
私も、悲しい。
入れる事、私もお祈りしています。
お休みは…不定期ですか?
でも また行きますっ!
このクリームつけ汁は、すごいです!
こちらのご主人は、フレンチをやっていた殊もあるので、本格的。
一度、ぜひ食べてもらいたいです(^^)
どれもこれも美味しそう~
特に砂肝のコンフィとか、とりわさやら…
クリームせいろも食べてみたいですねぇ…
ああ、よだれが…
ぜひぜひ、サフランもいいですよ~(^^)。
嬉しくなっちまいますわ♪
これは是非とも確認せんとイカンね。
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